追記:2017.5.18 信じられないこの美しさ!これが万年筆(打ち上げデザインロケット)?? → この記事の最後に追記しました!
私は日常文章を書くときには、仮名漢字変換によるパソコン、スマホでの入力がほとんどです。
そんな習慣が当たり前のように、何の違和感もなく生活していたある日、いざ手書きで文章を書こうとしたとき、当然書けると信じていた漢字を書けなくなっていることがあります。
思い出そうとすればするほど書けなくなってしまうのです。
皆さんそんな経験がありませんか?
「これはやばい!!」と青ざめました。
そこで、出来るだけ手書きという行為をこなすことで、正しい漢字を書く訓練をしようと一大決意をしました。
この記事の目次
万年筆

「筆記用具をどうしようか?」
ボールペンも味気ない!そうだ万年筆を使ってみよう!
30代の時に、何となく、「大人のゆとり」みたいなかっこよさにあこがれ、万年筆を使おうと思いしばらく使っていました。
しかし、忙しさに紛れ手書きで書くことをいつしか辞めてしまいました。
今回は、「漢字を忘れないためにも万年筆を使って手書きで文章を書く」という動機がはっきりしています。
中途半端にはしません(決意表明(^0^))
ある日、大手本屋に足を運びました。
トレンドを映す鏡とも言える本屋には、文房具を特集した雑誌が並んでいます。
するとどうでしょう!
万年筆を特集した雑誌が数多く目につきます。
デジタル時代に、今、アナログな文房具が空前のブームとなっていることもあるのでしょう!
Googleトレンドで「万年筆」を調べると、結構検索需要があり、ちょっとびっくりしました。
こうした万年筆のブームに興味を持ったのでいろいろと調べてみました。
この文房具ブームを背景に、今、『万年筆』に興味を持つ若者も増えていることが分かりました。
万年筆の魅力

なぜ万年筆が人気なのか。その魅力について少し語ってみます。
そう言えば以前、TV人気番組の「カンブリア宮殿」で文房具扱い店舗として有名な「伊東屋」を特集していました。
そのときに、「伊東屋の売上の25%程度を万年筆が占めている」と言われていたことを思い出しました。
東京銀座の一等地に店を構える「伊東屋」に足を運んだ方はお分かりと思います。
地下から6Fまで、ありとあらゆる文具関連商品が配列されており、多くの人が足を運びます。
そうした多種多様な商品総販売額の20%近くを万年筆が占めていることに驚きました。
万年筆を買いに伊東屋の万年筆コーナーに行くと、思った以上に若い人の姿が多いことに気がつきました。
『万年筆』と聞くと何となく高価で、年配の方が使っているイメージを持っていましたので、少々意外でした。
若い女の人も熱心に見入ってます。
何を興味を持ってみているのだろうかと、のぞいてみると「カクノ」という万年筆メーカーとして有名なパイロットが発売している製品を楽しそうに見ているのです。
パイロットの「カクノ」

なにやら、きれいな色合いで今までの万年筆のイメージを覆すような商品です。
私も手にとって、試し書きをしてみました。
万年筆が備える重量感を感じない(失礼)製品の割に、ものすごく書きやすいのです。
これは、おしゃれな若者にとっては気になる製品です。
「万年筆の世界は、今新しく変化しているんだ、奥が深いぞ」と思い、その日は何も買わずに帰りました。
「もっと調べてみよう」と思い、それからじっくりとよい製品を選ぼうと考え直しました。
パイロット

パイロットは1918年1月27日(大正7年)「書く」という文化を次世代に伝えるために(大正7年)に創業された文具関連の老舗です。
特に万年筆メーカーとしての地位をしっかりと堅持し続けているメーカーです。
万年筆の代表格としてパイロットの「カスタム 74」をあげることが出来ます。
私も、価格、書き味など総合的に判断してこの「カスタム 74」を購入しました。
その製品については後述します。
さて、「カクノ」について話を戻します。
ヨーロッパでは子どもが学校で文字を習う授業で(日本でいうところの「かきかた」)、万年筆を使わせることがあるそうです。
さすが歴史の違いを感じます。
もちろん、子ども用の万年筆もさまざまな種類が出回っています。
日本では長らく、万年筆といえば高級品のイメージが強かったのですが、それを払拭したのがこの「カクノ」です。

もともとは子ども向け万年筆として発売されましたが、カラフルでコロンとしたデザインが人気を呼び、若い女性を中心とした大人にも大ヒットしました。
そうした相乗効果もあり、一つの商品につき年間数万本が売れたらいいという万年筆の世界で、2013年10月に発売したこの万年筆「カクノ」が、100万本を突破するメガヒット商品になったのです。
パイロットとしては初めて出会う万年筆が愛着のあるペンになって欲しいとの思いから企画した商品です。
積極的に小学生を対象にした「ワークショップ」の開催などを行っていることから考えると「カクノ」は、今まで購買対象にはならなかった小学生層を想定した商品でした。
ゲームに夢中な小学生にとっては、書くことも大事!そんな新たな書くという経験、それも万年筆を使って!なる新たな経験をお子さんの好奇心を刺激してやってみませんか? そんな親御さんにはパイロットが主宰するワークショップ(小学生対象)がお勧めです。 ⇒ 「ワークショップ」のご案内はこちら
そんな万年筆を1,000円という安価な価格設定で売り出したパイロット社。
LOFT、ハンズ、街の文具店など、若者が気軽に入るお店に商品が並んだことにより、主たるターゲットの「子ども」だけでなく、安価で手に入るカクノが若者を中心にブームを巻き起こしました。




バブル景気後に大人になった30~40代にもビギナーは多く、そうした万年筆ビギナーの大人にも大好評です。
また1本1,000円(税抜き)という価格や、ペン先を顔に見立てたキュートでカラフルなデザインで、若い女性からの熱い支持も受けているのです。
(2014年グッドデザイン賞・キッズデザイン賞を受賞しています)

進学祝いとしても人気ですが、職場の後輩女子などへ気の張らないプレゼントをしたいときなどにも使えそうですね。
文具専門店「伊東屋」(東京・銀座)の万年筆売り場では、「カクノのヒット以来、客層に変化が起きています。それまで高級万年筆を買い求めるコレクター系の年配客が多かったのですが、初心者向けのカクノの次に使う「2本目」万年筆を買い求めようと、若い人の姿が目立つようになった。」と万年筆売り場責任者が言っていました。
伊東屋の万年筆バイヤー、平石康一さんは、売り場で「字がうまく書ける万年筆はどれですか?」と聞かれることが多くなったといいます。
デジタル時代になっても、ここぞというときに気持ちを伝えるには、やっぱり手書きの手紙やカードが一番だという認識が高まりつつあります。
ただ、字を書くのは苦手という人は多く、そんな人に平石さんは、次のように言って万年筆を薦めるそうです。
「万年筆なら、どんなにクセのある文字も味わいに変えて、書く人のキャラクターを出しやすい。今までは持っているだけでステータスだった万年筆ですが、今はその文字の特性にも注目が集まっています」

私も早速、アマゾンでグリーンの「カクノ」を購入して、使ってみました。
定価1,000円+消費税で、アマゾンなどでは実売価格800円前後で購入可能です。
値段の割には、書きやすさはもちろん、使い勝手をよくするために様々な工夫がされており、これは売れるわけだとつくづく感心しました。
お子さんに買い与え、ちょっぴり大人になった気分を感じさせながら、文字を書くことに興味を持たせる一つのアイディアだと思います。
是非1本買ってご覧になったらいかがでしょうか? ただしペンの色が10色もあるので必ずお子様に何色が欲しいかを確認して下さいね(^0^)

私はペン先の太さ(細)を購入しました。
やはり1番のポイントは書き味ですが、従来の安い価格帯の細字だととかく「カリカリ」がありましたが、その「カリカリ」感が少なくとても書きやすいのに驚きました。
そして持ちやすいので疲れませんので、丁寧に字を書くことが出来ます。
ボールペンで書く機会は多いのですが、何故かこのような低価格帯の万年筆であっても、ボールペンに比べ文字を丁寧に書こうという気持ちになります。
そして万年筆ブームの火付け役の一つに、インクの存在があります。
カクノ人気で高まった万年筆ブームに追い打ちをかけたのが、同社のインクブランド『色彩雫』です。
パイロットインクブランド『色彩雫』

通常の色彩雫は50ml入り1,500円のインクですが、『色彩雫mini』は1本15ml入りが3本で2,100円。
「より多くの色を手軽に楽しみたい」というユーザーの意見を見事に反映させた『色彩雫mini』が、万年筆ユーザーの裾野を広げました。
色彩雫24色の中から3色自分の好きな色を選んで購入できるのです。

また色のネーミングが実に憎いのです。
私が購入した、3色「色彩雫」は「深海」、「朝顔」、「山葡萄」です。

パイロットとしては、手軽にインキを交換できるバックエンドの仕組みを改良してきました。
それが「コンバーター」という製品です。

パイロットが用意している分かりやすいサイトにインクの入れ方が詳細に動画で紹介されていますのでご覧下さい。⇒ インクの入れ方
インクの色を変えて楽しむ

自分の気分に合わせてインクの色を変えたくなります。
今日はいつも使っている「深海」ではなくて気分を変えて「山葡萄」にしようかな!
青だけでも7色から選べ、グレーや茶色などの渋い色彩も用意されています。
ここからインクを選ぶだけでも楽しい。
私が今お気に入りなのは「霧雨」というインクです。
クッキリしすぎない色合いが目に優しく、長時間の筆記でも疲れず、読み直す際の見やすさにつながっています。
「インクが選べることも万年筆の大事な機能なのだ」とつくづく感じます。
そんなときに、手軽なのは万年筆を複数本色別に持っているのが一番良いですね。
しかし、普段使っている万年筆は、もちろん「カクノ」でもよいのですが、男の色気を目指すには、やはりそこそこ重厚なものを使いたいですね。
私の場合は、まだ初心者なので、コストパーフォーマンス重視の「カスタム74」を使用しています。

この製品だと約1万円前後です。
従って、色別にそれぞれ用意するとなると、それなりに費用がかかります。
そこで、私の場合は「カクノ」の出番です。
普段は、「霧雨」を充填した「カスタム74」万年筆、気分によって変えたいときには、「山葡萄」「朝顔」を充填した「カクノ」を使用します。
「カクノ」はその期待に十分に応えてくれる書き味を実現してくれますので、大満足です。
では、次に現在万年筆初心者である私が、選び抜いた万年筆「カスタム74」を紹介します。
パイロット「カスタム74」

「カスタム74」は万年筆の老舗メーカーであるパイロットが自信を持って世に送り出した、万年筆の王道をいく代表的な製品です。
ほとんどの万年筆売場には「カスタム74」の試し書き用のセットが置いてあります。
私も、日常的に使用する万年筆を真剣に選ぶ際に、いくつかの大手文具店をまわりました。
そのカウンターでは1万円前後の万年筆をあれやこれやと試していました。
当然、「カスタム74」も試してみました。それぞれがよい書き味感をもっています。
選ぶのに悩みます。選びかねていた私が最後に訪れたお店では、時間を掛けて選べるよう机といすが用意されていました。
そこで、いろいろ試し書きをしているとあることに気がつき驚きました。
きちんと椅子に座って書いてみると、カウンター越しに立って書いていたときと感触が全く違うのです。
恐らく余計な力が入らないので、万年筆のそれぞれの微妙な違いが指や腕に伝わってくるのです。
そこで、私は迷うことなく「カスタム74」を購入しました。
ここまで書きやすいとは正直思っていなかったのです。
王道である「カスタム74」の存在感を改めて感じました。
万年筆の使い心地はペン先のフィット感も重要ですが、軸の太さや、軸の重さや重心のバランスがとても重要です。
キャップを付けると後ろにかかるウエイトが大きくなり、ペン先が浮くので、ペン先を動かす力加減が微妙に変化します。
座った状態で試し書きをした私には、こうした様々な観点で「カスタム74」が一番フィットしたのです。
「カスタム74」のペン先は、軸の色にかかわらずEF・F・M・Bの4種類があり、ブラックに限っては、SF・FM・SFM・SMの4種類を加えた計8種類から選べます。


通常は1万円の万年筆にペン先を8種類も用意すると、コストがかかりすぎて、大量に販売しないと採算が合わないのですが、さすがパイロットだと感じます。
ペン先について細字(F)と細軟(SF)迷いました。
SFの方が少し柔らかいのですが、入念に試し書きをした上で、SFよりもFのほうが書き味が好みと最終的に判断し細字(F)にしました。
書き味は、一言で評すると「ひたすら気持ちよく書ける!」です。
今まではボールペンを結構雑に使って書いていましたが、すべての手書きを「カスタム74」にしています。
あっ!時には気持ちを変えて山葡萄を装填している「カクノ」も使いますよ!
私の購入した「カスタム74」はスケルトンタイプのものです。中に充填したインクの色が見える近代的なデザインが気に入ったからです。
手帳の記述も最高です。「カスタム74」を使うようになって、丁寧に書こうという気持ちに自然になります。
このことは、気持ちの上でも大きな変化が起こり、自然に「心を込めて書こう」ということになります。
私にとっては、この点が万年筆を使用する大きなメリットと感じています。
そして、忘れた漢字に出会うと、すぐに電子辞書で調べ(ここでいきなりデジタルのお世話になるのか?辞書を引きなさい!)、忘れないようにします。(ワープロの自動変換だと忘れてしまいますよね)
文字修正
ところで、万年筆を使っている場合に困ることが一つあります。
それは「誤字、脱字」です。ボールペンを使用しているときは、便利な修正テープがありますが、万年筆では使えません。
万年筆のペン先が鋭利であるため、修正個所を削り取ってしまうからです。
そこで活躍するのがインク消しです。インク消しは、万年筆で書いた文字を綺麗に消してくれます。
私のお勧めなインク消しは「ガンジーブランド」です。
『ミスノン修正液』などのヒット商品で知られた丸十化成が昭和10年に『ガンジーインク消し万年筆用』が発売されました。
その後、修正テープの普及などにより2009年2月に事業停止しましたが、この伝説の商品はプラチナ萬年筆が『プラチナ インク消し』として復刻発売されていました。
現在は、残念ながら生産終了ということで、Amazonなので調べてみても在庫なしで購入できません。
以前、復刻版を使用して使い勝手がよく愛用していましたので、購入できなくなった以降も、ネットで探していました。
すると、嬉しいことに、「ガンジー(ガンヂー)インキ消【万年筆用】 IR-700 丸十化成」としてAmazonで購入できることを発見しました。(2017年5月時点:825円税込)
では、どのように使用するのかを説明します。
インク消しには赤液と白液の2種類の液体がセットではいっています。
赤→白→赤の順に交互に塗ると、フシギ……ですねぇ~万年筆インクは消えてしまいます。

製品には吸取紙も付属されているので安心です。




但し一つ注意せねばならない点があります。
万年筆用インクには染料インクと顔料インクがありますが、染料インクでないと消えません。
理由はインクの成分が染料インクと顔料インクでは異なり、インクとの化学反応によって字を消す為に、顔料インクには反応しないからです。
- 染料インクとは
多くの万年筆のインクは染料インクです。定番のブラックやブルー、そしてレッドの他、紫やオレンジなどカラフルな色があります。
本記事で紹介したパイロット万年筆の『色彩雫mini』も染料インクです。
染料インクはこのように選択できる色の種類が多い一方で、顔料インクに比べると耐水性や耐光性が低いというデメリットがあります。
水に濡れると線が滲む、あるいは日光に長い時間充てると色が薄くなる可能性があります。
日常的な使用では気にすることはないでしょう。
- 顔料インクとは
顔料インクは、非常に小さな色の付いた粒子を溶液中に分散させたものです(染料インクは紙を染めることで色を付けます)
したがって、顔料インクで書くと紙の上に色の付いた粒子が付着した状態になり、顔料インクは染料インクに比べて、にじみが少なく、耐光性も耐水性も高いのです。
一方、色数は少なく、染料インクに比べインクが詰まりやすいので日頃の手入れに気を使う必要があります。
この点に注意をすれば、万年筆のインク消しは非常に便利ですので万年筆をお使いの方にはぜひ使用してほしいものです。
誤字脱字を恐れずに気軽に万年筆で文字が書けますので、気分的にも楽なのが何よりもいいです。
Amazonでの売れ筋万年筆ベスト14
この記事では私が吟味の上で購入したパイロット「カスタム74」と今、若者を中心として大ブレイクした「カクノ」を紹介しました。
では、世の中でのいわゆる売れ筋は何でしょうか?
そんな興味も手伝って、Amazonでの売れ筋ランキング(2017年8月27日17時時点)を調べてみました。
1位から14位までを紹介します。
1位: PILOT 万年筆 カクノ 透明軸 EF(極細字)
2位: プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー 細字
3位:PILOT 万年筆 カクノ 透明軸 M(中字)
4位:パイロット 万年筆 コクーン チタン 細字
5位:PILOT 万年筆 カクノ 透明軸 F(細字)
1位にランキングされたPILOT 万年筆 カクノ 透明軸 のF(細字)
6位: プラチナ万年筆 万年筆 プレジール 細字 レッド
7位:プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー
2位にランクインしたプラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルーの極細商品
8位:ペリカン 万年筆 A ブルー ペリカーノJr 正規輸入品
9位: セーラー万年筆 万年筆 プロフィットジュニア 11-9924-300 スケルトン
10位: プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー 中字
2位にランクインしたプラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルーの中字
11位:万年筆 カスタム823(プランジャ式) 細字【透明ブラック軸】
12位:プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー ロジウムフィッシュ シャルトルブルー 細字
13位: LAMY ラミー 万年筆 safari サファリ ペトロール ペン先サイズ:EF(極細字)
14位:万年筆 天然竹製 細字 プレゼント ギフト 贈り物 成人式 卒業式 祝い 記念 [ケース付き]
いかがでしょうか。
アマゾンでの売れ筋なので、とりあえず万年筆ってどんなものか、使ってみたいという初心者向けの製品が多くランキングされています。
一つの商品につき年間数万本が売れたらいいという万年筆の世界で、2013年10月に発売したこの万年筆「カクノ」が、100万本を突破するメガヒット商品になったのを受けて、各社が同様な商品を開発して販売し、それぞれが特徴を出して、ランキングに名を連ねているのは興味深いです。
世界中の筆記具ファン、特に若年層から絶大な支持を集めるLAMY ラミー 万年筆 からもsafari サファリ ペトロールがランクインしています。
また、11位に万年筆 カスタム823(プランジャ式) 細字がランクインしています。
このカスタム823は、万年筆愛好家の要望に応える、プランジャー吸入機構式万年筆で簡単操作の大容量吸入機構でヘビーユースに最適なもので、こちらは文筆家の方に多く支持されているものと思われます。
いわゆる王道の製品ということでしょうか。
そして2位:7位:10位にそれぞれペン先のタイプが違う同種の製品「プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー」がランクインされていますが、売れ筋なようです。
ユネスコの世界遺産に登録されているフランスのシャルトル大聖堂。
世界で最も美しいと言われる中世のステンドグラスが、ほぼ当時の姿のままで保存されている稀有な聖堂です。
ガラス加工技術が急速に進化を遂げる一方で、シャルトル聖堂のステンドグラスのような深みのある色の再現は、技術的に非常に難しいと言われています。
とりわけ、その青色の美しさは比類なく、それゆえ、「シャルトル・ブルー」と称されています。
このプラチナ万年筆のセンチュリー シャルトルブルーでは、シャルトル・ブルーに敬意を示し、その色味の再現を試みたのが評価されたようです。
ということで、その深みのあるブルーに惹かれて購入されているのでしょう。
3,500円以内で買えるお手軽万年筆
万年筆を使っている人って、『かっこいいなー』というイメージがありますが、その反面、敷居が高いという思いがあってなかなか気軽に万年筆の世界に踏み込めないところがあります。
パイロットのカクノの爆発的なヒットにより、若い人の間でも万年筆をもっと気軽に使おうという風潮が出てきました。
そうしたこともあり、「万年筆をいつかは使ってみたいけど、値段がちょっと…」とお悩みの皆様に万年筆をもっと身近に感じられる、入門用万年筆をピックアップしてみました。
調べてみると3,500円以内で買えるお手軽で優れた万年筆はたくさんあります。
この価格帯で使いやすい定評のあるモノを選び出しましたが、何れも高評価を受けるだけあって初心者から愛好家まで幅広い方々にお使いできるものです。
価格がお手頃といってもあなどれません!
すでに万年筆をお使いの方も是非ご覧ください。
☆ペリカン ペリカーノアップ

入門用万年筆の人気定番「ペリカーノジュニア」の上級モデル
軽量かつ耐久性に優れたアルミ製のボディで作られています。
ペリカーノジュニア同様、グリップの表面には大中小3つのくぼみがあり使っているうちに正しいペンの握り方が身につきます。
またグリップはやわらかい素材を使い筆記時の疲れを抑えます。
アルミ素材の万年筆は、おしゃれで落ち着いた雰囲気を持つので、これから万年筆を使い始める入門者だけでなく、大人も子供も幅広くお使いいただくことができます。
色はアンスラサイトとシャンパンの2色です


参考販売価格 2,400円(税込)
☆パイロット カクノ

「えがおのマーク」のかわいいデザインと本格的な書き味で大ヒットとなった万年筆。
従来の堅いイメージである「万年筆」のイメージをくつがえすユニークな発想のもとに企画され、若い層に爆発的に売れたヒット商品です。
細部にこだわりのある、斬新なデザインはもとより、何といっても書き味のポイントになるペン先へのこだわりが特徴です。
ペン先は、パイロットの万年筆ラインアップにあった3000円程度の万年筆「プレラ」や「コクーン」と同種類のペン先です。
3000円の万年筆でも使われている品質の良いペン先を1000円で味わうことができるのはお買い得で、幅広い支持を受けました。
この「パイロット カクノ」につきましては、本記事の章立て『パイロットの「カクノ」』で詳細に記載しています。
参考販売価格864円(税別)
☆プラチナ万年筆「プレジール」

プラチナ万年筆 プレジール安定の国内メーカー!質実剛健! プラチナ万年筆「プレジール」万年筆は長期間使用しないとスムーズに書けずに不便な思いをすることがあります。
万年筆のこうした不便を避けるために日常的に使うことが推奨されています。
この書けなくなるストレスを解消するように、新しいパーツ構造をキャップ内部に導入し、1年間の実証実験を経てこれを解消。
カートリッジを差し込んだまま1年放置してもインクが固まらない「スリップシール機構」を搭載しています。
更にインクが乾燥して消失する量も大幅に改善した点が最大の特徴です。
「たまにしか使わないけどインク詰まりが心配」と万年筆の使用をためらわれていた方にもお勧めできる一本です。
日常使いの方にはもちろん、手紙、葉書、履歴書などたまのご使用でもインク詰まりの心配がなく、安心して使うことができます。
外装にはアルミ軸を採用し、特殊アルマイト加工で上質な輝きで、全11色の軸色が用意されています。
ドイツのデザインアワードを受賞したカジュアル万年筆シリーズ。
そしてペン先は細字と中字の2 種類が用意されています。
参考販売価格1,080円(税込)
☆ LAMY Safariラミーサファリ

ラミー サファリプロダクトデザインの本気! LAMY Safariラミーの「サファリ」はドイツ製のカジュアル万年筆の代表的なモデル。
アウトドアでも使えそうなデザインと、乱暴に書いても簡単にはへたれない質実剛健なペン先は、本当に“ボールペンのように使える万年筆”として絶大な評価を受けています。
これから万年筆を試したい人も万年筆に慣れている人も安心して使える、普段使い万年筆の代表製品です。
そのほか、カラーモデルの見た目の発色の良さ、人差し指と親指を置くと自動的に正しい持ち方になるグリップ、スケルトンモデルを想定してデザインされたコンバーターのデザイン、気密性が高く、長時間放置しても簡単にはインクが揮発しないキャップ……。
使えば使うほど、高い完成度を実現させています。
ペン先はかなり固めで、初めての人や筆圧の強い人でもスムーズに書けるので、ボールペン代わりと考えているユーザーには最適です。
軸色は全7色です。ペン先は極細字のEE(0.5mm)、細字のF(0,7mm)、中字のM(0.9mm)の3種類が用意されています。
参考販売価格2,480円(税込)
☆ペリカン ペリカーノジュニア

ポップでかわいい子供向け万年筆、書き味は本格的ペリカンが作った子どものペン習字用万年筆「ペリカーノジュニア」。
ドイツで、小学校で書き方を覚える際にも使われている万年筆で、子供用とはいえ、名門ブランドのペリカンの技術が注力された本格的万年筆です。
グリップの表面には大中小3つのくぼみがあり、自然に正しい万年筆の持ち方で持つことができますので、はじめて万年筆を使う大人の方にもおススメです。
遊び心あふれるカラフルなデザインは、子供はもちろん、大人の物欲も刺激する一本です。 参考販売価格1,500円(税込)
☆パイロット プレラ

鮮やかなカラーバリエーション(全部で9色)がそろった、気軽に使える万年筆。
サイズ持ち具合はまずまずでしたが、思ったよりも軽いのがやや計算違いでした。
全体的にはまとまって値段の割にはお買い得です。
鮮やかなカラーバリエーションがそろった、気軽に使える万年筆。
参考販売価格3,024円(税込)
☆セーラー万年筆 プロフィットジュニア-エス

遊び心溢れる初心者向けスケルトン万年筆!インクの色をきれいに見せるペン先。
セーラー万年筆の傑作と呼び声高い「プロフィット」シリーズのフォルムに、カジュアルなスケルトンボディを採用。
ペン先にはイカリマークの刻印が刻まれており、透明軸とシルバーパーツのコントラストが美しい、お手頃価格ながら実用的な一本です。
付属のサービスカートリッジインクを装着して、すぐに使い始めることが可能です。
万年筆入門モデルとしてはもちろん、普段使い用としてもおすすめです。
参考販売価格1,944円(税込)
☆プラチナ万年筆 バランス PGB-3000A クリスタル

カラーインクが存分に楽しめるカジュアルな万年筆。
本格的な、筆記にも充分耐える定評あるステンレスペンは、ペン先の厚みにもこだわり、根元は薄く先に行く程厚みを出すことで、筆圧をかけてもしっかりしたしなやかさを保ちます。
また、ボリュームのあるバランス形状のボディーとあいまって、安定した書き心地を提供致します。
薄い色の透明感のある軸によってカラーインクが外から感じられる素敵なカジュアルな万年筆です。
軸色はシャインクリスタル、クリスタルブルー、クリスタルローズの3色です。
鉄penらしいカッチリとした書き味です。コンバーターでの使用ですが、プラチナ万年筆 コンバーター 500【PLATINUM】を使用してください。
参考販売価格2,193円(税込)
☆プラチナ万年筆 プレピー

シリーズ累計販売1000万本を突破した格安入門万年筆!
1年間使用しなくても直ぐに書き出せる、高性能キャップ搭載!インクカートリッジを差し込んだまま、1年経ってもインクが固まらず書くことが可能な高機能商品です。
もちろんカートリッジで繰り返し使用できる本格的万年筆。ペン先とインクを同じ色にして、カラフルに仕上げてあります。
値段のわりに書きやすいと思います。
販売価格216円(税込)
☆セーラー万年筆 ハイエース ネオクリア


本格的な書き味!万年筆初心者の方にも気軽に使っていただきたい入門万年筆。
初心者向けにも最適な、細くて軽い「ハイエースネオ 万年筆」にクリアデザインが新登場!
ボディ(軸)はもちろん、大先からペン芯まで透明なので、インクが流れる様子も見えてわくわく感を感じます。
カートリッジインクのほかインク吸入器コンバータも 対応しています。
好みのカラーインクなどを入れることで、気分に合わせてコンバーターを差し替えれば、その都度変化するクリア軸を楽しむことができます。
参考販売価格1,080円(税込)
☆エルバン コンバーター付万年筆カートリッジ・コンバーター両用式万年筆!


1670年(ルイ14世在位時代)にパリで生まれたシーリングワックスとインクの老舗ブランド”エルバン” 製の万年筆。
欧州で流行・習慣とまでなった封ろう文化の中、王室のご用達とまでなったブランドです。
その後、インクの本格的な生産を開始し自然の中の豊かな色のイメージに着想を得たインクは定評を呼びフランスの国民的インクとして愛され続けています。
かわいらしいパッケージデザイン、インクカラーのネーミングでファンも多い、エルバンのトラディショナルインクのカートリッジタイプ。
ヨーロピアンスタイルのカートリッジが6本金属製の円筒ケースに収まりかわいいカラーイメージのイラストが描かれたラベルが貼られています。
エルバンのボトルインクを気軽にお楽しみいただけるインク吸入式コンバーターが付属した万年筆です。
スケルトンボディは軽やかで、なめらかなペン先のタッチが魅力です。
クリア・ボディでインクの残量がひと目でわかり、 キャップ部分に入ったさりげないエルバンのロゴが、デザインのアクセントとなっています。
インクカートリッジにも対応しているので、気分に合わせて使い分けてみるのもおすすめです。
お手頃なお値段なので気軽に使えます。
参考販売価格1,728円(税込)
☆セーラー万年筆 プロフィットジュニア


遊び心の溢れる初心者向けスケルトン万年筆「プロフィットジュニア」
セーラー万年筆の傑作と呼び声高い「プロフィット」シリーズのフォルムに全てが透明パーツでできた「プロフィットJr.(ジュニア)」が追加されました!
はじめての万年筆に、インクで遊びたい方に、万年筆を楽しみたい方に…いろいろ使えるオススメの一本です!
お手頃価格ながら実用的な一本です。
付属のサービスカートリッジインクを装着して、すぐに使い始めることが可能。
万年筆入門モデルとしてはもちろん、普段使い用としてもおすすめです。
ステンレスペン先なので、程よくサリサリとした感覚で書けます。しかも、滑らかで、きれいな文字が書けます。
中細のペン先なので、はじめての万年筆にも書きやすい太さ。
参考販売価格2,160円(税込)
☆パイロット コクーン

「繭」のように美しい曲線で構成されたフォルムをもつ美しい万年筆!
コクーンは、今を生きる20~30代の感性をダイレクトに刺激する、万年筆を中心とした新ブランドです。
未知の世界へ羽ばたくとき、大人として社会に踏み出すとき、今を生きる20~30代のかたにお薦めの筆記具です。
ひと筆で書いたようなシンプルなフォルムに、握りやすさを考慮したやや太めの軸径と程よい重量感が、手の平にしっくり馴染みます。
毎日使うものだから、基本性能はしっかりと使いやすさにこだわった逸品です。
新しく社会人となる方への贈り物や、または入門用万年筆としてもお薦めです。
持ちやすく、書きやすい!とにかく基本性能にこだわり作られた本格派万年筆。
参考販売価格2,332円(税込)
万年筆専用の練習帳

ところで、きれいな字を書きたいと思い、万年筆専用の練習帳「万年筆で極める美文字」を使用して、万年筆で文字を書くときのコツを日々修得しています(^_^)。
万年筆専用の練習帳「万年筆で極める美文字」は1章~6章で構成されています。
- 1、2章で万年筆の特徴と美文字の基本をまとめ
- 3章からは実際に文字を書きながらのレッスン
- 3,4章で楷書、5章で行書、6章でひらがな、カタカナ、数字の書き方
- 別冊の練習帳を活用して美文字の練習
結構使い勝手が良いですよ!!
さて、万年筆に関する話題を取り上げてきました。
最後に私にとって、是非手に入れたいこだわりの万年筆を紹介します。
こだわりの逸品

万年筆は古来から成熟した大人の人が備えるにふさわしい気品を備え持つ一品とされてきました。
今でもそうした素晴らしい万年筆が数多く世に送り出されています。
それはモンブランから「マイルス・デイヴィス スペシャルエディション」!!
この「男の色気」ブログでも紹介しましたマイルス・デイヴィスですが、亡くなって四半世紀を経た今でも、ジャズ界のトランペット奏者として、多くの人の心に生き続けています。
次々と新しいスタイルを取り入れながら、超ロングセラー『カインド・オブ・ブルー』をはじめ、発表したアルバムは100枚以上におよび、ジャズの帝王」とも呼ばれています。
モンブランの万年筆といえば、一生モノの筆記具であり、持っているだけでステイタスを感じさせてくれる逸品です。
そんなモンブランから、 ジャズの範疇にとどまらず、現代音楽シーンへ大きく寄与した彼の功績を讃えて、「マイルス・デイヴィス スペシャルエディション」がリリースされました。
こよなくジャズを愛してきた私にとっては、何としても手に入れたいと思う逸品なのです。
キャップとボディーに施された幾何学模様。

ジャズにとどまらず音楽シーンに大きな影響を与えたマイルスの功績を称え、彼が模索し極めてきたビバップ、クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョンといった音楽スタイルを象徴しています。
クリップを見て下さい!

トランペットの三つのバルブの形状を再現し、尻軸はマウスピースの形状をかたどっています。
しかも、超ロングセラー「カインド・オブ・ブルー」によせてマウスピース部にはメタリックブルーのアクセントを配しています。
モンブランの熟練した職人の技でつくり込まれたこの逸品!!何とも心憎いデザインだと思いませんか?
そして、マイルスが幼少期に経験し、彼が演奏する時はいつも感じていたという、心の中に湧き起こる竜巻をシンボル化した装飾も施され、万年筆のペン先には、一目でマイルスとわかるシルエットが刻み込まれています。

追記:2017.5.18 信じられないこの美しさ!これが万年筆(打ち上げデザインロケット)??
ASTROGRAPH







- ハイグロス ロジウム万年筆
税込2,808,000円
- サンドブラスト マット ロジウム万年筆
税込2,808,000円
- サンドブラスト マット ロジウム ローラーボール
- アンスラサイト ルテニウム万年筆
税込2,808,000円
共通スペック:両用式・18金ペン先M・ロジウムコート
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
日々のあわただしい時間の中で、私たちは「文字を書く」という行為からずいぶんと遠ざかってしまいました。
ゆっくりと「文字を書く」という行為は、自分を見つめ、相手を思う時間を生み出してくれます。
そうした時間を共に過ごす相棒には、やはり万年筆がふさわしいといえるでしょう。
この機会に、あなたの手によくなじむ、あなただけの万年筆を持ちませんか?
最後まで読んで下さり(*^-^*)ございました。
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