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ほとんどの人が気づいていないコーヒーと健康のヒミツ、飲み方は?

私はコーヒーが好きなので、ネットでコーヒーについて調べていました。

すると大のコーヒー党の私にとって、健康面でとても嬉しくなる情報を発見しました。

それは「コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低い」と言うことでした。

さらに、「飲み方に関係なく1杯より2杯、2杯より3杯と飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められ、コーヒーを毎日飲む人は、心臓病や脳卒中などの死亡率が低い傾向があることも分かりました。」

と言うことです。

コーヒーが好きな方にとって、大いに興味をそそられませんか?

コーヒーの飲み過ぎについて「健康面で大丈夫なのかな?」と不安に思っていた私にとって、大いに安心しました!

本格的な美味しいコーヒーを楽しみたい方には東京近郊の「何度も行きたくなる!お茶専門店厳選30選(東京編)+α」の記事がありますのでご覧下さい。

その情報とは?

国立がんセンターを中心としたグループが2015年5月に発表した研究成果です!

全国紙に紹介されるほどの研究で、非常に興味を引く内容です。ぜひ皆さんにも知っていただきたく記事にしました。

統計学の専門用語などを用いて説明されていますので、その点を分かりやすくかみ砕いて説明したいと思います。

さすがに国立機関の調査だけあって、全国の約9万人を19年間にわたって追跡調査した大規模なもので、信憑性があるものです

更に調べたところ、NHKガッテン番組でも「コーヒーの健康効果について」というタイトルで放送されていました。

まず、その研究内容のポイントについてまとめます。

◎コーヒーを毎日飲む人は、心臓病や脳卒中などの死亡率が低い傾向があることが分かりました。
◎死亡率が最も下がったのは、1日3-4杯飲む人たちでした。
◎1日5杯以上飲む人では死亡率がわずかに高い傾向がありました。ただし1日5杯以上飲む人はそもそも数が少なく、どのような影響があるか確かなことは言えません。
◎国立がんセンターの研究グループは、別の研究の中で、緑茶でも同様の死亡率の低下がみられることを示しています。
いま緑茶を飲んでいる方があえてコーヒーを飲み始めたり、嫌いな方が無理して飲み始めたりする必要はありません。
出典:NHKガッテン番組でも「コーヒーの健康効果について」

では、その研究報告について詳しく書いていきます。

国立がんセンターを中心としたグループが2015年5月に発表した研究成果

引用元:国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ

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タイトルには-「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果-という表現が含まれています。

参考:いったい「コホート研究」って何でしょうか?

コホート研究(cohort study)とは分析疫学における手法の1つであり、特定の要因に曝露した集団と曝露していない集団を一定期間追跡し、研究対象となる疾病の発生率を比較することで、要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究である。

要因対照研究(factor-control study)とも呼ばれる。出典:Wikipedia

国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。

このコホート研究における調査追跡者の数は約9万人で対象者は次の通りです。

平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所管内にお住まいだった方々のうち、がんや循環器疾患になっていなかった40~69歳の男女約9万人です。

それらの方々に対して平成23年(2011年)まで追跡した調査結果にもとづいて、習慣的コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連を調べています。

では、その研究内容について紹介しますが、正確性を期するために引用させていただきます。

引用元:”American Journal of Clinical Nutrition 2015年101巻1029-1037ページ”

これまでに欧米を中心に行われたコーヒーと死亡の関連を調べた20のコホート研究の統合解析(メタアナリシス)により、男女ともゆるやかな死亡リスクの低減が認められています。

しかしながら、コーヒー摂取と主要死因死亡との関連についての研究はアジア人を対象とした集団ではほとんどなく、日本人の5大主要死因との関連についての研究はまだありません。

参考1:メタアナリシス(meta-analysis)

メタアナリシス(meta-analysis)とは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのための手法や統計解析のことである。メタ分析、メタ解析とも言う。ランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスは、根拠に基づく医療において、最も質の高い根拠とされる。

参考2:同様の記事

確かに同様の記事を調べてみると、次のように欧米ばかりです。
◎見直し長期コーヒー消費と胃癌のリスクを:前向きコホート研究のPRISMA準拠の用量反応メタ分析。
[医学(ボルチモア)。2015] ◎コーヒーの消費量と脳卒中のリスク:前向き研究の用量反応のメタアナリシス。
【アムJ Epidemiol。2011] ◎すべての原因、心血管疾患、および癌からのコーヒー消費量と死亡率:用量反応メタアナリシス。
【アムJ Epidemiol。2014] ◎死亡率とコーヒーの消費量の関係。
[アンインターンメッド。2008] ◎確認習慣のコーヒー消費量および心不全のリスクを:用量反応メタ分析。
[Circ Heart Fail. 2012 Jul 1;5(4):401-5.] ◎コーヒー飲酒は米国で普及しているが、通常の摂取量は、鍵人口統計学とライフスタイルの要因によって異なります。
[J NUTR。2016] ◎コーヒーの消費量は、高尿酸血症や痛風のリスク低下と関連していますか?系統的レビューとメタ分析。
[BMJオープン。2016]

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コーヒー好きの私にとっては「今回日本人に対する研究をよくぞやってくれた!ブラボー」と喝采を博したくなります。

今回の研究の目的は
① コーヒー摂取と全死亡との関連
② コーヒー摂取と主要死因死亡との関連
を検討することが目的です。

研究開始時にコーヒーを飲む頻度に関する質問への回答から、ほとんど飲まない、1日1杯未満、毎日1~2杯、毎日3~4杯、毎日5杯以上飲むという5つの群に分けて、その後の全死亡及びがん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外因による死亡との関連を分析しました。

本研究の追跡調査中には、12,874人の死亡が確認されました。

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① コーヒー摂取と全死亡との関連

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コーヒーをほとんど飲まない群を基準として比較した場合、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯、1日5杯以上の群の危険度(95%信頼区間)は、
それぞれ全死亡で
1日1杯未満:0.91 (0.86 ~0.95)、
1日1~2杯:0.85 (0.81~0.90)、
1日3~4杯:0.76 (0.70~0.83)、
1日5杯以上:0.85 (0.75~0.98)
となっていました。

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出典:国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ

すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。

さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました(図1:コーヒー摂取と全死亡リスク)。
研究開始から5年以内の死亡例を除いた場合や、男女別の場合も検討しましたが、コーヒーと死亡リスクとの間には同様の関連がみられました。

 参考:「信頼区間」とは

さてさて、発表内容の中で「信頼区間」という表現が使われていますが、「信頼区間」とはどのような意味なのでしょうか?

その意味を調べてみました。

信頼区間とは?

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95%信頼区間と言う表現が使われていますね。

我々はよく「平均」を用います。すべてのデータの合計数をデータ数で割って求めますが、今回のような日本人における・・・を調査というと、日本人すべてを調査することは出来ませんので平均を求めることは出来ません。

今回約9万人の方々を追跡調査しています。こ9万人の平均値を求めることは出来ますね。

これを統計用語で「点推定」と呼びます。

しかし、9万人の平均値とは言え、この平均を1億人以上存在する日本人全体の平均とは決められませんね。
(従来の平均ですと、ある一つの値しか求められません)

そこで考え出されたのが平均を区間で表す方法です。

どういうことでしょうか?

例えば日本人全体の平均体重を例にとって考えてみましょう。

日本人の体重を単に平均55kgと決めてしまうよりも50kgと60kgの間に平均があるとした方が現実的な表現といえるでしょう。

では、その範囲をどのように設定したら良いのでしょうか?

そこで考え出されたのが確率を使う方法です。

95%の確率で正しい範囲というのは、95%の確率で全体平均が、その範囲内に入っていると言うことになります。

この範囲のことを「信頼区間」と呼びます。

先の調査で95%の信頼区間と表示されていますが、このことは95%の確率で全体平均を含む区間のことを言います。

実際に、先の研究報告に記載された下記の数字を例にとって考えてみましょう。

コーヒーをほとんど飲まない群を基準として比較した場合、1日3~4杯、群の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ全死亡で0.76 (0.70~0.83)、となっていました。

この数字の示す意味は、9万人の追跡調査で得た死亡率は、全くコーヒーを飲まない人の死亡率の基準を1と設定したとすると、1日3~4杯飲む人の死亡率は0.76となります。

その数字を基に計算すると0.70から0.83の範囲に95%の確率で日本人すべての平均が存在することになるので、0.76の数字は信頼が高いことを示しています。

従って、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりましたと表現されています。

お分かりいただけたでしょうか。

② コーヒー摂取と主要死因死亡との関連

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死因別に調べたところ、がん死亡の危険度には有意な関連がみられませんでしたが、心疾患死亡、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下がみられました。

1日1~2杯、3~4杯の群の心疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、
1日1~2杯:0.77(0.65~0.90)、
1日3~4杯0.64(0.50~0.84)であり、

1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯の群の脳血管疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ
1日1杯未満:0.84(0.72~0.98)、
1日1~2杯:0.77(0.64~0.92)、
1日3~4杯:0.57(0.41~0.78)
となっていました。

さらに呼吸器疾患死亡では、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯コーヒーを摂取する群の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ
1日1杯未満:0.78(0.64~0.94)、
1日1~2杯:0.63(0.50~0.79)、
1日3~4杯:0.60(0.41~0.88)
でした(図2:コーヒー摂取と死因別死亡リスク)。

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出典:国立研究開発法人国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ

コーヒーと死亡リスクとはどう関係しているのか?

なぜコーヒー摂取で死亡リスクの低下が見られるのでしょうか。

第一に、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。

第二に、コーヒーに含まれるカフェインが血管内皮の機能を改善する効果があるとされています。

また、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われています。

これらの効果が、循環器疾患や呼吸器疾患死亡につながる危険因子の調整に寄与しているのかもしれません。

本研究ではがん死亡については有意な関連が見られませんでした。

部位別に行われた先行研究では、コーヒー摂取と肝がん、膵がん、女性の大腸がんと子宮体がんのリスク低下との関連が示唆されていますが、全がん死亡では他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられます。

今回の結果から、一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆されました

この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいませんので、この点をご留意ください。

また飲み方(ドリップ、サイホン等)の区別も分けていません。

以上が研究成果の内容です。

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コーヒー党にとっては、何とも嬉しい(*⌒▽⌒*)内容ではないでしょうか

いかがですか?

世界中で愛飲されているコーヒーですが、数十年前までは、飲みすぎると健康を害するのでは、というネガティブなイメージが先行していたようです。

しかし、現在では科学的な研究が進み、むしろ、健康を維持するための食品として注目されるようになっていることをお分かりいただけたと思います。

一日3~4杯飲む場合が健康面で死亡リスクが低いということが実証されたわけですが、なぜ死亡リスクが減るのかについてもう少し掘り下げてみましょう

植物が自身を活性酸素から守るために作り出す物質で、抗酸化物質の代表である「ポリフェノール」ってご存じですか?

赤ワインに多く含まれ、健康にとても良いとの情報が多く発信されていますね。

ポリフェノールとコーヒーの意外な関係について、調べてみましょう。

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1 ポリフェノールとコーヒー、その意外な関係?

ポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質で、分子内に複数のフェノール性-OH基を持っています。

赤ワインのアントシアニン、お茶のカテキン、ココアのカカオポリフェノールなどはすべてポリフェノールの仲間です。

その他、有名な物では、イソフラボンやカカオポリフェノール、クロロゲンなどがあります。

これらの成分は単体で有名な物でしたが、実はポリフェノールの種類の一種だったのです。

様々な野菜や果物にも多く含まれ、その数は5000種類以上あるといわれています。

ところでコーヒーとポリフェノールのの関係については?

コーヒーの生豆にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。

実はコーヒーには赤ワインと同じくらいたくさんのポリフェノールが含まれています。

図1.ポリフェノール含有量比較(食品100g当り)

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出典:Nestle Japan

コーヒー1杯(約140cc)には約280mgのポリフェノールが含まれ、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍に相当します。

しかもコーヒーに含まれるポリフェノールは、カフェインよりも多いのです

コーヒーというとカフェインが多く含まれているということはご存じですね。

そのカフェインよりもポリフェノールが多く含まれていると意外ですね。

最近の調査によると、日本人の食生活では、コーヒーを楽しむ人口が増加していることあり、コーヒーから最も多くのポリフェノールを摂っていることがわかってきました。

日本人のポリフェノール摂取源

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出典:Nestle Japan

コーヒーと健康の関係に関し、コーヒーの摂取により2型糖尿病や肝疾患の発症リスクが低減されるという可能性や、この記事の前半に書きましたが、全死亡リスクとの関連など多くの疫学調査結果が国内外で多数報告されています。

抗酸化物質であるコーヒーに含まれるポリフェノールの力ゆえの結果なのかもしれません。

 参考:「抗酸化物質」とは

医薬品、化粧品、食品などの酸素が引き起こすラジカル反応を補足、停止させて変質を防御する。 工業原料の酸化防止剤としても利用される。

抗酸化物質(こうさんかぶっしつ、antioxidant)とは、抗酸化剤とも呼ばれ、生体内、食品、日用品、工業原料において酸素が関与する有害な反応を減弱もしくは除去する物質の総称である。
抗酸化物質 – Wikipedia

ポリフェノールは約5000種以上にもおよび、コーヒーに含まれるものはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸です。

健康に良いと言われている、ポリフェノールについてコーヒーに含まれるクロロゲン酸以外についての効能を説明します。

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ポリフェノールの効能

1.チョコレートで認知症予防

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チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、脳に多く存在する「DHA」の酸化に効果があり認知症の予防の効果も期待できます。

アルツハイマー認知症になってしまうと、脳の海馬という部分にある「BDNF」というタンパク質が減っていってしまうことがわかっています。

カカオポリフェノールを食べることで、このBDNFが増えると言われています。

そのためカカオポリフェノールが認知症に効果があると言われているのです

そのほかに、カカオポリフェノールにはお茶に含まれるカテキンと似た構造の「エピカテキン」が含まれており血圧を下げるHDL(善玉)コレステロールを増やすなどの効果があることが認められ動脈硬化を防止する効果が期待されています。

2.りんごポリフェノールで美肌ゲット

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りんごに含まれるポリフェノールを総合してりんごポリフェノールと呼ばれるものがあります。

りんごに含まれているポリフェノール、

エピカテキン
プロシアニジン
アントシアニン

の3種類のポリフェノールがリンゴには含まれています。

エピカテキンですが、水や熱に強く、強い抗酸化作用を持っています。

エピカテキンは主にりんごの皮に含まれるポリフェノールなので、皮をむいてりんごを食べてしまうとうまく摂取できません。

プロシアニジンは、癌細胞の生成を抑制、肥満予防、アレルギー予防効果を持ちます。

アントシアニンは良く耳にしますね。このアントシアニンは眼精疲労や高血圧の予防効果に期待できます。

またりんごは低カロリーでダイエットにも向いている食材で、さらにシミやソバカスの原因となるメラニンの生成を抑制してくれる働きがあります。

紫外線をカットする働きもあるので美肌効果を狙いたい人には、向いている果物です。

3.ポリフェノールで睡眠の質をあげる

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赤ワインに含まれるポリフェノールの一種に、レスベラトロールというポリフェノールがあります。

このレスベラトロールに睡眠覚醒サイクルを改善してくれる効果がありますので、赤ワインを飲むと質の良い睡眠がとれると言われているのです。

ワインと言えば、いよいよボジョレーヌーボー解禁が近づいています。

そちらの情報に興味ある方は「ボジョレー解禁 2016年11月17日! 今年の出来は?」の記事をご覧下さい。

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4.コレステロールも減らしてくれる

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緑茶に含まれるポリフェノールの中のカテキンという成分は有名ですね。

カテキンにはコレステロールを減らす効果や、血糖値を正常にしてくれる効果もあります。

緑茶に含まれている成分ですから、食事のときの飲み物は緑茶にすれば手軽にカテキンを摂取することができますね。

カテキンは有名な健康成分ですが、これもポリフェノールだったのですね。

いかがですか?

健康にとって効果の高いあの「ポリフェノール」が赤ワインに次いでコーヒーに多く含まれていたとは、私にとって少々驚きでした

そしてコーヒーを飲むのであれば出来るだけ美味しいコーヒーを飲みたいですね。

最後に、美味しいコーヒーの飲み方について紹介します。

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コーヒーのおいしい飲み方のポイント(ドリップを例にしました)

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お水

コーヒーに使用する水は、コーヒーの味を決定すると言っても過言ではありません。

これは水分に含まれる「ミネラル」が味や香りを引き出す大切な役割を担っているからです。

それには、国内生産のミネラルウォーターを使用します。

良質のお水を使う事は、よりおいしいコーヒーを飲むための第一歩です。

コーヒー一杯分のコーヒー粉の目安

コーヒー一杯分の目安は、出来上がりの量120ccを標準とし、だいたいコーヒーの粉の分量約12~13gが良いでしょう。

そして1杯分増やすごとに、5グラムずつ粉を増やしていきます。

注ぐのに最適な温度

コーヒーを抽出するためのお湯もまた、コーヒーの味を決定してしまう大切な要素なので、十分気を配りたいものです。

最適な温度は約90度で、一度沸騰させてしばらく置く事がちょうどその目安となります。

コーヒーは温度が高いほうが、苦みをはじめ味が抽出されやすいのです。

「苦すぎるな」と感じたら、少しずつ温度を下げてみて下さい。
(粉が古くなったりして、「どうも泡の出が悪いな」というときは、温度を上げることで多少カバーできます)

コーヒーカップ

コーヒーを注ぐコーヒーカップは、事前に温めておきましょう

こうした心遣いが、コーヒーの新鮮な味と芳香をさらに引き出してくれます。

摘出時間

合計で2分から2分半位が平均だと思います。

蒸らしに時間を掛け過ぎない方が、良い苦みになると私は考えています。

時間が掛かり過ぎると、嫌な渋みが出てしまいます。

また泡が薄くなったら、必ずそこで止めることが重要です。

その後は出がらししか出ていません。

注ぎ方

 

コーヒーの美味しい飲み方を実現させるためには、この注ぎ方が非常に重要です。

最後の数滴の注ぎ方で味が一変すると言われています。

皆さんも自宅でドリップコーヒーを入れた経験があると思います。

そのときに、何となく見よう見まねでやっていませんか?

実は入れ方一つで味が激変します。

この際、しっかりと手順を確認しませんか?更に美味しいコー日-を味わうことが出来ますよ♫

【1】: ポットは回さずに、中心の一点のみに注ぎます(粉の中心線に湯の通り道を作ります)

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ひとさし、ひとさし、そっと注ぎ3,4回目に濃いコーヒーが少し落ちる感じです。

そこで注ぎをいったん止めます。

気をつけるポイント:注ぐ湯は出来るだけ垂直にし、太すぎないようにします

湯が粉を突き抜け、お湯に近い液が落ちてしまうと、濃くのあるコーヒーは望めません。

はじめの段階から、ぐるぐる回しながら湯を注ぐ方がいますが、間違いです。

まず中心線に湯をしみ込ませます。
下から落ちるコーヒーが止まったら【2】へ

【2】: 【1】の後、間を空けずに始めます。

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同心円状に、濡れている所と濡れていない所の、境目をねらうように注いで行きます。(3周位)

気をつけるポイント:湯は【1】の時よりも細く、ふちまで湯を掛けないことです

フィルターに湯が掛からないよう特に気を付けて下さい

そして注ぎを止めるときは必ず元に戻って中心にひとさし注ぎます。
深煎りのコーヒーを濃く淹れたいときはとにかく【1】、【2】で濃い液が出るようにして下さい。

ジワ~と膨らむのを、一呼吸、確かめたら【3】へ

【3】:中心から注ぎ始め、五百円玉位の大きさで2周ほどさせて、粉を盛り上げます

(【3】を始める目安は、最初から約30秒後で、湯は太めが良いです)
気をつけるポイント:怖がって力のない湯を注ぐよりも、おおらかな気持ちでグ~と泡を盛り上げて下さい!

【4】: 粉が盛り上がったら、そのまま大きくポットを回し、全体に泡が広がるようにします

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同じ太さで、速く回せれば理想です。

気をつけるポイント:必ず元に戻って中心にひとさし注いだら【4】へ

【5】:【4】で盛り上がった泡の高さを保つように、しばらく連続して湯を注ぎ続けます。
(中断すると水位が下がってしまいますので気をつけて下さい)

湯はふちから1センチ位の所まで回します。

泡の色が焦茶色から薄茶色に変わったら【6】へ

【6】: 粉に膨らむ力がなくなってきたら中心の限られた範囲内に注ぎます(1円玉)

ほぼ連続してどんどん湯を注いで下さい。時間が掛かり過ぎると渋みが出てしまいます。

【7】: 泡の色が薄くなってきたら、一点に注ぎながら泡の表情を見ます。

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泡が白く大きな物に変わったら、フィルターを外します。

ここまでで大体2分程度です。

まとめ

いかにコーヒーが健康に良いか、そして美味しいコーヒーの飲み方について書きました。

文字によるコーヒーの記録は、900年頃アラビア人の医師ラーゼスによるものが最初と言われています。

このときから医師であるラーゼスはコーヒーの薬理効果を認めていて、実際に、野生のコーヒーの種子(バン)の黄褐色の煮出し汁(カム)を「バンカム」と名付け、患者に飲ませていたそうです。

改めてコーヒーの持つ奥深さが分かります