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NW-A45(Sonyウオークマン)の圧倒的なコストパーフォーマンスにオーディオ界が震撼!

たまにはゆっくりと最高の音質で自分の好きな音楽を楽しんでストレスを解消したいと感じたことはありませんか?

昔、散々聞いた好きな音楽をハイレゾの世界で聴き直すと、その違いにびっくりしてしまい、まるで別の曲かと思ってしまうほどです。

そんな経験をしたくありませんか?

最近、手軽にハイレゾ音楽を楽しめる環境が急速に整備されてきました。

2016年10月にSonyから発売されたウオークマンNW-A35は圧倒的なコストパーフォーマンスで売れ筋No1になりました。

そのウオークマンNW-A35の後継機NW-A45が2017年10月7日ついに発売されました。

ハイレゾ対応のポータブルオーディオ機器の購入を考えている方にとっては、どの機種を選んだらよいのか迷ってしまうほど多種多様な機器が発売されています。

そこで、本文を読んでコストパーフォーマンスの高い最高の機種を選んで、心地よい音楽の世界に身をゆだねてみてはいかがですか!

まずはSONYが提供する「NW-A40」シリーズの紹介Movieをご覧ください。

NW-A45がどのように進化をとげたのか調べてみました。

NW-A45(SONYウオークマン)の高いコストパーフォーマンス

期待を裏切らないばかりか、その圧倒的なコストパーフォーマンスに心底驚いたのです。

2018年10月時点の価格ドットコム「デジタルオーディオプレイヤー部門」のランキングです。

 

NW-A45は2位にランキングしていますが、NW-A45にイヤーフォンがセット販売されているNW-A55は一人の方が評価5をつけているだけです。

NW-A45では75人の評価の平均が4.75で2位になっており、実質1位を勝ち取っています。

それほど、コストパフォーマンスが高く満足度の高い製品であることを証明しています。

私としては、NW-A45が真に1位に値するのかを確かめるために早速購入し、じっくりと評価しました。

 

結論から述べると、実勢価格約2万円前後の価格帯で、よくぞここまでの製品を開発したと驚きを隠せません。開発メーカーであるSonyに脱帽です。

NW-A45は、21,380 円+税 ~という価格で、圧倒的に高いコストパーフォーマンスには驚くばかりです。

NW-A45は従来のNW-A35シリ一ズの後継機で、Aシリ一ズと呼ぶソニーのウォークマン中核ラインナップです。

NW-A45を開発したSonyのデジタルオーディオにかける思いは熱く、これから更に進化した製品群が発売されていくと思います。

今後、益々ハイレゾ音質への期待と興味が高まる中で、皆さんにもこの組み合わせを、日常生活の中にとりいれ、更に潤いのある世界に身をゆだね、日頃のストレスから 解放されてみませんか!

ハイレゾなどデジタルオーディオについては今までに3記事をアップしておりますので、全体を把握するために以下の記事を読んでいただくことをオススメいたします。

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さて、これからSONYウオークマンNW-A45について、詳細に紹介していきます。

 

  • SONYウオークマンNW-A45の高いコストパーフォーマンス

NW-A45(16GB)は2万円前後で購入できます。

価格ドットコム売れ筋ランキング(デジタルオーディオ部門:2,335製品中)でも、実質1位にランク付けされていることからもわかるとおり、圧倒的なコストパーフォーマンスが評価されています。

身近にハイレゾの素晴らしさを手軽に味わう、それも2万円程度で味わうことが出来る圧倒的なコストパーフォーマンスを誇るNW-A45が、2017年10月7日に発売されたので、私は自信もってオススメします。

NW-A45(SONYウオークマン):Bluetooth対応

 

Bluetooth対応にもしっかりと対応しています。

Apple社がi-phone7から従来のイヤーホンジャックをなくしたことから、ストレスフリーで音楽を楽しむBluetooth経由での形態が今後の中心になるのではとの見方が急速に現実味をおびてきています。

【一口知識】:Bluetoothとは

Bluetoothは、対応した機器同士の近距離間データ通信に使う無線通信技術で、ワイヤレスでデータをやりとりできます。

基本的に1対1の通信を目的としており、使用時は、繋ぐ機器を指定(ペアリング)する必要があります。

通信可能距離も数m~10m程度と短く、通信速度もWi-Fiに比べてかなり劣るため、大量のデータを送るのには向きません。

最近では、iphone7がヘッドフォンジャックをなくすなどBluetoothを用いたワイヤレスでの使い方を積極的に採用するなど注目を浴びています。消費電力が少ないため、イヤホンやキーボードなどさまざまな製品が対応し、用途が広がっています。

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Bluetoothで接続して使用する「Bluetoothイヤホン」はその使い勝手の良さと、従来とは比べものにならないほどの高音質(ハイレゾ対応)で音楽を聴くことができることで、最近人気を集めています。

Bluetooth通信を使った音質の良し悪しは、「コーデック」と呼ばれるデータの圧縮方式の違いによって大きく変わります。

コーデックにはいくつかの種類があり、イヤホン側がどのコーデックに対応しているかというのも重要ですが、音を送る側のスマホ、ポータブルオーディオ機器もそのコーデックに対応している必要があるので注意が必要です。

現在、高音質と言えるコーデックは「AAC」「apt-X」「LDAC」です。

それぞれ「AAC」はiPhone「apt-X」はandroid「LDAC」はハイレゾなど一部のソニー製品に対応するコーデックですので、ご自分がお持ちのスマホや再生機に合わせて、それぞれのコーデックに対応したイヤホンを選ぶようにして下さい。

NW-A45はSony独自の高音質コーデック「LDAC」に対応しています。しかしこれはイヤーフォン側が「LDAC」に対応していない場合は使用できませんが、ゆくゆくは他社にもこの仕様を公開して行くことも示唆されています。今後の展開が楽しみです。

 

Sonyはデジタルオーディオに関し、積極的に取り組んでおり、従来の製品群としても、評価の高い製品を継続的に発表しています。

 

NW-A45(SONYウオークマン):素晴らしい音質

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肝心な音質について、中音域、高音域が特に美しくハイレゾ音源を聞いた時に、その違いがはっきりと感じられます。

 

ハイレゾについて詳しい説明はこちらの記事をお読み下さい ⇒ 「これから音楽ファンには欠かせない「ハイレゾ」とは」

 

高音域はあくまで澄み渡りどこまでも自然に伸びており、また中音域はつやっぽく、女性のボーカルを何回も聴き直すほどです。

 

低域については、電源部の強化により以前のモデルより豊かになっていますが、正直少し物足りなく感じます。

しかし、豊かな低域を実現する「DCフェーズリニアライザー」によりアナログアンプと同じ位相特性をDSPによる演算で再現。

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これにより、デジタルアンプでありながらアナログアンプに近い、低音感が得られるのは評価できます。

世界に誇れるSony独自の「DSEE HX」技術

 

従来のCDなどの音源(MP3等)も、Sonyの「DSEE HX」技術により、失われた音の情報を自動で補完します。

いつも聴いているMP3/AACなどの圧縮音源やCD音源をアップスケーリングして、ハイレゾ相当の音質で堪能できます。

CDやMP3などの圧縮音源を、ハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動でアップスケーリング。

 

ビットの拡張やサンプリング周波数を高め、最大192kHz/32bit相当まで拡張。今まで貯めた音楽資産もハイレゾ相当の繊細な高音質で楽しめます。

こうした機能を実際に耳で感じることは難しいのが常ですが、今回のこの機能は切り替えた際の違いがはっきりと認識できます。

具体的には霧がかかっているのがすーっと晴れていくように感じられます。

これは、従来の音源ソースを改めて聞き直すほど素晴らしい機能ではと感じます。

Sony独自の「DSEE HX」技術については、追記記事としてさらに調べましたので掲載します。↓↓

音質向上技術「DSEE HX」機能(追記)

今回は追記として本記事でも取り上げました、Sonyが開発してきた音質向上技術「DSEE HX」機能について、もう少し掘り下げてみます。

ソニー公式サイトにはDSEE-HXについて以下のように解説されています。

ソニー独自の高音質技術により、圧縮音源で失われがちな高音域や消え際の微小な音を効果的に補完。

非圧縮のリニアPCMや可逆圧縮音源についても量子化によって失われる音を補完する「DSEE HX」。 手持 ちのCD音源やMP3、AACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングします。

この技術を支えているのは、次の2つのアプローチ。

ひとつは、サンプリング周波数を拡張。 サンプリング周波数をCD音源の44.1kHzに対し、最大192kHzまでアップスケーリングすることにより、これまで再現できなかった高音域をクリアに表現できるようになりました。

もうひとつは、ビット数を拡張。 ビット数とは、1秒間に処理するデータ量。CD音源の16bitに対し、24bitまでアップスケーリングさせたことで、消えかかる繊細な音から、迫力ある大音量まで、音の強弱を豊かに表現します。

この2つのアプローチにより繊細な表現が可能となり、楽器やボーカルの生々しさ、演奏の場にいるような空気感、臨場感に包まれ、本来アーティストが伝えたかった世界観や想いまで再現し、心震える感動を体感できます。SONYウオークマンNW-A45公式ページ

専門用語が含まれた説明で、少々わかりにくいのですがポイントとして3点に纏めることが出来ます。

  • 1:サンプリング周波数の拡張:DSEE HXではCD音源の持つ音情報の約4倍の情報量を持つことが出来ます 。
    情報量が少ないより多い方が細部のニュアンス、雰囲気などをより多く伝えることが出来るのです。
  • 2:ビット数を拡張:ビット数が拡張されるとダイナミックレンジが広くなり、音質面において諧調表現力が豊かになることを意味します。参考までにオーケストラのダイナミックレンジは120dB以上あることが知られています。
    従来のCD音源では96dB(デシベル)ですが、DSEE HXの場合は144dBとなりCDでは収録しきれない、このようなサウンドを再生するのに適しているというわけです。
  • 3:このDSEE-HXにより、CDや圧縮音源の音質を録音時の生演奏の音質に極力近づく事が出来るのです。

そしてこの素晴らしい音質向上技術「DSEE HX」機能により、我々が今までに蓄積した(購入した)数多くのお気に入りのCD等圧縮された音源(MP3やAACなどの圧縮音源、CD音源など)を再生するとき、音を補正してハイレゾ音源に出来るだけ近い高音質で聴くこと(楽しむ)が出来るのです。

今後益々、ハイレゾ音源の配信サイトが充実し音源提供価格も下がってくると思います。

ハイレゾ対応音源として最新の録音(サンプリング)環境で作成された音源も数多くリリースされるようになりました。

また、従来のCDとして発売された数多くの名盤についても、録音時のマスター(原音)よりハイレゾ化された音源も新たにリリースされています。

しかし、その提供価格はまだまだ、高いといえます(だいたい3000円前後)。

そのような状況で、我々が既に所有しているCD等の音源を、このソニー独自の高音質技術DSEE-HXにより、 ハイレゾに近い音質で聴くことが出来るメリットは計り知れないのです。

一般的に自分の好みにアレンジするイコライザー機能が再生機器には標準装備されています。

これは、再生周波数のメリハリを自分流に変化させて好みの音にする機能です。

「DSEE HX」機能は元々の圧縮音源を圧縮によって失われた音楽情報を予測演算によって補完し、音質向上を図ることができるようにしたもので、イコライザーとは全く別次元の話です。

たとえて言うとイコライザーは料理の調味料で、「DSEE HX」はあくまで料理の素材そのものを活かす調理法とでも言えるのかと思います。

では、どのくらい演奏の雰囲気、演奏者の息吹、空気感などが伝えられるのでしょうか?

「DSEE HX」をオンにして聴いた感想

あくまで私の主観ですが、その点について書いていきます。

私はジャズを特に好んで聴きます。

ビルエバンスの名曲「ワルツ・フォー・デビイ」(CD音源)の冒頭に収録された「My Foolish Heart」をSonyウオークマンNW-A35に搭載された「DSEE HX」をオンにして聴いた感想について具体的に述べてみます。

曲については次のYoutubeで聴いてニュアンスを感じ取って下さい。

まずこの曲のポイントは次の点です。

  • ビルエバンスの繊細なピアノタッチについてビルエバンスのピアノについて一般的に「リリシズム」あふれる演奏と評されます。そのリリシズム(叙情性)の味わいをどこまで表現できるか
  • ビルエバンスがインタープレイを行う最適なベーシストで、若くして天逝してしまった天才ベーシスト「スコット・ラファロ」のまるでベースをピアノのように扱う音楽性、そしてそのベースの音をどこまで表現できるか
  • 演奏環境が、聴衆者が食事を楽しみながら聴くライブ環境であり、演奏中に食事中の話し声、食器の擦れ合う音など演奏会場の空気感をどこまで表現できるか

これらのポイントを、「DSEE HX」をオフにした時、オンにした時で聞いた時の差異について述べます。

  • 「DSEE HX」により音の情報量が約4倍に増えたことでこれらのポイントについての味わいがより深くなったことが実感できます。
  • 繊細なピアノタッチの音のつやが増した印象です。そして何よりも情報量が増えたことで、「スコット・ラファロ」の奏でるベース音の膨らみにについて厚みが増したという感じです。
  • そして、ダイナミックレンジが増大したことにより、この演奏会場の独特な空気感、臨場感がより鮮やかに感じられるようになります。

これらは、調味料で好みの味に加工されたのではなく、あくまで素材の良さを忠実に表現するということで、なかなか聴き分けずらい点もありますが、全体的に1枚ベールがはがれ、空気感、臨場感をより深く味わえるようになった事がはっきりと言えるのかなと思います。

今私は、【CDを超える音質】ハイレゾ対応のポータブルオーディオ泥沼編で紹介した1925年にデンマークで創業した高級オーディオ・ビジュアルブランドBang & Olufsen社が、初のワイヤレスイヤーフォンとして2016年7月に発売した「BeoPlay H5」を愛用しています

最近急速に評価が高まっているとてもおしゃれなワイヤレスイヤーフォンです。

「BeoPlay H5」の最大の特徴でもある、素晴らしい透明感を持った澄み切った高音の伸びとバランスのとれた原音の良さを引き出す特性があるからこそ、「DSEE HX」の果たす効果を素直に感じることが出来るのかと思います。

ハイレゾ音源に対応したイヤーフォンで聴く必要はあります、特にスタジオモニター的な色づけされない、そして高音の伸びの再生が素晴らしい「BeoPlay H5」は本当にお勧めです。

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B&O Play ワイヤレスイヤホン Beoplay H5 Bluetooth apt-X AAC 対応 リモコン・マイク付き 通話可能 ブラック(Black) Beoplay H5 Black by Bang & Olufsen(バングアンドオルフセン) 【国内正規品】

 

ところで、今後この素晴らしいSony独自の「DSEE HX」技術はどのように進化していくのでしょうか?

2018年のオーディオ製品秋冬モデルには、AI技術を組み込んだ新しい「DSEE HX」が搭載されるようです。

AI技術を組み込んだ新しい「DSEE HX」は1つの楽曲内で、曲の情景に合わせて動作モードを自動で切り替えて行くというものです。

従来の「DSEE HX」では、「女性ボーカル」モード時には、ボーカルの声は美しく聞こえるのですが、間奏など、声が入っていないシーンでは、その効果を最大限に発揮しきれないという課題がありました。

新しい「DSEE HX」では、曲の内容をリアルタイムに解析しながら、自動的に最適なアップスケーリングを行うというすごい機能が実現されます。

こうしたさらに進化した「DSEE HX」がソフトウエアのアップデートで実現されるように希望します。

今話題の売れ筋No1 完全ワイヤレスイヤフォン Apple社 「AirPods」に関する記事については、

エアーポッズはすぐに購入できない!何がそんなにすごいのか? です。

是非のぞいてみて下さい。

NW-A45(SONYウオークマン):ノイズキャンセル機能搭載

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ノイズキャンセル機能を搭載しております。

しかしこれもSony製のノイズキャンセル機能を備えている製品でないと使用できません。

ノイズキャンセル機能と言えば、Bose社の製品が有名ですが、その牙城にSonyが割って入ったという感じです。

私はSony製の対応しているイヤーフォンを試していませんが、こうした技術にもSonyの並々ならぬ意欲を感じることが出来、将来的な展開も考えると楽しみです。

 

ユーザーの利便性を優先させた容易なメモリー拡張

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microSDカードスロットを備えているので簡単メモリー増設を行うことができる設計です。

標準16GBモデルを購入し、Amazon等で販売している128GBのmicroSDXCメモリーカードを安く購入すればよいので、こうした消費者目線での設計にも好感が持てます。

内蔵メモリーとmicroSDメモリーカード内の楽曲はまとめて管理され、アルバム名/アーティスト名/ジャンルなどで検索できます。

メモリーの違いを意識せず直感的に操作できるので、聴きたい曲をすぐに選曲できるのもいいですね。

十分な出力(従来のNW-A20シリ一ズと比較して約3.5倍UP)

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高音域再生におけるノイズ除去性能を高めたフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載することで、ヘッドホンの出力がこれまでの3.5倍程度にアップしているおかげなのか、小音量から大音量までディテールを維持した高音質を感じることが出来ます。

迫力ある低音のエネルギー感やスピード感とともに、繊細な空気感までリアルに再現、CDよりも豊富な情報量をもつハイレゾ音源を、心震える臨場感で体感できます。

 

NW-A45(SONYウオークマン):自然で広がりのあるクリアなサウンドを再現「クリアフェーズ」

演奏やボーカルを際立たせ、自然で広がりのあるクリアなサウンドを楽しめます。

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多彩なイコライザーモード

音源に応じて多彩なイコライザーから音質を選べます。ロック、ポップス、ジャズ、クラシック、EDM、R&B/HIP HOP、リラックスの7種類に加えて、お好みの音質を細かく設定できるカスタムイコライザーを2種類保存可能です。

 

私はジャズを気軽に聴く際にはリラックス、深く楽しむ際にはジャズを選択しています。

 

NW-A45(SONYウオークマン):画面遷移

NW-A45シリーズより、タッチパネルが取り入れられています。

音楽再生画面を中心に上下左右にスライドすることで、各メニュー(ライブラリートップ/各種音質設定/再生リスト/ブックマークリスト)に素早くアクセス可能。片手で快適に操作できる3.1型のタッチパネル液晶(WVGA 800×480ドット)と相まって、目的の曲をスムーズに検索でき、音質調整を手軽に楽しめます。

画面遷移

 

旧モデルであるNW-A35に対し、タッチパネルにグレードアップされたのは評価しますが、唯一の欠点と して、その反応のもどかしさが指摘されていました。

メニューにタッチしても反応速度が鈍く、時には反応しないことがあるのです。

操作感上、完成度の高さに水を差す、唯一のマイナスポイントとなっていました。

しかし、2017年1月に本体のソフトウェアがバージョンアップされ、見事タッチパネルの反応のもどかしさが一気に解消されました。

このように、本体のソフトウエアは定期的にバージョンアップされており、日々進化している点も評価出来ます。

さてアップデートの方法ですが、

Sonyが提供する次のHPを参照して実施するのが最適と思います。

「NW-A45/NW-A45HN/NW-A46HN/NW-A47」本体ソフトウェア アップデート方法(Ver 1.10)

 

SONYウオークマンNW-A45を最大に生かす管理ソフト:Music Center for PC 2018.10: Ver.2.0

 

従来Sonyの提供する「Media Go」でソニー製オーディオ機器の音楽管理・転送アプリケーションを行っていましたが、全面改良され「Music Center for PC 」として提供されています・

非常に使い勝手のよい管理ソフトになっていますので、ウオークマンユーザーは是非ダウンロードしてください。

ダウンロード先はこちらMusic Center for PC です。

また、Music Center for PC ソフトの使い方はこちらMusic Center for PC ソフトの使い方に詳しく記載されています。

 

PCからの簡単転送

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Music Center for PC ソフトで、さまざまなコンテンツを一元管理

「Music Center for PC ソフト」はPC内の音楽やビデオ、写真、ポッドキャストなどをまとめて管理できるPCアプリケーション。

各コンテンツの取り込み/再生/ウォークマンへの転送を一括して行えます。ウォークマンに加え、Xperia(TM)、PSP(R)などさまざまなソニー機器へのコンテンツ転送に対応。

「Music Center for PC ソフト」ならお持ちの複数の機器のファイルを一元管理できます。

また、ドラッグ&ドロップによる転送に対応。ジャケット写真や曲名・アルバム名・アーティスト名などを表示することもできます。

また、iTunesのミュージックライブラリー画面で曲名を選んでドラッグ&ドロップ転送することもできます。

USB Audio対応(デジタル出力に対応)

USB-DAC機能

USBケーブルを使用してパソコンに保存されている曲を高音質で聴くことが可能になります。

ポータブルヘッドホンアンプやUSB DACアンプと接続

USB DACアンプ等とデジタル接続が可能。非同期方式(Asynchronous)により、USB転送時に発生するジッターを極小化することで高音質を実現します。

また、PCM出力だけでなく、DSD RAWの出力にも対応しました(PCM:最大192kHz/32bit、DSD RAW:最大11.2MHz/1bit)。

接続のイメージは下記の通りです。

 

その他 NW-A45(SONYウオークマン) 公式HPより

音質面、使用感でも前製品と比較して改良が施されています。

例えば、音質を追求した、高音質化設計として以下のようなこだわりをもって設計されています。

ハイレゾ対応オーディオプレーヤーとして音質を徹底的に追求。ケーブルや基板、本体フレームなどに選び抜いたパーツを多数採用しました。

こだわりの高音質化設計により、ハイレゾ音源だけでなくさまざまな音源を高音質再生できます

44.1kHz系と48kHz系のデュアルクロック搭載

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サンプリング周波数に合わせて2個のクロックを切り替えることで、44.1/88.2/176.4kHz(CD/DSD系)および48/96/192kHzのいずれの信号にも完全に同期。

ベールが取れたような透明感のあるサウンドを実現します。

コンデンサーに「POSCAP」を5基搭載。引き締まった量感のある低音を実現

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フルデジタルアンプ「S-Master HX」の電源部に、「POSCAP」を5基搭載。

低音から高音まで安定して良質な電力を供給できるため、ノイズが少なく透明感のある音質に。さらに、5搭載したことで、引き締まった量感ある低音を楽しめます。

「S-Master HX」の ICに高音質はんだを採用

「S-Master HX(CXD-3778GF)」のICと基板との接続ボール部分にソニー専用の高音質はんだを採用。透明感、艶のあるボーカルを実現しました。

電源回路の見直しによる、定位向上・ボーカルの安定化

バッテリーから最短ルートで「S-Master」の電源が通るように基板配置を改善。

(NW-A30シリーズ比較)定位向上とボーカルの安定化を果たしました。

引き締まった低音を実現する「導電ビス」

メイン基板や金属部品を固定するビスに導電性を有するビス(カスタム品)を採用し、接点を強化

より引き締まった低音を再現します。

低抵抗ケーブルを採用し、重厚な低音を実現

すべての高音質を支える電源部を強化。

力強く、重厚な低音を実現しました。

厚膜銅箔プリント基板で、濁りのない音色に

電源基板に伝導率がよく、安定した電源供給が可能な、従来より約2倍の厚さの厚膜銅箔プリント基板を使用しています。

ボーカルの定位の向上や、広々とした空間表現、濁りのない音色を再現します。

プリント基板にフィルドビア(Filled VIA)構造を採用

プリント基板のVIA部分を銅メッキで穴埋めすることで電源の安定、配線インピーダンスの低減をはかり、より引き締まった低音と伸びやかな高音、透明感のあるボーカルを再現します。

本体フレームにアルミダイキャストを使用し、安定した音質を実現

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アルミダイキャストフレームを使用することで高い剛性を確保。電気的なノイズなど不要な外乱に強い構造のため、ノイズが入りにくく、安定した音質を実現します。

こうした細かい配慮の積み重ねが、高音質を生み出しており、改めてSonyの栄光を打ち立てたかつての「ウオークマン」を製品名に掲げたプライドと意地を感じることが出来ます。

今後も更に進化を期待できるところも楽しみです。Sonyブランドの面目躍如といったところでしょうか!

NW-A45(SONYウオークマン)で語学学習やラジオを楽しむ

音楽鑑賞には直接関係ありませんが、興味を引く機能に語学学習、FMラジオなどにおいてもきめ細かい機能が用意されています。

通学・通勤時、自宅での語学学習を便利な機能でサポートします。

語学学習モード

 

再生スピードコントロール

再生スピードを21段階で調節可能。デジタル処理によりスピードを変えても自然な音程で再生できるので、自分に合った速さで聴けます。

語学学習では大変役に立つ機能です。

A-Bリピート再生

語学コンテンツや曲内の任意の地点(A-B間)を指定してのリピート再生が可能。集中して学習したい箇所を繰り返し聴けます。

クイックプレイ

再生中に細かく再生位置を戻したり、送ったりすることができます。再生スピードコントロール、A-Bリピートとの併用も可能で、効果的な学習をサポートします。

自分でテキストファイルを作って転送

lrcファイルに対応しているので、自分で作成したlrcファイルを使って、ウォークマン画面上で音声とテキストを同期して再生可能。例えば、語学コンテンツに合わせたファイルを作成すれば、語学をスマートに学べます。

操作は、lrcファイルを作成し、作成したlrcファイルと音声ファイルをウォークマンのMusicフォルダにドラッグ&ドロップ転送するだけ。

同期テキスト(lrc形式ファイル)の作成・転送・表示方法についてはこちら同期テキスト(lrc形式ファイル)の作成・転送・表示方法を参照してください

NW-A45(SONYウオークマン)FMラジオを楽しむ

FMチューナーを内蔵(*)。外出先でもお気に入りの番組をクリアな音で楽しめます。

こうした機能も含め詳細な仕様を確認したい方は、

NW-A45シリーズ・主な仕様を参照願います。

 

お勧め!本体にフィットしたカバーケースと保護フィルム

私はダイキャストフレームによりしっかりと作られた外観の質感も大変気にいっております。

当初は、カバーケースを使用せずに、そのままの上質な外観を楽しんでいましたが、使用頻度が高いので時々ぶつけたりします。

そのため、NW-A45専用のケースを購入することにしました。

大型家電店でいろいろ手に取って選んだ結果、AVIDET Sony Walkman NW-A45 ケース 衝撃吸収バンパー アンチスクラッチ ソフト TPU ケース (クリア)を購入しました。

本体には、ポケットの中などでも操作できるようサイドにスイッチがありますが、こちらも装着状態で動作に支障はありません。

そして表に刻印されたSONY文字とウオークマンのロゴは、やはり純正ならではの質感です。

 

同時に、表面を保護するフイルムを選びました。

お勧めは、Sony WALKMAN A45 強化ガラスフィルム 3.1インチです。

日本旭硝子素材AGCを使用した硬度9H/飛散防止/指紋防止/高感度 の優れた保護フィルムです。

実際に張ってみた際の印象は、貼りやすく、気泡が入りにくい点です。

お勧めです。

最後に、私がオススメする1曲を聴いてみませんか!この曲をNW-A45にCDから入れてありますが、その澄み切った音質には本当に心が癒やされます。

これはCDから転送したもので、ハイレゾ音源ではではありませんが、上述した圧縮音源やCD音源をアップスケーリングして、ハイレゾ相当の音質で堪能できるSony独自の「DSEE HX」技術により、ベールをはぎ取った音質で楽しめます。

ハイレゾ音源では、もっとすごい世界が楽しめます!

 

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まとめ

いかがでしょうか。

Sonyの並々ならぬ意欲を注力したNW-A45について、実際に購入し使い込む中で、この音質が約2万円の価格で聴けることに衝撃を覚えました。

このサイトにお越し頂いた方は、音楽を聞くことに関心がおありなのではと思います。

ちょっとジャズには関心があるのだが、どこから聴いたらよいのか、分からないと言う方に、私が書いた下記の記事をのぞいてみませんか?

私が選びに選んだ曲を聴けるので、聴いてみませんか?

ひょっとして、「ジャズっていいねぇ~♫」と感じられたら、好きな音楽の世界が広がります。

上質でおしゃれな大人の時間を過ごされたらいかがでしょうか。

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NW-A45が提供する中高音域でのどこまでも澄み渡る透明感あふれる音質と、イヤーフォン「Beoplay H5」の備える高中音域のすばらしさ音質のコラボレーションを、5万円のベストセレクションとして自信を持って皆様にお勧めできます。

【CDを超える音質】ハイレゾ対応のポータブルオーディオ泥沼編

今までに、ハイレゾを手軽に楽しめる記事「高品質な音源”ハイレゾ導入”の分かりやすい方法-前編」、そして「同-後編」2編をアップしております。

今回、更にその続編として「ハイレゾポータブルオーディオプレイヤー泥沼編」として予算10万円で私が自信を持ってお勧めする組み合わせについて記事にしました。

ただし、この位の予算からハイレゾポータブルオーディオプレイヤーの世界は泥沼化して抜け出せない恐れもあります。

そのときは、「君もしくは、君のメンバーがオーディオという泥沼にはまっても、当局は一切関知しない」となりますのでお気をつけ下さい。

 

「では始めましょう」と行きたいところですが、「高品質な音源”ハイレゾ導入”の分かりやすい方法-前編」と「高品質な音源”ハイレゾ導入”の分かりやすい方法-後編」をお読みでない方は、是非前もって読んで頂けると、いっそう楽しめます。

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前回執筆した記事・後編では、予算5万円でハイレゾの世界を手軽に楽しんで頂けるお勧めの組み合わせを選択する際に、まずヘッドフォンから選定しました。

予算3万円でヘッドフォン、そして残りの2万円でポータブルオーディオ機器を選定しました。

 

ハイレゾ対応ポータブルオーディオ予算10万円ベストセレクション

今回、予算を10万円に設定しました。

この10万円に設定したのは,今回惚れ込んだイヤーフォンがあるからです。

 

それは従来高級オーディオ機器を発売していた、デンマークのBang & Olufsen社が、満を持してこの7月に発売した「Beoplay H5」にぞっこん惚れ込み、それにベストマッチするポータブルオーディオプレイヤーを選択した結果10万円になったからです。

 

この2製品の組み合わせは、私の中では断然1位の組み合わせで、恐らく予算を20~30万円に組み直しても、この組み合わせを選びます。

それほど、音質はもちろん,使い勝手、おしゃれなセンスどれをとっても本当に素晴らしい製品だと断言できます。

今回、タイトルを泥滑編としましたが、私としてはこれが揺るぎないベストセレクションとして自信を持ってお勧めしますので、ある意味、これ以外に「ああでもない、こうでもない・・・」と悩まないですむので泥沼編というタイトルはふさわしくないかもしれません。

では紹介します。

 

イヤーフォン「Beoplay H5」

私のお勧めする製品はB&O PLAY社初のワイヤレスイヤーフォン「Beoplay H5」です。

 

高性能なスピーカー、ヘッドホンを製造しているデンマークのBang & Olufsen(バング&オルフセン)社が発売したワイヤレスイヤーフォン「Beoplay H5」です。

Bang & Olufsen(バング&オルフセン)社

Bang & Olufsen社は1925年にデンマークで創業したオーディオ・ビジュアルブランドです。

創業以来、「常にマジカルな体験でお客様に感動をお届けする」ことを企業理念として掲げ、たしかな技術、クラフツマンシップ、時代を越えたデザイン、そして人間工学に基づいた快適な操作性を融合した製品を世に送り出してきました。

既存のオーディオメーカーとは異なる価値を持っており、世界中のオーディオファン、音楽家から根強い高い評価を得ています。

一口メモ】:「BeoLab 90」

 

このほど創立90周年を記念してプレミアムなスピーカー「BeoLab 90」をリリースしました(2015年)。

超高級スピーカー

画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

計18個のスピーカーユニットが内蔵されていて、空間はまるでコンサートホールの会場にいるかのような臨場感を実現しています。

さてそれでは、このスピーカーは2台でいくらでしょうか?

 

ズバリ990万円なり~!!

 

スピーカーは視聴位置に応じて設定を行う事で音の指向性が調整でき、部屋のどこにいても最適なサラウンドを実現しているわけです。

サラウンドと聞くと何か邪道な感じに聞こえますが、真の臨場感を味わうために精緻に設計された本製品のクオリティの高さはさすがで、次元の高さを感じます。

 

価格は税抜きで990万円。到底買えそうな値段ではありませんが、実物を生で聞くことが出来るスポットがあります。

2015年5月に、二子玉川蔦屋家電内にオープンしたBang & Olufsen二子玉川です。

国内最大規模の面積を誇る店内では、Bang&Olufsen B&OPLAY全ての製品を実際に見ることが出来、国内で唯一BeoLab 90を常設しています。

そのとてつもないスピーカーを販売しているBang & Olufsen社が初のワイヤレスイヤーフォンを7月に発売しました。

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画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

どうですか、美しくて今すぐにでも手に取ってみたい衝動にかられるほどおしゃれなデザインだと思いませんか。

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画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

Beoplay H5

次の特徴を備えた素晴らしいイヤーフォンです。

  • B&O Play の Bluetooth イヤーフォン「BeoPlay H5」なら、わずらわしいケーブルから開放され、日常のあらゆる場面でBang & Olufsen Signature Soundを楽しむことが出来る。
  •  Bang & Olufsenのエンジニアがチューニングした独自設計の6.4mmダイナミックドライバーが、ワイヤレスイヤーフォン(Bluetooth対応)でありながら高音質かつ聞いていて疲労感のないオールラウンドなサウンドを実現(高音質コーデックであるapt-X、AACに対応)。
  •  低音・中音・高音の音圧バランスが均等で心地良く聞こえる。
  •  音楽の種類により強弱を付けたい時にもダウンロード出来るアプリ「Beoplay App」により自由に調整出来る素晴らしい機能を備えている

さすがに、あのBeoLab 90を開発した世界屈指のオーディオメーカBang & Olufsen社ならではの製品です。

トピック】:iPhoneからイヤーフォンジャックが無くなりました。

iPhone 7・iPhone 7 Plusに同梱されている「EarPods」は、Lightningコネクタに挿して使うタイプのイヤホンです。(イヤーホンジャックがなくなりましたが、もちろん変換アダプターを購入すれば他社の様々なイヤーホンを使用できますのでご安心を)

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そうした時流から考えても軽快なBluetooth接続のイヤーフォンに注目が集まっていますが、そんな中、Bang&OlufsenのBeoPlayラインから、待望のBluetoothイヤーフォン「Beoplay H5」が登場したわけです。

ところで、今まではBluetooth対応と言うだけでよい音質は望めないと思われていました。

しかし、今ではBluetoothで接続して使用する「Bluetoothイヤホン」はその使い勝手の良さと、従来とは比べものにならないほどの高音質(ハイレゾ対応)で音楽を聴くことができることで、最近人気を集めています

 

一口メモ】:Bluetoothとは

Bluetoothは、対応した機器同士の近距離間データ通信に使う無線通信技術で、ワイヤレスでデータをやりとりできます。

基本的に1対1の通信を目的としており、使用時は、繋ぐ機器を指定(ペアリング)する必要があります。

通信可能距離も数m~10m程度と短く、通信速度もWi-Fiに比べてかなり劣るため、大量のデータを送るのには向きません。

最近では、iphone7がヘッドフォンジャックをなくすなどBluetoothを用いたワイヤレスでの使い方を積極的に採用するなど注目を浴びています。消費電力が少ないため、イヤホンやキーボードなどさまざまな製品が対応し、用途が広がっています。

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では、何故最近になってBluetoothでハイレゾ音楽が楽しめるようになったのかを考えます。

従来のBluetooth技術では毎秒1Mビットまでしかデータを送ることができませんでした

Bluetooth接続のイヤホン、ヘッドフォンで音楽を聴く場合に問題となるのが、Bluetoothの接続の転送速度の上限です。

これでは、ハイレゾ音源はおろか無圧縮の状態ではCDの音すら送ることができない容量です。

Bluetoothは無線の技術ですので、常に1Mbpsの転送速度すべてを使いきることが出来る訳ではありません。

ワイヤレスイヤホンは有線タイプよりも音が劣化するというのがこれまでの常識でしたが、現在ではBluetooth規格のバージョンアップなどに伴い、そうした常識を覆すような高音質のBluetoothワイヤレスイヤホンが数多く製品化されています。

 

Bluetooth通信を使った音質の良し悪しは、「コーデック」と呼ばれるデータの圧縮方式の違いによって大きく変わります

コーデックにはいくつかの種類があり、イヤホン側がどのコーデックに対応しているかというのも重要ですが、音を送る側のスマホ、ポータブルオーディオ機器もそのコーデックに対応している必要があるので注意が必要です。

現在、高音質と言えるコーデックは「AAC」と「apt-X」と「LDAC」です。

それぞれ「AAC」はiPhone、「apt-X」はandroid、「LDAC」はハイレゾなど一部のソニー製品に対応するコーデックですので、ご自分がお持ちのスマホや再生機に合わせて、それぞれのコーデックに対応したイヤホンを選ぶようにして下さい。

 

「BeoPlay H5」は、高音質コーデックであるapt-X、AACに対応していますので、ハイレゾ音源を十分に楽しめるのです。

 

途中でイヤーフォンを外す際には、左右のハウジングに内蔵された磁石をくっつければ、ネックレス状にして首周りにかけておくことが可能となり、これも実におしゃれなセンスにあふれています。

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h5-1

 

今までの紐付き、ケーブル付きのイヤーフォンに慣れた人にとって、この便利さは衝撃です。

ケーブルに縛られず、 音楽に集中し、その世界に入りこませてくれる、パートナーとなります。

解き放された空間で楽しい時も、気分が落ち込んでいる時も、どんなシーンでも音楽は私たちに寄り添い、日常を豊かにしてくれるそんな製品です。

忙しい毎日に美しいデザインと高音質な音楽のあるライフスタイルをもたらしてくれます。

 

ところで、洗練されたBeoplay H5のデザインは、スカンジナビアを代表するデザイナー、ワコブ・ワグナーによおりデザインされたもので、誰もが納得する美しいデザインです。

ワイヤレスを使った高音質の音楽聞く形態が今後の傾向

ワイヤレスで送信するには圧縮(コーデック)する必要があり、「Beoplay H5」の通信機能は、Bluetooth 4.2に対応しており、コーデックはaptX、aptX-LL、AACをサポートしており、聴感上の音質もハイレベルとなっています。

バッテリー容量は100mAhで、連続再生時間は5時間可能です。

一口メモ】:AACとaptX

AACとaptXは、Bluetoothで音声を伝送するときに、音声を圧縮する方式の名前で、高音質な新しい方式です。
(圧縮方式は複数あり、これらは「コーデック」と呼ばれます。)

AAC: (Advanced Audio Coding)

SBCと変わらない圧縮率だが、送信時のタイムラグがほぼ無くなっている。主にiPhoneで使用されている。

aptX:

圧縮率がSBCと比べて格段に少ない為、音域が消える事も少なく、高品質な音を楽しむ事が出来る。

タイムラグもほぼ無くなっている為、動画と合わせても違和感を覚える事が少ない。主にAndroidで使用されている。

AACとaptXは、Bluetoothで音声を伝送するときに、音声を圧縮する方式の名前で、高音質な新しい方式です。
(圧縮方式は複数あり、これらは「コーデック」と呼ばれます。)

このようにワイヤレスながら高音質にこだわった製品で、アクティブなライフスタイルに無理なく溶け込むように、Beoplay H5は特定の音楽に偏ることなくチューニングされており、いかなるジャ ンルであっても最高級のサウンドをお届けします。

 

高い完成度を誇る「Beoplay App」

さて、肝心の音質ですが、中高音がまるで薄いベールがかかっていたのが、スウーット採れていく感じです

それは中音と特に高音の素晴らしい伸びがあるからです。この点が「BeoPlay H5」の最大の特徴です。

 

低音は正直もう少し膨らみのアル豊かな音質を望みますが、以下の紹介する「Beoplay App」の補正でカバーできます。

 

更に使い勝手の良さを提供する為に、Bang & Olufsen社が提供するアプリケーション「Beoplay App」を無償でダウンロードすることが出来ます

 

高い完成度を誇る「Beoplay App」により聞きたい気分に合わせて音質を自由に変化させることも出来ます。

 

一口メモ】:「Beoplay App」

この「Beoplay App」(Android/iPhone/AppleWatch向け)を使って、楽曲にあった最適なサウンドに調整することも可能。

次の写真を見てください。

左の写真はONKYOの提供する無償のソフト「HF Player」にお気に入りのジャズの名盤「COOL STRUTTIN’」を再生している画面です。右の写真はh5専用の
アプリケーション「Beoplay App」のカバー画面です。中央左の”Bo”を押すと、次の写真左のメニュー画面に遷移します。

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左の写真はh5専用のApplication「Beoplay App」のメニュー画面、左下のサークルを円に沿って回すと音量をコントロール、円の中のボタンを押すと次の画面の、4象限での音質コントロールが視覚的に出来ます。また右の画面はプリセットされている気分に応じた選択が出来ます。

 

「COMMUTE:通勤・通学時」「CLEAR:爽やかな気分」「WORKOUT:運動する気分」などのプリセットを選択することはもちろん、「WARM」「EXCITED」「RELAXED」「BRIGHT」の4象限のなかでポインター(円)の位置と円の大きさをタッチ操作で動かしてイコライジングの効き具合を調整できる、遊び心ある設計となっています。

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下図画面「WARM」,「EXCITED」,「RELAXED」,「BRIGHT」の4象限で円を自由に指先で移動でき音質を自由に変えることが出来ます。
また、円の大きさも自由に変更でき、音質ニュアンス変化の効き方の強弱も視覚的にコントロールできます。

 

感心なのは、こうした機能は何かおまけ的にただ人の関心を得るだけのものが多かったが、このh5専用のApplication「Beoplay App」は、さすがに超高級オーディオを開発・販売するだけあって、技術者の意地を感じるほど、完成度が高く良く出来ています

 

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またイヤーフォンの電池残量を簡単に確認することができます。

 

イヤーフォンの置き忘れを防止するために、Beoplay H5 のイヤフォンの各筐体にはマグネットが取り付けられています。

そのため、イヤフォンを使用していない時も首にかけておくことができます。

 

また、左右の筐体をカチッとはめるだけで 自動的に電源が切れ、充電池の消耗を抑えるデザイン性の他にも実用性も備えています。

 

2 つの筐体を結ぶケーブルは肌に触れても心地よい編み込み型の紐で、イヤーカップ部の紐はゴムの内側に織り込 まれているため、汚れや汗からデリケートな電子部品を守ります。

イヤフォンのハウジングは汗や湿度に強いテクスチ ャード加工が施されたゴムとポリマーで作られています。

コード

画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

人間の耳は非常に複雑で多様性に富んでいるため、 パーフェクトなフィット感が得られるよう、繰り返しテストを行い最も重要な要素である、「快適さ」を実現しています。

 

Beoplay App による完成されたサウンド Beoplay H5 には、6.4mm のダイナミックスピーカー、小型エレクトロ・マグネティック・トランスデューサー、そして、幅 広い範囲サウンドチューニングができる DSP を搭載した Bluetooth 4.2 チップが内蔵されています。

 

シンプルで革新的な充電方法 Beoplay H5 には 100mAh の充電電池が搭載され、ワイヤレスで最大 5 時間の連続再生が可能です。フルマラソン を完走してもまだ余裕がある容量です。

充電はイヤーフォンに同梱されたキューブ型の充電器で簡単に行うことができます。イヤーフォンにマイクロ USB ケーブルを挿入する代わりに、充電器にはめるだけで、充電が開始され、非常に使い勝手が良くスタイリッシュです。

 

充電器

画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

充電中は 2 つのマグネットによって、イヤーピースがチャージャーに固定されます。

イヤフォンにおいて、最適な音質や低音レスポンスを得るためにはフィット感が非常に大切です。

そのため、Beoplay H5 には 7 組のイヤーチップが同梱されています。オープンセル構造フォームが快適性と外耳道内部でのほぼ完璧な グリップ力を保証し、通気性の高い Comply™ Sport を 3 サイズ。

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画像引用:http://www.beoplay.com/products/beoplayh5

そして、レギュラータイプのシリコンチップを 4 サイ ズ。各 Comply イヤーチップには SweatGuard™ 膜により、汗がサウンドポートに入るのを防止します。

このように非常に細かい配慮がなされています。

 

しかし私にはどうしても一つ気になる点がありました

 

それは、イヤーフォンで音楽を聞いてるとイヤーフォンコードが服に擦れ『ガサガサ』という雑音を拾ってしまって、その音が気になってしまうことです。

これだけ素晴らしい製品を提供しているBang & Olufsen社がそのことに配慮していないわけが無いと思い、いろいろ調べてみました。

やっと解決策を見つけました。

それは『SHURE掛け』なる掛け方です。

item.rakuten.co.jp (1)

素晴らしい効果を実感できます。あれだけ気になっていた「カサカサ音」がまったく消えてしまうのです。

雑音が防止出来る原理としては、コードが擦れて発生した雑音が、耳に掛かっている部分で減衰されているからです。

皆さんも小さい頃、糸電話で遊んだことがあると思います。糸がどこかに引っ掛かったり触れてると話し声が相手に届かなかった記憶ないですか?

それは触れてる所で雑音の元である振動が吸収されてしまい、声が聞こえななるのです。

Beoplay H5に関するレビューなどで唯一気きになる点として、ケーブルにすれたときの「カサカサ音」が気になるとの声が多く寄せられています。

私も購入当初、気になりました。何とかして、なくそうといろいろ試した結果、『SHURE掛け』で完全に解消されることが分かったのです。

この『SHURE掛け』により、高価なイヤホンでも防げない雑音を即座に解消できるわけですから、この点については是非取扱説明書に明記してほしいと思います

さて、いよいよこの素晴らしいBluetoothイヤーフォン「Beoplay H5」にふさわしいハイレゾ対応ポータブルオーディオプレイヤーには、オンキョウのDP-X1 [32GB]をお勧めします。

今話題の売れ筋No1 Apple社 「AirPods」に関する記事については、

エアーポッズはすぐに購入できない!何がそんなにすごいのか?

デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ音源対応DP-X1

数ある中の選定対象として音質、使い勝手などを中心に比較評価してきました。

オンキョウはハイレゾ再生に力を入れており、日本最大級のハイレゾ音源配信サイト「e-onkyo music」を運営しています。

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そしてヘッドホンやポータブルヘッドホンアンプ、HF Playerのリリースなど、ハイレゾワールドを常にリードしてきました。

そうした姿勢に共感し、私自身も早くからこのサイトを利用してハイレゾ音楽をダウンロードしていました。

 

私は主にジャズを中心に聴いており、今では昔の名曲が最新のマスター音源からハイレゾ音源としてよみがえった曲が数多くリリースされ、当時では考えられなかった音質で素晴らしいジャズを楽しむことが出来ています。

そんな良心的にサイトを運営しているオンキョーが初となるハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー(DAP)を満を持して登場させました。

高音質にこだわり抜き、オーディオメーカーとして培ってきたノウハウを惜しみなく投入した製品がDP-X1です。

価格はアマゾンで実勢価格約6万円です

素晴らしい点はその抜群のコストパーフォーマンスです。最近では海外製、国内メーカー製など数多くの製品が販売されていますが、私の中では一番のコストパーフォーマンスの良さ、自信を持ってお勧めできましたが、コストパーフォーマンスという点では、実に強力なライバルが2016年10月に発売されたのです

それはSONYウオークマンNW-A35です。この製品については

「SonyウオークマンNW-A35の圧倒的なコストパーフォーマンスにオーディオ界が震撼!」という記事に詳しく書きましたので、興味のある方は是非見て下さい。

 

 

 

では、DP-X1の特徴を見ていきましょう。

最高水準のDAC&アンプと高度な回路設計で、あらゆるハイレゾ音源を高音質再生

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画像引用:http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/dpx1/

ハイレゾ音源を余すところなく楽しめるよう、多くのハイレゾ音源配信サイトで採用されている再生フォーマットに対応しています。

最大11.2 MHzまでのDSD再生に加え、最大384 kHz / 24 bitのWAV、FLAC、ALAC、AIFFなど、ハイレゾ音源をはじめクラス最高水準の再生対応力を備えており、幅広い音源をいつでもどこでも高音質で堪能できます。

 

 

また、高音質出力を実現する2.5 mm 4極バランスヘッドホン出力端子を搭載し、さらに3.5 mm 3極ヘッドホン出力やMicro USB-B/OTGデジタル出力、ワイヤレス再生にも対応さまざまなヘッドホンや周辺機器で楽しむことができます。

 

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画像引用:http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/dpx1/

業界初「MQA」フォーマットに対応:MQA Limitedが開発元になった「MQA」に、ボータブルプレーヤーとして初めて対応

一口メモ】:「MQA」とは

MQAの特長 は大きく2つあります。

①ハイレゾ音源をロスレスで『コンパクト化』

ハイレゾ音源のFLAC、WAV形式ファイルは、音質は素晴らしいがファイル容量が大きくなってしまいます。

MQA(352.8Khz/24bit)で作成された音源のファイル容量を 100%とすると、FLAC 192Khz/24bit で323%、FLAC 96Khz/24bit で179%、WAV 192Khz/24bit で702%、WAV 96Khz/24bit で351%になります。

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このようにMQAは膨大な情報量を持つ、スタジオクオリティの音声ファイルを、CD並のコンパクトなサイズにロスレスで圧縮する『オーディオ折り紙』と呼ばれる夢のような独自技術のことを指します。

ファイルサイズが小さくなることで、楽曲のダウンロード時間も大幅に短縮されることで、MQAはスマホや携帯プレーヤーでもハイレゾを気軽にストリーミング楽しむことも可能とするなど、新しい音楽スタイルの可能性を広げます。

②音の解像度を飛躍的に高めて実現した『マスタークオリティの音質』

最新の神経工学の成果によると、人間の耳は周波数より、時間軸の情報精度に対してはるかに敏感であることが検証されています。

MQA開発者はこの点に注目し、録音段階からリスナーの再生までの数々のプロセスで生じていた、時間軸の情報精度の劣化を大幅に改善し、スタジオクオリティの3Dサウンドの再生を可能にしました。

この時間軸精度の改善によりアーチストや録音エンジニアがスタジオで耳にしている、マスタークオリティのまま、誰でもどこでもその素晴らしい音質を楽しむことができることになりますます。

最高水準のDACとアンブを2基すつ搭載

ESS社製のDAC「ES9018K2M」とアンブ「SABRE 9601KJをそれぞれ2基ずつ搭載し、超高解像度再生を実現しています。

ボータブルオーディオ機器としてはクラス最高水準のDACとアンプを使用しながら消費電力にも配慮した、コンポーネントオーディオの思想を受け継いだ設計です。

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画像引用:http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/dpx1/

ノイズを極限まで低減する、独立オーディオ回路設計

オンキヨ一のオーディオ開発ノウハウを活かし、コンポーネントオーディオ同様にオーディオ部(DAC&アンプ)とCPU部を完全に分離

さらにスイッチング電源回路とオーディオ回路を十分に離して配置するとともに、回路やICチップごとの電源構成や配線の細部に至るまで徹底した「クローズドループ設計」により、デジタルノイズを極限まで低減しています。

ハイレゾ音源だけでなく、音楽ス卜リーミングや圧縮音源など、幅広い音源を高音質で楽しめるよう妥協のない設計を貫いています。

これはまさに高級オーディオアンプに使用された贅沢な仕様そのものです。

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画像引用:http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/dpx1/

最大432 GBス卜レージまで拡張可能

32 GBの内蔵メモリに加え、microSDカードスロット(2基搭載)を利用すれば、最大432 GBまで拡張可能です。

連続再生時間も最大16時間を実現しており、膨大な音楽データも、気軽に持ち歩いて楽しむことができます

好みに応じてセレクトできる2つのバランス駆動

2.5 mm 4極端子によるバランス出力をサボー卜しており、一般的な「BTL駆動」とオンキヨ一独自の「ACG(アクティブコントロールGND)駆動」を選択可能です。

「ACG駆動」は、バランス駆動の特殊な方式で、COLD側アンプの増幅能力を使ってGNDをアクティブにドライブし、揺らぎのない理想的なGNDをキープすることに特化します。

通常のアンバランス駆動に対して、高いセパレーション性だけでなくバランス駆動で得られるパワーアップ分を、“安定性”強化に使うことにより、非常にクリアで実在感のあるサウンドが得られます

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一口メモ】:「バランス駆動」とは

バランス入出力を備えるアンプとアンバランス出力のみのアンプの違いは、駆動するアンプの数だ。

一般的なアンプのアンバランス端子は、プラスとマイナスで構成されるオーディオ信号をひとつのアンプで増幅するシングルエンド動作を行なう。

一方のバランス端子は、プラス用とマイナス用のそれぞれを独立したアンプで増幅する。

つまり、アンプの数が倍必要になるわけだから、コストも高くなる。

このメリットは、2つのアンプを使用することでヘッドフォンの駆動力が向上するところにある。

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さらに付け加えると、一般的なヘッドフォン用のステレオ出力(アンバランス伝送)は、左右の信号とグランド(基準電位)の3本でやりとりされる。

グランドは左右で共用なのだ。このため、ごくわずかな量ではあるが、グランドを通じて左右の信号が混ざってしまうクロストークが発生する。

しかしバランス伝送の場合は、左右の信号をプラス/マイナスで独立したアンプで駆動するので、グランドも独立している。

このためクロストークが発生しない

 

このほか、1つの仕事(ヘッドフォンの駆動)を2つのアンプで行なうため、個々のアンプの負担が少なく、より理想的な動作ができる。

このような数々のメリットがあり今後、こうしたバランス型対応のイヤーフォンが続々と発売予定です。

今回お勧めした「BoH-5」のイヤーフォンにはバランス型対応ではありませんが、こうした、先進的な機能を盛り込んでいるので、バランス型に対応したヘッドフォンにも対応が出来、将来の拡張性があり楽しみな機能です。

 

リアルタイムDSD変換〜DSDサウンドクオリティへ〜

WAV、FLAC音源をはじめ、圧縮音源さえもリアルタイムでDSDに変換して再生することができます。

オーバーサンプリングにより量子化ノイズを可聴帯域外に追いやることで、クリアな音質を実現しています。

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再生中の音質切替もスムーズ

音楽の再生中でも、バランス駆動やDSD変換、アップサンプリングなどをスムーズに切り替えることができます。

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また自分好みの音質にきめ細かく調整できる、多彩なサウンドカスタマイズ機能もついています。

ロックアジャスト -ジッターノイズの排除-

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デジタルフィルター -サウンドキャラクター選択-

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音源の転送・管理をスムーズに行える「X-DAP Link」

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エンターテインメントを無限に広げる、直感的操作と優れた拡張性

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見やすく使いやすい大画面

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ホーム画面を自分流にアレンジ

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GooglePlayn対応

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e-onkyo musicから楽曲を直接ダウンロード

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e-onkyo musicとは

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以上のような特徴を備えたハイレゾ再生にうってつけの、ハイコストパーフォーマンスのポータブルオーディオ機器です。

今話題の売れ筋No1 Apple社 「AirPods」に関する記事については、

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まとめ

今回お勧めしたイヤーフォン「」と組み合わせた感想について実際の使い勝手や音の印象を2週間ほど使ってチェックした結果は、やはりピュアーな高品質な音質とハイコストパーフォーマンス、そしておしゃれ感です。
DP-X1の筐体はアルミ削り出しで剛性が高く、その佇まいには高級オーディオ機器らしさを感じます。

外形寸法/重量は129×75.9×12.7mm(縦×横×厚さ)/203gなので若干重く感じますが、これだけの音質と高級オーディオ並みの筐体を実現していることから、そこはスマホなどとは一線を画すものとして分けて考えた方がよいのでしょう。

このDP-X1はBluetoothオーディオにも対応し、aptXコーデックをサポートしているので、「BOh-5」という素晴らしいイヤーホンとの組み合わせが実現できたのです。

実におしゃれなセンスで、最高のハイレゾ音質を楽しむことが可能なりました

是非皆さんも、最高の音質で好きな曲を思い切り楽しむことで日頃のストレスを癒やしてください。

また、こうした音響機器、ハイレゾなどに興味をお持ちの方はきっと音楽を聴くことも好きだと思います。

そうした方々に、私がジャズについて、分かりやすく、気軽に聴けるジャズの曲を紹介した以下の記事も書きましたのでよかったら見てください(いや、聴いてください)。

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ジャズなんてなんだか小難しそう?、興味はあるがどこから聴いたらよいか分からないと思っていた方々!そんな方々に是非お勧めです。

もしかしたら、病みつきになるかも!

CDよりも圧倒的に高音質な音源“ハイレゾ”入門のわかりやすい方法ー後編

「高品質な音源”ハイレゾ導入”の分かりやすい方法-前編」では、生の演奏を録音してからCD、ハイレゾ音源への変換など実際に行われる行程を、各種圧縮方法を踏まえつつ説明していきました。

PCを使用し、USB-DAC機器を接続し、自分の好きな曲をハイレゾ音源配信サイトよりダウンロードした音源を管理するためのPCで稼働させるソフト等についても具体的に説明をしております。

そして、現在私自身が愛用している機器構成などについても紹介させて頂きました。

前編で紹介しました「PCオーディオ」は、古くからのオーディオファンですでに自分好みのオーディオシステムを構築してる方に、特にお勧めです。

こうした方々は現行のシステムでも徐々に満足できなくなり、もっと良い音質を実現させたいと思っていますが、これから先は泥沼になることをよくご存じで踏みとどまっているのではないでしょうか。現に私がそうでした。

しかし、ようやく様々な条件が揃い、従来から聞いていたCDよりも数段高音質なハイレゾ音源が配信サイトからネットを通じてダウンロードできる、そしてそれらを比較的低価格でも高音質で再生可能なUSB-DAC機器が発売されたことで、現在自分が所有しているスピーカー、アンプ等を活用して素晴らしい音質を楽しむことが出来るようになったのです。

ハイレゾ音源を購入しダウンロードするのはパソコンで行うので、パソコンをある程度使いこなせる方にとって、前編で紹介したPCオーディオを選ぶのが最も手軽といえるかもしれません。

後編では、外出先でも楽しめる「ポータブルオーディオ」について説明していきますので、オープンな環境でハイレゾを楽しみたいと思う方には特にお勧めです

しかし、ハイレゾで採用されるファイル形式、またCDとはどのように違うのかなど最初に理解しておく方が望ましいと思いますので、前編をまだお読みでない方は是非前編を合わせてお読みください。

 

外出先で楽しめるハイレゾ対応「ポータブルオディオ」の選び方

1979年のウオークマン登場以来、日常的に音楽を楽しんでいた方法を「ポータブルオーディオ」と呼びます。

ポータブルCDプレイヤー、ポータブルMDプレイヤーなど様々なスタイルのものが登場しました。初期ウオークマンでのカセット、MDプレイヤーは明らかに音質劣化がありましたが、CDプレイヤーは満足できる音質だったといえるでしょう。

しかしポータブルCDプレイヤーは音飛びなどを防ぐために、聞く環境・状態に配慮する必要があり今ひとつ使いづらいものでした。

CDよりも高音質な音源をどこでも楽しめる「ハイレゾ対応ポータブルオーディオプレイヤー」の登場は、音楽好きな人にとっては画期的な出来事といえるでしょう。

では構成からみていきましょう。

まずは「ヘッドフォン」から選ぼう

 「ポータブルオーディオ」プレイヤーによって、音質の違いはありますが、やはり最終的に音を発するヘッドフォンが音質に影響しますので、まずはヘッドフォンから選びましょう。

ヘッドフォンを選ぶには、やはりイヤフォン・ヘッドフォン専門店に出向き、店員さんの意見も参考にして、予算を考慮し、視聴することを強くお勧めします

ヘッドフォンの世界は実に多種多様で奥が深く、そうした製品に幅広く精通した店員さんにアドバイスを受けて視聴するのがお勧めです。

そこで、私が実際に通っている専門店でお勧めなお店を紹介します。

東京・大阪・名古屋に6店舗構えている「e☆イヤホン」というお店です。

「e☆イヤホン」点についての詳細はこちら ⇒ 「e☆イヤホン」

このお店の特徴は豊富な品揃えはもちろん、定員さんの様々な製品に関する知識が豊富で安心してアドバイスを受けれる点、そして豊富な中古品の品揃えで何と、店頭にある中古品すべては基本的に視聴が可能であるという点です。東京秋葉原店の様子です。

店内の様子

入ってすぐは、イヤホンコーナーがお出迎え。
WEB本店でも紹介されている、U5000、A10000などの企画コーナー展開されています。

e-イヤーホン1

ちょうどお店の真ん中を縦断するようにはしるのが通称「イヤホン通り」
国内・海外問わず、世界中のイヤホンがずらりと展示されています。

e-イヤホン2

eーイヤホン3

eーイヤホン4

いかがですか、すごい売り場でしょう。こうした売り場で専門家のアドバイスを気軽に受けながら、好きな音楽を思い切り良い音質で聴ける心地よさが自分を癒やしてくれる世界を想像するとワクワクしませんか!

 

 

一口メモ】「Hi-Resロゴ」がついていないヘッドフォンではハイレゾを楽しむことが出来ないのか

一口メモ

ヘッドフォンを選ぶ際に気になるのは「Hi-Resロゴ」です。これは、日本オーディオ協会によって認定されたハイレゾ対応機器であることを意味しているマークです。

JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)

では、「Hi-Resロゴ」がついていないヘッドフォンではハイレゾを楽しむことが出来ないのでしょうか?結論から言うとそんなことはありません。

Hi-Res ロゴの付いたへッドフォンは、40kHz以上の高域再生が可能であることを示しています。逆に言うと、Hi-Resロゴの付いていないへッドホンの場合、40kHz以上の高音がでない場合があるのは確かです。

日本オーディオ協会に所属していないメーカーの製品にはHi-Resロゴが付いていないにもかかわらず、高域冉生が可能な場合もあります。

CDからハイレゾに進化したのは「高域再生」だけではありません。前編でも紹介したように、「ダイナミックレンジ」(音声信号の最小値と最大値の比率)が広がったことも大きな要素となっています。

「Hi-Resロゴ」がついていないヘッドホンでも、耳を澄まさなければ聞こえないような微小な音や細かいニュアンスを聞き分けられるダイナミックレンジの広さを実現している可能性は大いにあるのです。

ダイナミックレンジの広さについては、スペック表に必ず記載されている「再生周波数帯域」のような数値として表せないため、実際に聴いてみるしか選ぶ方法はありません。

私が愛用しているSony MDR-1Aは音質に定評あるオーバーヘッド型のヘッドフォンです。100kHzまでの高域再生に対応したHi-Resロゴのついたモデルです。価格:22,000~34,000 参考まで

MDR-1A一方、Shure社のカナル(耳栓)型ヘッドフォン【SE215SPE-A】は再生帯域が17.5kHzまでしか(つまりHi-Resマークがついていない)対応しませんが、緻密な表現力で人気の高い定着モデルです。ぜひ、自分で視聴してその違いを体験してみてください。
SE215SPE_1

ハイレゾ対応のヘッドフォン視聴に際し

まず選び方として「定番」とされていいる1万円前後の製品から視聴することをお勧めします

これより安い価格帯の中にも、なかなか優れた製品もありますが、やはり1万円を超えた価格帯から、ハイレゾの情報量を描き分ける製品が増えてきています。

さらに、上を目指す場合は3万円ぐらいから選ぶのが目安になります。さらに音質のグレードが上がります

聞き比べる際に、一つ重要なポイントがあります。

それは、スマートフォンでもかまわないので、自分のお手持ちの機器を持って行き、そこに収録されている普段自分が好きで聞いている曲をベースに聞き比べることが重要です。収録されている曲は当然ハイレゾ対応で無いと思いますが、それで良いのです。

「J-POP」しか聞かない場合はJ-POPだけでもOKです。もっと幅広くJ-POPも洋楽もジャズ、アニメソングも聴くなどしている場合は、是非様々なジャンルで聴きくらべてください。

そうすると、女性ボーカルを聴いて「中域のつやが何ともなまめかしい」、しかし、ジャズのベースの「低音がふくよかでない」等に気付く場合があります。

自分が良く聴く曲が、気持ちよく聞こえるかどうかに集中して聴きくらべてみてください。

一口メモ】「エージング」って何?

一口メモ

イヤホン・へッドホンを語る上でよく聞くのが「エージング」というキーワードです。

エージングとは元々「老化.老齢化」または「(ワインやチーズなどの)熟成」という意味があり、ここでは後者の方の意味を指します。

エージングで実際に何をするのかというと、「一定時間音楽を流す」というシンブルなものです。数十時問から100時間以上音楽を流すことによっ
て、音がこなれていくのです。いわば「憤らし運転」のようなものです。

スピーカーの世界ではこの「エージング」は絶対にやらねばならないとの認識が広まっていました。現に私が使用しているYAMAHA NS-1 Classic は30年前の代物ですからエージングの意味では完全にこなれています(^_^)

エージングをすると確実に音が変わると思って間違いありません

米国の「Inner Fidelity」というWebサイ卜で、エージングによって音が変わるかどうかを計測する実験の結果が掲載されました。エージングに時間がかかることで有名なAKGの「Quincy Jones Q701」というへッドホンを使って検証したところ、新品のへッドホンと1000時間使用したへッドホンでは音に違いがあり、ブラインドテス卜でその違いがわかることが実証されています。

クインシーQ701

 

さてヘッドフォンを決めたなら、いよいよプレーヤーを選びましょう

選び方のポイントは

  • 価格
  • 音質・対応フォーマット
  • 接続性
  • 使い勝手

これらの要素のトータルバランスで選ぶことが重要です。

ポータブルオーディオプレイヤーは最近ブームになっており、10万円以上する機器も珍しくありませんが、購入しやすいエントリーモデルもあります。

はじめて、ハイレゾのポータブルプレイヤーを使っていこうという方は、まずエントリーモデルを選ぶことをお勧めします。

選ぶ際は、是非視聴してください。それには少し手間ですが、これを聞いてみたいと思う曲をあらかじめハイレゾ配信サイトからダウンロードしてMicroSDカードなどの外部メモリーにコピーしたものを持参するのがベストです。

出来ない場合は、お店の人に好きな楽曲の傾向を言って、視聴用の曲を選んでみてください。

比較する場合、対応フォーマットも重要な要素です。前編でお話ししました音源の対応フォーマットには、「96kHz/25bit」、「192kHz/24bit」、あるいは「5.6MhzDSD」など様々な形式があります(これはハイレゾ配信サイトからダウンロードする際に自分で選択します)。

こうした様々なフォーマットに対応していればそれだけ楽しめるハイレゾ音源の種類が増えるので、この点も考慮するポイントであると覚えておいてください。

もう一つのポイントは外部接続端子です。通常ですと、ヘッドフォン端子(3.5mmステレオミニ端子)が1系統あるのが普通です。

しかし、さらにヘッドフォンを高級なものにグレードアップする場合必要なヘッドフォン用アンプへの接続、USB-DAC機器へ接続して外部スピーカーで聴くなど拡張性を考えると、出力端子の豊富なモデルが大きなメリットとなります。

あとは、実際に触ってみたときの使い勝手の良さも重要です。

操作ボタンの使いやすさ、プレイリストの作成・編集のしやすさ、アルバムの表紙、楽曲情報の見やすさ等も含め使い勝手についても十分比較検討してみてください。

段階的にハイレゾ対応ポータブルオーディオを徹底的に楽しもう

ポータブルオーディオの魅力は手軽さにあります。本格的なオーディオの場合10万円~20万円で満足のいくシステムを組むのは難しいのですが、ポータブルオーディオの場合は10万円もあれば、かなり満足できるリスニング環境が作れます。

そこで、今回は段階的にステップアップできる組み合わせを紹介します。

ウオークマンでハイレゾらしさを楽しむ入門コース(予算5万円)

内訳はポータブルプレイヤーが2万円、ヘッドフォンが3万円と言った組み合わせです

数千円のヘッドフォンと、1万円前後のヘッドフォンを聞きくらべると音の数が数段増えるのが分かります。私はジャズが好きなので、ジャズクラブなどで収録されたライブ盤を多く聞きますが、客席で食事をとる人のナイフやフォークのふれあう音、イントロのざわめきなど微細な音がはっきりと聞こえてきますので、いっそう臨場感を感じることが出来ます。更に3万円前後のヘッドフォンと聴きくらべるとその差が歴然と感じられます。その違いは「空気感」ではないかと思います。1万円ではそれぞれの音がクリアーになりました。3万円ではそれら一つ一つの音が重なり合って一つになるような一体感を味わえるような感覚です。このクラスになると、いっそうアナログ的すなわちいっそう原音に近い感じがしてくるのです

そこで、今回思い切って3万円のヘッドフォンを選定しました。

ヘッドフォンは「モニター系」がお勧め

最初に選択する場合は「モニター系」と呼ばれるカテゴリーの製品をお勧めします

モニター系とは、音楽の製作現場で音を確認する為に使用されるヘッドホンを指します。

一言でで表現すると「フラットで素直な音質」といった感じです。製作現場では細かい音を確認するために余計な味付けがされていないヘッドフォンが求められるのです。

製作現場(録音現場)でミュージシャンや、プロデューサー、エンジニアがチェックしている音だとすれば、モニターヘッドフォンの音がまさに原音といえるでしょう。

そうした意味で、まずモニター系のヘッドフォンをお勧めします。

低域から高域まで強調することなく、フラットに表現する、そこにメーカーが若干の味付けを施して個性とするのがモニター系ヘッドフォンです

私がお勧めする製品は、今も私自身が使用していますSony製の「MDR-1A」です。

ポイントは、ハイレゾの高音質に触れると「もっといい音はないか」とさらに高音質を求めたくなります。高音質を求める際にその方向性は様々だと思いますが、リファレンス(基準)になる音が必要となります。

その意味でも「MDR-1A」は後々までもリファレンスになると思います。

今後更に高音質を求める際に、例えば低域の力強さはあるか、高域の解像度は高いかなど、モニター系ヘッドフォンをリファレンスにすることで自分の好みの音質の方向性を見つけられるのではと思います。

 

一口メモ】:Sony製「MDR-1A」

一口メモ

MDR-1A

MDR-1Aの特徴を記載します。

  • 可聴帯域をはるかに超える100kHz再生を実現
  • 広帯域再生を実現する新開発40mmドライバーユニット
  • アルミニウムコートLCP振動板を採用
  • 重低音のリズムを正確に再現するビートレスポンスコントロール
  • 快適な装着性
  • エルゴノミック立体縫製イヤーパッド
  • 包み込む装着感を実現するエンフォールディングストラクチャー
  • 可動部のガタつきを低減するサイレントジョイント
  • インワードアクシスストラクチャー
  • 銀コートOFC線を採用
  • 独立グラウンドケーブル
  • ケーブルを使い分けられる着脱式
  • 別売ケーブルでバランス接続にも対応
  • 左右の音の分離を改善し、ノイズに強いバランス接続に対応
  • 収納しやすいスイーベル機構
  • 持ち運びに便利なキャリングポーチ付属
  • スマートフォン用マイク/リモコン付きケーブル
  • リモコン操作を好みの設定に変えられるXperia(TM)専用(*)「SmartKeyアプリ」

このような数多くの特徴を備え、多数の人に支持されているモニター系ヘッドフォンなので是非メーカ製品紹介HomePageを見て頂くのが一番だと思います。

今ご紹介したモニター系ヘッドフォンSony製「MDR-1A」はご覧の通りヘッドセット型で、人によってはいわゆるイヤーフォン型を好む人もいます。

イヤーフォン型についてはカナル型と呼ばれるタイプがオススメです。カナルとは耳栓という意味です。インナーイヤー型と書かれているものもありますが、それよりは、耳の深くにある外耳道(イヤーカナル)を指し、インナーイヤー型よりも深く差し込んで使います。

カナル型イヤホンは、その形状から耳の上にコードをはわせて、しっかりと密着させる「シェア掛け」が良いとされています。そのクリアで抜けの良い音質は、一度聴くと癖になります。

シェア掛け

item.rakuten.co.jp (1)このカナル型イヤホンで私のお勧めする製品はB&O PLAY初のワイヤレスイヤホン「Beoplay H5」です。

非常に高性能なスピーカー、高性能でなヘッドホンを製造しているデンマークのBang & Olufsen(バング&オルフセン)社が発売したワイヤレスイヤホン「Beoplay H5」です。

今年の7月下旬に発売されたもので、私は早速視聴に出かけました。価格は¥29,900で抜群のコストパフォーマンスで、これほどまでに抜けが良く、繊細な音まで緻密に再現できるのかと驚きの印象です。

またデザインも良く、おしゃれな製品です。外出先でハイレゾの高音質の音楽をおしゃれに聴くにはもってこいの製品です。

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ポータブルオーディオプレイヤーはSonyハイレゾ対応「ウオークマンA20シリーズ」で決まり

オススメの理由はなんといってもコストパーフォーマンスの高さです

2万円程度の価格でこれだけの解像度の高い音質が味わえるのかと驚かれると思います。

私の感覚で言うと、「ハイレゾらしい音質」、つまり「もや」が取り払われ、ギターは左、ベースは右、ボーカルは中央、ドラムは右奥と言ったように音の姿と奥行き(定位)が見えてきます。

ドラムのシンバルのハイハット、ギターのピッキング・カッティング、トランペットの金属的なシャープな音などが、澄み渡って聞こえるような感じがします。

まさにハイレゾならではの高音質、高精細感を味わいたいと言う人にはもってこいだと思います。

一口メモ】:Sony製ハイレゾ対応「ウオークマンA20シリーズ」

一口メモ

Aseriessony

特徴としては,本当に様々な点があり下記に列挙しますが、メーカーの製品紹介HomePageを見て頂くのが一番です。

  • ハイレゾ音源に対応
  • 高音質を実現する本体設計
  • 自然で広がりのあるクリアなサウンドを再現「クリアフェーズ」
  • 高音質をより身近に。世界最小・最軽量(*)のハイレゾ対応オーディオプレーヤー
  • 拡張性:
  • microSDメモリーカードに対応
  • 「Media Go」で、さまざまなコンテンツを一元管理
  • ウォークマンの音楽をワイヤレスリスニング
  • 音楽と一緒に歌詞も楽しめる「歌詞ピタ(TM)」

このように、音質、操作性に優れているのはもちろんのこと、ワイヤレスでも音質を損ねないで聴ける、音楽と一緒に歌詞も楽しめるなど遊び心にも工夫が施されている点など絶大な人気を集めている理由だと思います。

今回のお勧めとして期せずして、Sony製品をピックアップしましたが、これらはいずれも市場で高い評価を受けて、売れ筋製品です。

かつて、ウオークマンを世に送りだし、斬新なアイディアを提供し市場を席巻したSonyの面目躍如というところですね。

まとめ

今回は、手軽に外でも楽しめるハイレゾ対応のポータブルオーディオプレイヤーを中心にした内容を書きました。

ハイレゾを楽しむには、圧縮ファイル形式、音質に影響を与える量子化ビット数、サンプリング周波数等の意味などこの世界特有な言葉について知っておいた方が、よりハイレゾの世界を楽しめると思いますので、是非前編も読んでいただくと参考になると思います。

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さて、今回は予算5万円内で自信を持ってお勧めできるラインアップを紹介しました。

次回、ハイレゾポータブルオーディオプレイヤー泥沼編として予算10万円の組み合わせについて紹介できればと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

CDよりも圧倒的に高音質な音源“ハイレゾ”入門のわかりやすい方法ー前編

みなさんは、貯まったストレスを日々どのように解消されていますか。
私は寝る前にパソコンの前で好きな音楽を聴いて心を癒やしています。

よく、音楽が好きであれば、良い音にはこだわらないという人がいます。
確かにそれなりに良い音で聴くには、オーディオという底なし沼に足を踏み入れる危険性?があります。
いくらお金があっても足らないのです。

最近「ハイレゾ」と言う言葉をよく耳にします。ハイレゾは納得のいく価格で、今までの音質とは全く違った世界を実現してくれます。
しかし「ハイレゾ」について、興味はありつつも、よく分からないので、その素晴らしい世界を経験していないのではないでしょうか?

そんな方々に、「ハイレゾ」について分かりやすく、まとめましたのでよろしければ読んでください。
そして身近な環境で「ハイレゾ」を実現し、好きな音楽で、自分を思いっきり癒やしてみませんか

長い記事になりますが、一刻でも早く素晴らしいハイレゾの世界を実現したいと考える方は、目次「5 PCでハイレゾを楽しもう」に移動してください。

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CDに変わる音楽配信サービスとは

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街中を歩いていて「あれ? ここにあったCD屋がなくなってる!?」と気付くことがありませんか?
生活圏内にレコード/CDショップがなくなっている驚愕の事実に驚かされます。

ここ1年で、月額固定・低価格で聴き放題の音楽配信サービスが急増し、スマホユーザーを中心に浸透しています。
月額料金を支払えば、膨大な楽曲をいつでもどこでも好きなだけ楽しむことができます。

「Apple Music」「LINE MUSIC」「AWA」などの定額制音楽配信サービスが続々と登場し、音楽業界に新たな風を巻き起こしています。

好きな音楽を楽しむ人にとって、本当に良い時代になりました。若い人を中心に、スマホで音楽再生アプリを使って好きな音楽を気軽に楽しんでいます。

最近、そうした人たちの中で、高音質の再生が可能なハイレゾ対応携帯機器に多くの関心が集まっています。

 

音楽の楽しみ方は時代とともに変化

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レコード媒体

CD普及前には、音楽をアナログ情報として記録したレコードをカートリッジ経由でアンプを通して聴いていました。

【一口知識】

アナログ(英: analog、英語発音: [ˈænəˌlɔːg] アナローグ)は、連続した量(例えば時間)を他の連続した量(例えば角度)で表示すること。

デジタルが連続量をとびとびな値として表現(標本化・量子化)することと対比される。

時計や温度計などがその例である。エレクトロニクスの場合、情報を電圧・電流などの物理量で表すのがアナログ、数字で表すのがデジタルである。(by Wikipedia)

 

レコードの特性

LP

 

レコードはどのくらいの情報量を持つのでしょうか?一説によると40kHzとも言われています。
実際には、奥の深い話になり、諸説あるようです。

「CD では 22.1kHz で高周波数帯域をばっさり切っているので不自然に聴こえ、LPレコードでは同帯域が自然に減衰するのでより聴こえ方も自然になる」とも言われ、最近LPの自然な音質が見直されています。

レコードには、人間が聞こえないはずの、22,000Hz以上の周波数が録音されている。
聞こえないからと言ってそうした僅かの情報量がCDとは違う独特な雰囲気を感じさせるのでしょう。

【一口知識】

最近はLPの需要が増えており、非常にコストパーフォーマンスの良いLPプレイヤーが何と1万円で手に入り、Amazonnでも売れ筋になっています。

TOWER RECORDS Japan

画像引用元:TOWER RECORDS Japan

この現象は音質と言うよりは見た目のかっこよさなどにもあるのかもしれません。
オーディオの世界では数百万するレコードプレイヤーが存在します (参考価格:¥203万)

超高級レコードプレイヤ

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CDとは

CD (1)

 

デジタル情報を記録するためのメディアである。光ディスク規格の一つでレコードに代わり音楽を記録するため、ソニーとフィリップスが共同開発した。

【一口知識】

CD初期の最大収録時間(74分42秒)が決まったいきさつについて、開発元のソニーによれば以下の通りである。

開発の過程でカセットテープの対角線と同じでDINに適合する11.5cm(約60分)を主張するフィリップスに対し、当時ソニー副社長で声楽家出身の大賀典雄が「オペラ一幕分、あるいはベートーヴェンの第九が収まる収録時間」(12cm、74分)を主張して調査した結果、クラシック音楽の95%が75分あれば1枚に収められることからそれを押し通した。

その大きな要因となったのが、指揮者のカラヤンであった。 開発当時、大賀典雄は、親交のあったカラヤンに、11.5cm(60分)と12cm(74分)との二つの規格で二者択一の段階に来ていることを話すと、カラヤンは「ベートーヴェンの交響曲第9番が1枚に収まったほうがいい」と提言した。

指揮者によって変わるが、カラヤンの「第九」は約63分–69分であり、ほとんどの指揮者による演奏時間は60分を超えているからだ。

結果的に74分(最大80分も可能)という収録時間は、1951年にライヴ録音されたフルトヴェングラー指揮のいわゆる「バイロイトの第九」(演奏時間およそ74分32秒)や、それに匹敵する長さであるカール・ベームやレナード・バーンスタインの演奏も、コンパクトディスク1枚に収めることが可能になった。

 

CDの売上

CD市場占有率ピーク

2002年にピーク、その後ダウンロードによる音楽配信サイトの市場が増加するにつれてCD販売数は減少していきます。

2000年代に入ると、Apple社の携帯音楽プレイヤー “iPod” が発売されました。2000年代の初めに米国で発売され、以後、日本でも徐々に知名度を増してゆく。デザインの良さも受けて、とりわけ、2000年代半ばから、爆発的に普及しました。

CDはついに50%を割るのに対し、ダウンロードは携帯サイトも合わせると40%にも成長していきました。

今話題の売れ筋No1 Apple社 「AirPods」に関する記事については、

エアーポッズはすぐに購入できない!何がそんなにすごいのか?

売れ筋No1 「SonyウオークマンNW-A35の圧倒的なコストパーフォーマンスにオーディオ界が震撼!」に関する記事については、

SonyウオークマンNW-A35の圧倒的なコストパーフォーマンスにオーディオ界が震撼!

携帯音楽プレイヤー

ipod

iPodが爆発的に普及したこことにより、他メーカーからも続々と携帯音楽プレイヤーが発売され、これらはMP3プレーヤーとも呼ばれました。

携帯音楽プレイヤーにはCDから音楽データを圧縮して取り込む(リッピングといいます)、また音楽配信サイトからダウンロードして取り込む方法が主流になりました。大容量の HDD を内蔵したプレーヤーなら1万曲以上の楽曲が収録可能です。

音楽の聴き方としては、イヤホンが主流で、それに続いて、ヘッドフォンになります。

最近「ハイレゾ」を手軽に聴ける環境が整い、家電でも「ハイレゾ」コーナーが常設されるなど、「ハイレゾ」が身近になってきました

そこで、「ハイレゾ」についてわかりやすく纏めた記事がありますので是非読んでいただくことをオススメします

↓↓↓

⇒ ハイレゾとは

 

これから出会う楽曲を最良の音質で楽しめる一方で、これまで慣れ親しんだ楽曲も、ハイレゾで聴き直すことで全く新たな魅力に気付くといったことも少なくありません。

ハイレゾ音源についてCDとは比べものにならないほどの情報量を持つ音源であることを理解しました。

ではこのハイレゾ音源を入手して、再生するにはどうしたらよいのかを具体的に説明していきます。

しかし、その前に自分の基準になる良い音について、しっかりと基準を定めておいた方が良いのです。

最近ハイレゾという言葉を耳にする機会が多くなり、いったい何だろう?あるいは音質がなにやら良くなると言うことだが、何をもって高音質なのか分からない。

一般的には高音質を聴く体験をした人は少ないともいます。良い音を知る、良い音に触れるということは何事にも替えがたい感動があります。

好きな女性アーティストの声がより艶めいてふくよかに感じられ、それまではあまり入ってこなかったベースライの音がはっきりと聞こえ、その場の雰囲気までを含めて音が見えてくるような感覚を味わえたら素敵ですね。

そこで、是非オススメしたいのが、一度最高の音を聴いてみることです。

それには、オーディオ専門店に足を運んで、視聴室で気軽に最高級のオーディオ機器で最上の音質を聴くことをオススメします。

Synthax 2016

【一口知識】

◎テレオン

アナログオーディオから最新の PC&ネットワークオーディオまで、 エントリークラスからハイエンドまで国内外製品を幅広く取り扱っております。 テレオンは素晴らしいオーディオライフをサポートします。ご来店お待ち申上げます。

テレオン視聴室

◎パナソニックセンター大阪

Technics製品試聴ルームを常設しています。 リファレンスシステム R1シリーズ、グランドクラスの新製品ダイレクトドライブ ターンテーブルシステム SL-1200Gをご試聴いただけます。 住所 :大阪府大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 南館 1階 TEL :06-6377-1700

◎パナソニックセンター東京

Technics製品試聴ルームを常設しています。 リファレンスシステム・グランドクラス・プレミアムシステムをはじめ、新製品ダイレクトドライブ ターンテーブルシステム SL-1200GAEをご試聴いただけます。 住所 :東京都江東区有明3丁目5番1号 TEL :03-3599-2600

◎TAD:パイオニアがハイエンドオーディオ事業を推進していく中心的な役割を担う、株式会社テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(略称:TAD Labs, Inc)を設立

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ハイレゾの音楽ファイル形式について

オーディオ3

ハイレゾファイル形式にはFLAC等の可逆圧縮形式WAVなどの非圧縮形式が採用されることが多いです。
PCで再生する場合もハイレゾ対応の再生ソフト、DACが必要になるなど再生環境にも配慮する必要があります。

最近では、DSDという方式のハイレゾファイルも流通するようになりました。DSDは音楽CDや従来のPCオーディオで扱うファイルとは全く異なる形式のため、ハイレゾ対応と表記されている製品でも再生できない場合があり注意が必要です。

ハイレゾではFLACのファイル形式がよく使われますが、FLACについてもう少し深く調べてみましょう

FLACって何? MP3と何が違うの?

FLAC

FLACは可逆圧縮とMP3は非可逆圧縮の違いなどファイル形式が異なります。

不可逆圧縮とは、文字通り圧縮前のデータと圧縮後に展開したデータが完全には一致しないが、圧縮したデータのサイズは小さくできる方式のこと。音楽情報に欠落が出てしまいますが、少ないメモリーにたくさん音楽を保存できること、データ量が小さいのでダウンロード時間が少なくて済むことがメリットです。

FLACは可逆圧縮されたファイルで、完全にオリジナルデータが復元できる方式です。情報の欠落がないので音質を重視する人に人気が高いが、圧縮しても元に比べて1/2程度にしかならず圧縮率は低いのです。

最近では、ソニーのウォークマンでもFLACの再生に対応したモデルが発売されるなど、携帯プレーヤーで再生が可能なものも増えてきている。

DSDって何?

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音楽データには、録音形式の異なる「PCM」「DSD」の2種類があります。PCMは音楽CDやMP3、AAC、ハイレゾと呼ばれるFLACなどで採用されている録音形式です。

量子化ビッ卜数を上げれば上げるほど、音の精細感が向上し、結果として高音質になる仕様で、現在のスタジオレコーディングにおいて主流の録音形式です。

とくにFLACなどのハイレゾ音源では、置子化ビッ卜数を24ビッ卜や32ビッ卜に上げることで、音楽CDを超える高音質を実現しています。

一方DSDは、量子化ビット数を「1」に固定することでサンプリング周波数を極端に上げられるようにした規格です。

これにより、PCMをしのぐ高音質を実現しているといわれています。

ただし、レコーディングにはDSD対応の専用機材が必要になる、PCMに比べてファイルサイズが大きくなる、さらにDSD対応のUSB DACやボータブルへッドフォンアンプがまだ高価といろこともあり、普及はまだ先のことであると考えられています。

いよいよこここから、実際にPCを用いてハイレゾを聴くにはどうしたらよいかについて説明していきましょう。

 

PCでハイレゾを楽しもう

オーディオ1

ハイレゾ再生に必要な機器

PC本体

現在のPCで性能的には大丈夫ですが、ハイレゾファイルはファイルサイズが大きいので内蔵ディスクの容量が大きいに越したことはありません。

必要に応じて外部でディスクの拡張なども考えましょう。

USB DAC(USBデジタル・アナログ・コンバーター)

パソコンは本体に音楽再生機能を備えており、わざわざ周辺機器などを加えなくても曲を聴くことができます。

パソコンの音楽再生機能は、MP3、AACなどデジタルデータとして記録された音楽ファイルを、パソコン内部に組み込まれているDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)という機能でアナログデータに変換して再生しているのです。

デジタルデータはあくまでも数字の0と1で記録されたもので、アナログ機器であるスピーカーやヘッドホンを鳴らすには、このようなデジタル・アナログ変換が必須なのです。

USB-DACとは、このデジタル・アナログ変換をパソコンの外部で行うためにUSBで接続する周辺機器のことを指します。

USB-DACにはスピーカーは内蔵されていないので、アナログ変換して出力した音声信号は、ヘッドフォンで聴くあるいはミニコンポなど外部のオーディオ機器とつないでスピーカーを鳴らすのが基本となります。

古くとも音質が気に入っているスピーカーや、駆動用のアンプが手元にあるならば、そういったオーディオ機器をパソコンで音楽を楽しむために活用することも可能です。

先に述べたようにこのデジタル・アナログ変換自体はパソコンの標準機能として内蔵されていますが、変換後のアナログデータはノイズに影響されやすく、またパソコンの内部はノイズの発生源が多いので音質が低下してしまいます。

USB-DACは変換を行うためのDACをパソコン外部に移動できるので、ノイズの悪影響を受けづらくなり、また、部品としてのDACそのものも高性能・高品位なものを選定して作られています。

USB-DACを安定して動作させるため、電源回路やアナログ変換後の音声信号が出力される端子なども、本格オーディオ機器と同様に妥協のない設計となっているのです。

USB-DACを選ぶ際のチェックポイント

据え置き型かポータブル型か

据え置き型

据え置き型とは、プリ・メインアンプ機能を備えていないので、イヤーフォンで聴く、または別途プリメインアンプに接続して外部スピーカーで聴きます。その為、形状はコンパクトなものが多く、現在私が使用しているDENON DA-300USBも据え置き型のUSB-DACです。

【一口知識】

私が使用している絶対お勧めのUSB-DAC DENON DA-300USBについて

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DENON デノン USB-DAC ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS
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また、据え置き型にはプリメインアンプに内蔵されたタイプの機器もあります。

ティアックの「AI-301DA」は、プリメーンアンプにUSB-DAC機能を一体化したタイプ。システムをシンプルに構成でき、入力端子もデジタル・アナログとも豊富なため、パソコン以外のオーディオ機器をまとめることが可能だ。こちらも最高24bit/192kHzまで対応し、DSD再生もサポートしている。Bluetoothにも対応し、普段お使いのスマートホンから手軽に高音質なワイヤレス再生が楽しめるなど付加機能が豊富な機器もあります。

AI-301DA

 

ポータブル型

ポータブル型はバッテリーとアンプが一体化した小型の製品が多く、外出先のパソコンにつないでハイレゾを再生できることはもちろん、スマートホンと接続していつでもどこでもハイレゾを再生できるというメリットがあります。

ポータブル型はバッテリーとアンプが一体化した小型の製品が多く、外出先のパソコンにつないでハイレゾを再生できることはもちろん、スマホと接続していつでもどこでもハイレゾを再生できるというメリットがあります

【一口知識】

ポータブル型として注目な製品ソニーの「PHA-2」

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パソコンとUSBでつないだときは最高24bit/192kHz対応のUSB-DACとして使えDSDにも対応。iPhone、NW-ZX1やNW-F887などハイレゾ対応ウォークマンからはデジタル入力で、一般的な機器からはアナログ入力でポータブルヘッドホンアンプとして使える非常に多機能な製品で、使いこなしがいがあります。

ハイレゾ再生に必要なソフト

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ハイレゾ再生に必要なソフトの条件は非圧縮、あるいは可逆圧縮の音楽ファイルを再生できることです。
ハイレゾ対応の再生ソフトは数多くありますが、私がいろいろ試した中で有償ではありますが、高音質音楽再生ソフト「JRiver Media Center」をお勧めします。

無料で提供されている再生ソフトで良いものがいくつかありますが、設定などに多少複雑な操作が必要なため、パソコンに詳しい人以外には使いづらい面があります

PCを用いたハイレゾ再生を今後、長く使用していくことを考えると、DSDの再生も可能で使い勝手に優れている「JRiver Media Center」をお勧めします。

「JRiver Media Center」は米国の同社ホームページより購入できますが、カード決済などにおいて英語表記でやりにくい面があります。そこで、アマゾン簡単すれば簡単にに購入出来ますのでお勧めです。

Jriver

高音質音楽再生ソフト「JRiver Media Center」のインストール・初期設定方法!

「JRiver Media Center」のインストール・初期設定など導入に関する分かりやすいサイトがありますので、購入時には参照してください。

「JRiver Media Center」インストール・初期設定をクリック願います

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 ハイレゾの音楽ファイルを入手するには

VICTOR STUDIO HD-MUSIC TOP

出典元:VICTOR STUDIO HD-Music

PCでハイレゾを楽しむには音楽配信サービスから音楽ファイルをダウンロードすることになります。

【一口知識】

  • Mora: 圧縮音源とハイレゾを扱う。
    2013年にソニーが鳴り物入りでハイレゾ・オーディオ業界に参入したのを契機にソニー・ミュージックグループのレーベルが提供する音楽配信サイトとして開設されました。
    ジャンルはe-onkyoと同様に幅広く、ソニー・ミュージックグループのコンテンツを多数抱えていることもありポップスやJ-POPなどではmoraにしかないコンテンツもかなり多いのが特徴です。
    音楽ファイル形式はWAV,FLACが中心ですが、2015年1月よりDSD形式での配信もスタートしました。
    決済はクレジットカードの他、楽天Edyなどの電子マネー、月次の携帯電話料金と一緒に支払えるキャリア決済に対応するなども魅力です。
  • e-onkyo music
    オンキョー&パイオニアイノベーションが提供する国内ハイレゾ配信サイトの老舗的な存在です。
    ジャンルはクラシックやジャズだけではなくポップスやロック、そしてJ-POPや、アニメソング、歌謡曲など多岐の分野を網羅しています。
    提供形式はハイレゾ音源のみなので迷わずに安心して購入できます。
  • Victor Studio HD-Music
    比較的新しいサービスながら多彩なジャンルの楽曲を配信。
    CD音質のコンテンツを独自のアルゴリズムでハイレゾか数売る日本ビクターとビクタースタジオが共同開発した「K2HDプロセッシング」によって高音質化した音源を多数そろえています。特に邦楽が充実している
  • OTOTOY
    アーティストへのインタビューやレビューなどの記事を掲載する音楽メディアとしての性格を持つハイレゾ配信サイトです。配信ファイル形式はWAV,FLAC,DSD以外にもAAC形式の非可逆圧縮形式音源もそろえています。インディーレーベルの楽曲を扱うなど、他のサービスにはないラインナップが特徴です。
  • HQM STORE
    オーディオスピーカー等を手がけるメーカーのクリプトンが提供するハイレゾ音源配信サイトです。クラシックやジャズなどを中心に展開してきましたが、オールドポップスをラインアップする「グラフィティー」等も充実しています。DSD形式での配信も開始しています。
  • Linn Records
    海外高級オーディオメーカーによる配信サイト。全編英語ですが、即時インターネット翻訳をかけると概要を理解できますので問題ないかと思います。決済はクレジットカードのみの決済ですが日本からも普通に購入できます。
  • CHANNEL CLASSICS RECORDS
    クラシック向けDSD音源のサイト、オランダのChannel Classics DSD音源というとBlue Coastを紹介することが多かったんですが、やはりクラシックファンも多いでしょうからクラシックでDSD音源に力を入れている。

ハイレゾの音楽ファイルを購入する音楽配信サービスを利用するには、簡単な事前にユーザ登録の手続きが必要です。
曲の価格は提供配信サイトにとによってまちまちです。

参考までにMoraの場合、従来の圧縮ファイル形式(AAC)の場合1曲257円、アルバムの場合は1枚2,000円前後となっています。

ハイレゾ形式1曲324円から540円、アルバムの場合は1枚4,000円前後で販売しており、ハイレゾの音楽ファイルは圧縮音源に対し高価です。
いずれもWebブラウザでアクセスでき、会貝登録をすることで曲を購入することができます。現在では、”カフェで聞くJazz”などのBGM的に流してジャズを楽しむような音源でハイレゾ版が1,000~2,000で比較的安く販売されています。

私が現在使用しているお勧めの組み合わせ

それぞれどのくらいの予算で選ぶかによりますが、現在使用して私自身大変満足している組み合わせを紹介します。

【一口知識】

一つのイメージとして私が現在使用している組み合わせで紹介しましょう。

  • PC:NEC Valuestar VN370/F
  • OS :windows7
  • USB-DAC :DENON DA-300USB

 

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私が使用している絶対お勧めのUSB-DAC DENON DA-300USBは高性能なヘッドフォン用アンプを内蔵していますので、そのままヘッドフォンを使用できるのも優れものです。(内蔵していない場合は別途ヘッドフォン用アンプを購入する必要があります)

DENON デノン USB-DAC ヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応 シルバー DA-300USBS
    • 再生ソフト:JRiver Media Center

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  • ヘッドフォン:SONY MDR-1A 広帯域HDドライバーユニットが低域から100kHzの超高域までを再生。耳を包み込むような快適な装着感のステレオヘッドホンで、市場でも高評価です。

MDR-1A

  • 音質改善の為のアナログトランス式電源、これから先主流になるであろうPCオーディオの受け口はUSBです。
    しかし残念ながらUSBから取り出した電源はノイズだらけなのが現状繋ぐ機器にはノイズは伝達したくない
    USB端子に繋ぐだけで外部電源不用と称する音響機器の音質改善の為のアナログトランス式電源です。

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USB-DACではパソコンからの電源ノイズがDACとPCを結ぶUSBケーブルに僅かでも乗ってしまうので、ハイレゾ用として高価なUSBケーブルも販売されています。信頼できるオーディオ評論家がお勧めしていたのがこの製品です。ノイズを軽減させるために、大変効果のある機器で、税抜きで13,000円と大変コストパーフォーマンスの高い良心的なもので。当初から愛用しています。

ノイズ軽減について

波形USBノイズ

メーカーは(株)エーワイ電子で大変良心的な仕事をされている会社です。

  • アンプ:トライオード 真空管式ステレオ・プリメインアンプTRIODE RUBY

 

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このアンプの仕様は 使用真空管 : 6BQ5/2本、12AX7/2本 ヘッドフォン回路 : 真空管を使用したコストパーフォーマンスが高い製品です。
定格出力 : 3W+3W(8Ω)が小さく心配でしたが全く問題なく低音までゆったりと鳴らしてくれます。真空管アンプはデジタル的な音質とは対照的で実に暖かみのある音質です。「ハイレゾ」との相性も抜群です。真空管アンプは高級品が多かったですが、最近は比較的買いやすい製品が多くみられます。この製品の価格はアマゾンで

トライオード 真空管式ステレオ・プリメインアンプTRIODE RUBY
トライオード
売り上げランキング: 178,435
  • スピーカー:ヤマハ YAMAHA NS-1 Classic

このスピーカーは、かれこれ30年以上前に発売された、当時一世を風靡した素晴らしいスピーカです。
私は今でも大事に使用しており長年の利用で音質も軽く繊細になり、手放せない一品です。ハイレゾとの相性は抜群で、私の好きなジャズその他クラシックなど、すべての楽曲にマッチしています。現在はもちろん生産されておりませんが中古品¥90,000円前後で販売されていますが、希少価値が高いのでなかなか手に入りにくい状況です。

yamaha

また上記システムの接続形態の概略は次の通りです

DA-300接続

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“ハイレゾ”導入のわかりやすい方法ー前編のまとめ

オーディオ7

いかがでしたでしょうか?

今回は前篇として、自分の好きなアーティストや楽曲を高品質な音で手軽に楽しめる「ハイレゾ」の世界について纏めました。

「ハイレゾ」と聞くと、なにか複雑なイメージで捉え、何となく敷居が高く感じられ、いざ自分で導入しようとしても二の足を踏んでしまうのではないでしょうか?

実は思うほど複雑ではなく、手軽に楽しめる環境が整備されており、これから益々浸透していきます
そうした中で、皆さんにもいち早く理解をして頂いて日頃のストレスを癒やす最高の手段を整えて頂ければと、心から思っております。

関連記事としては、PC環境ではなく、外出先でも楽しめる「ポータブルオーディオ」について纏めましたので、更に楽しみが広がります。

よかったら、見て下さい。↓↓

【CDを超える音質】ハイレゾ対応のポータブルオーディオ泥沼編