2016/10/10

ぽけもんGO 日本でついにリリース!なぜ海外が先なのかその謎に迫る!!

 

2016年7月22日、ついにあのポケモンGOが日本で配信されました。

何故日本から配信スタートしないんだろうか?

皆さんは分かりますか?

アメリカでの爆発的な人気(他国でもそうですが・・)の裏にある理由を考察してみるためにこの記事を書きました。

なぜ、アメリカのリリースが先に行われたのだろうか? う~ん※??あくまで私見ですが考えてみました。

ポケモンGO配信で予想される問題点

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画像引用元:ライフハッカー編集部

⇒ ポケモンGO!レアポケモントップ10!更新! (出典元:JASH) 

ポケモンGOのようなアプリは、あらかじめ様々な状況・問題点が発生するとの予測がたっていると考えます。

まずアメリカでリリースすることで、発生する問題点・課題などを日本でのリリース前に事前に把握しておきたかったのではないでしょうか。

実際に、危険区域への立ち入り、不注意による事故、あるいは過熱した人気を逆手にとった事件、偽アプリによる詐欺など様々な問題点が浮上してきました。

これらは想定ではなく、リアルで発生した事象です。

日本のマスコミでは、こうした問題点などについて、実にタイムリーに報道したために、相当数の日本人がポケモンGOについての認識・興味を持ったに違いないのです。

こうした事態を受けて政府までが内閣サイバーセキュリティセンターのお達しとして、注意点をまとめたチラシなどを用意したほどです。

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画像引用元:0テレNEWS24

内閣サイバーセキュリティセンター ⇒ 危険な場所に入らない、歩きスマホは×――「ポケモンGO」注意事項

7月6日にアメリカでリリースされ、そのおよそ2週間後の22日に日本で正式リリースがなされるまでに、こうした様々な問題点・課題について広く日本人に知らしめ、また対応策などについても多くの指摘がある中で、お膳立てがそろったのではないでしょうか。

そして夏休みにはいってから最初の土曜日に配信するという、実に周到に計画されたものと私は考えます。

これも推測ですが、恐らく任天堂もアメリカでこれほどまでに爆発的な人気が出るとは思っていなかったと思います。

では、なぜアメリカでこのような爆発的な人気を得ることが出来たのでしょうか、その点について考えたいと思います。

アメリカでの爆発的な人気の訳

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画像引用元:Engadget

さて、その前にポケモンGOとはどのようなゲームなのかについて、理解されていない方のために、概要を説明しておきます。

ポケモンGOとは?基礎的な理解

「ポケモンGO」は、スマホのGPS機能(自分のスマホの位置を正確に知る機能)と拡張現実(augmented reality、略してAR)機能などを活用したゲームです。

プレイヤーが自分の今いる現実世界をもとにした拡張現実(AR世界)の中で、スマホの画面上のデジタル・マップやカメラを通し、モンスター(ポケモン)を探し出し、捕まえるというゲームです。

そして、より多く、より珍しいポケモンを捕まえようとする「宝探し」的な遊び方だけでも十分に楽しめる仕様になっています。

本来、子ども向けゲームなので、誰でも簡単に楽しめるのも魅力の1つとなっています。

ポケモンの捕まえ方は、見つけたポケモンに、スマホの画面上を指でスワイプし(なぞり)てポケボールを投げつけるだけです。

ゲームをする人は頻繁にポケモンが出現しそうな場所を求め、みんなスマホ片手に出歩くことになります。

デジタル・マップには、今、自分がいる場所の近くにいるポケモンの種類や、そこまでの漠然とした距離を示す「ニアバイ」(近くという意味)機能がついており、自分が移動すると、スマホのGPS機能によって、その画面が変化するため、これをコンパス代わりに使用して効率的にポケモン集めを楽しめるようになっています。

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またポケモンの中には、進化するものもいます。

進化する前の同じポケモンを、たくさん捕まえると「進化のカケラ」が集まってきます。

「進化のカケラ」が一定量貯まると、そのポケモン一匹を更に進化させることができます。

また、ポケモンを捕まえるためのモンスターボールや、道具、経験値、さらにはポケモンのタマゴなどはマップに出現する『ポケストップ』で入手することが可能となっています。

そのポケストップは名所や、有名なモニュメント、など世界中のありとあらゆる場所にあります。

またポケストップには、
① 捕まえたポケモンを戦わせるジムと
② ポケモンを捕まえる際に必要になるポケ・ボール(Poke Ball)などのアイテムを無料でもらえることもある
名所案内の2種類があります。

プレイヤーが持ってるポケ・ボールは無限ではなく、数に限りがあるので、常時、集めておく必要があり、必然的に、ポケストップになっている名所をぐるぐる巡ることになるのです。

その結果、日頃、慣れ親しんでいる自宅や職場の近所で、「これまで見過ごしていた名所の存在に初めて気づいた」、あるいは「これまで足を運んだことのない公園の奥にある素晴らしい景色を教えてもらった」といった声も出ています。

ニューヨーク・タイムズ紙では、こうした現実世界をもとにした「ポケモンGO」の拡張現実(AR)世界の名所案内が、実は、ツアー・ガイドとして役立つという提言まで報じています。

「ポケストップ」を訪れると、時々「ポケモンのタマゴ」を見つけることが出来ます。

「ポケモンのタマゴ」は、「ポケットモンスター」シリーズのポケモントレーナーと同じように、あなた自身が数多く歩くことで、かえすことができます。

どんなポケモンに出会えるかは、タマゴをかえしてみてのお楽しみになるというわけです!

そして、より多くのポケモンがいる場所(公園やパブリック・スペースなどに導かれることが多い)を探していくと、このゲームの大きな特徴の一つである外に出るという能動的な行動を自然に取れるのです。

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画像引用元:ヤフーnews

ポケモンGOの機能設計において今からちょうど1年ほど前の2015年7月11日に、大勢の方々に惜しまれながら55歳の若さで亡くなった、任天堂の岩田聡前社長の思いが込められているとも言われています。

「ポケモンGO」の開発を進めていた岩田さんは、「ゲームは確かに楽しいが、それが原因で子供達が外で遊ばなくなった。

外に出て遊べるゲームにしよう」と語られていたそうで、「ポケモンGO」がリリースされた後、その開発に関わった方は、「岩田さん、ようやくここまで来ました。どうか空からどれだけの人々が外へと飛び出していくか、見ていてくださいね。ポケモン GOが、現実の世界の捉え方を変えるきっかけになったら。世界が素晴らしい場所であることに気づくきっかけとになってくれたら、と願っています。」とコメントしたそうです。

ポケモン人気の理由

ナイアンティック社の開発者とポケモン社の日本人開発者からのメッセージがYoutube動画としてupしています。

リンク⇒ Pokémon GO 開発者メッセージ

さあ、いよいよ本題のアメリカにおけるポケモン人気の高さ理由について考えてみますが、その前にこうした優れたゲームソフトを開発したナイアンティック社について触れておきます。

開発会社:ナイアンティック社

ポケモンGOは任天堂と、グーグルの親会社アルファベットからスピンアウトしたナイアンティック社との共同プロジェクトにより開発されました。

GPS機能や拡張現実機能を使って、陣取り合戦やスタンプラリーなどの要素を楽しめるスマホ向けゲーム・アプリの「イングレス」を開発したナイアンティック・ラボは、7月16日、東京で1万5000人規模の参加を見込むイベント「AEGIS-NOVA TOKYO」(イージスノヴァ東京)を開催しており、流行や最先端技術に敏感な一部の人々の間では、日本を含め、世界的に人気を得ている開発会社です。

基本的な成功の要因

主に3つの理由が挙げられます。

① 「宝探し」的な楽しさや、人間がもともと持っている「狩猟本能」を刺激するから、といった理由

② GPS技術や拡張現実機能などの最新テクノロジーを活用しつつも、子ども向けのゲームなので、比較的分かりやすく仕上がっているとう理由

③ 「ポケモンGO」のゲーム内のアイテムを使って、集客アップや売上げアップに成功したお店が出てきたことも人々の興味や関心を引き付けた理由

7月20日に日本マクドナルドホールディングスは、大ヒット中のモバイルゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の日本配信で提携し、ゲームの鍵を握るロケーションとして自社店舗を提供する予定と発表しています。

またニューヨークにあるピザ屋、L’Inizio Pizzaのマネージャーが、たまたまポケストップになっていた自分のお店に、「ポケモンGO」のゲーム内でポケモンを呼び寄せるアイテムを試しに10ドル分購入して置いてみたところ、そこに集まるポケモンを捕まえるためにやってくるお客さんが大幅に増え、その日の売上げがなんと75%もアップしたとニュースにもなっているほどです。

このピザ屋の他にも、すでに類例は多数報告されており、世界の広告産業の首都とも呼ばれるニューヨークの広告業界は、「ポケモンGO」を活用し、何か新しいより効果的な広告宣伝やプロモーションができないかとポケモンGOに大きな期待を寄せています。

そして先に紹介したツアー・ガイドとしても役に立つといった指摘等も含め、様々な観点から、「ポケモンGO」がヒットした理由は挙げられています。

しかし、こうしたある種想定される理由だけでこのような爆発的な人気が出たのでしょうか?

アメリカならではの内在した深い理由があるのではないかと考えます

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画像引用元:ポケモンメモ

深い理由の背景には『近年のアメリカで、日本のポップカルチャーや日本文化の象徴的存在になっているNintendoとPokemonによるコンテンツとしての魅力があった』からではないでしょうか?

日本のポップカルチャーが世界に受け入れられているのは、日本という国の文化や人々の生き方に引き付けられるものがあり、共感を感じるからでしょう。

日本の伝統的な特質(「宗教的な規制がない」、「イデオロギーに縛られない」、「自由奔放に表現する」、「はかないものを愛する」、「自分で働く」、「他人と協力する」)が日本マンガの底流に流れています、そうしたものに多くの外国人が惹き付けられるからだと思います。

いかにポケモンがアメリカ人にとって好感を持っているかの調査結果がありますので見てみましょう。

米民間調査会社Pew Research Centerが2015年4月に発表した調査結果「Americans, Japanese: Mutual Respect 70 Years After the End of WWII」から、アメリカの人における日本のあれこれに関する認知度を確認していくとポケモンは51%の好感意見を得ています。

イチロー47%、村上春樹13%、小泉純一郎12%、安倍晋三11%と比較してもいかに好感を持って捉えられているかがよく分かります。

そしてNintendoの評価が圧倒的に高いことも背景にあります。

アメリカでは1980年代前半に起こったソフトの粗製濫造、通称アタリショックによって、ゲーム市場が崩壊していました。

そうした向かい風が吹くアメリカ市場で、日本で人気のあったファミコンタイトルのクオリティの高いソフトを選りすぐって投入したこと。

また日本ではたいした売上げではありませんでしたが、ダックハントと呼ばれる拳銃型コントローラ(光線銃)を用いて鴨を撃ち落すゲームを本体同梱版として提供したところ、爆発的な売上を上げ、”ニンテンドー”という言葉がゲーム機の代名詞として広まるほどになりました。

参考までにNintendoのアメリカでの評価を示します

●任天堂は、一部のマニア向けの最新テクノロジーを、世間一般の人々にも魅力的で、誰でも簡単に楽しめる身近な存在に変えた

マリオが誕生する前、アメリカのビデオゲーム界では、あのように親しみやすく可愛らしいキャラクターは存在しなかったのです。

そんなアメリカに、任天堂は、「カワイイ」キャラと、いかにも日本の企業らしい細かな部分にまで配慮の行き届いた、優れた操作性やゲーム・バランスなどによる革命をもたらし、ビデオゲーム、つまり、当時、一部のマニア向けだった最新テクノロジーを、世間一般の人々にも魅力的で、老若男女を問わず誰でも簡単に楽しめる身近な存在に変えたのです。

●任天堂は、日本のポップカルチャーや文化の象徴的存在になったポケモンを生み出した

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日本の「カワイイ文化」をアメリカで普及した先駆者としてのイメージも持つ任天堂と、ピカチューを筆頭に可愛いらしいキャラクターがいっぱい登場するポケモンの親和性は抜群で、アメリカでポケモンは大ブレイクしたのです。

しかも、ポケモンのブレイクは、アメリカ国内で、日本生まれのアニメや漫画の人気が急速に高まっていった時期にちょうど重なったため、単なるアニメやゲームとしてではなく、『日本のポップカルチャー』や『日本文化』や、さらには『日本人の美徳』のようなものまで内包し、象徴する特別な存在の1つとして、アメリカ国内で広く認識されるようになっていきました。

日本のポップカルチャーや日本文化は、世界各国で興味や関心を持たれ評価されていますが、その背景には、何かしらのかたちで『日本人の美徳』に対する共感や憧れが潜んでいます。

そこに気付けるかどうかがグローバル時代を生きるこれからの日本人にとって、重要な意味を持ってくるとも思います。
そしてこうした評価を踏まえてもっと自信をもってもよいと思います。

●近年のアメリカでは、1980年代から2000年代初頭に生まれた「ミレニアル世代」(10代半ば~30代半ば)が、消費の中心

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画像引用元:MarketHack

現在このミレニアル世代が経済や社会トレンドを牽引していると言われています。

彼らは当時のアメリカの平和で穏やかな環境で育ってきており、小学校高学年から中学生になる頃にポケモン等任天堂のゲームで遊んだ懐かしい思い出があります。

そうした理由で、アメリカのミレニアル世代はポケモンの話題になると、つい好意的に受け止め、自ら何か行動したくなってしまいます。

すでにこの点を指摘する声は、各種メディアで報じられており、自らもミレニアル世代のど真ん中だというニューヨーク・タイムズの記者によると、リリース直後から試しに「ポケモンGO」をやってみたら、懐かしいキャラクターが続々と出てきて強烈なノスタルジーを感じたそうです。

さらに、リリース直後に彼が出会った「ポケモンGO」をやっている他の方々は、ほぼ全員ミレニアル世代だったとのこと。

私もそうですが、日本人の多くは実際に、NintendoやPokemonが、近年のアメリカ国内でどのように受け止められてきたのかをよく知らないと思います。

従って「ポケモンGO」が日本でリリースされても、ここまでの人気を得られるかどうか、早くも疑問視する声があがっていたりもしますので、今後の動向については目が離せません。

今回、見てきたように、こうした日本のポップカルチャーや日本文化を背景に持つ、日本ならではの『コンテンツの魅力』を備えたものが、他にもたくさんあると思います。

我々はこうした魅力について、あまりにも身近に存在するが故に気がつかない・意識しないことが多いのでないでしょうか。

しかし、こうした日本ならではの魅力を海外からの評価を目にすることで再認識しているケースも多いと思います。

今回、ポケモンGoという現象について記事を書くことで、さらには日本独自の持つ魅力がアメリカなどの海外から高い評価で見られている現状をあぶり出すことも目的の一つとして書きました。

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