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貴公俊(貴乃花部屋)付き人の顔を殴打!その真相とプロフィールは

2018年3月18日、驚きのニュースが舞い込んできた!

それは、貴乃花部屋貴公俊(たかよしとし、20歳:大相撲の東十両14枚目)が18日、春場所8日目の取組後、支度部屋で付け人に暴言を吐きながら、複数回、顔などを殴打していたことが目撃した関係者らの話で分かったと言う事件です。

記憶のまだ冷めぬ日馬富士事件を受けて日本相撲協会は暴力根絶など不祥事の再発防止に向けた研修などを重ねてきた。

しかし、今年初場所の大砂嵐の道路交通法違反(無免許運転)事件に続き、3場所続けて場所中に不祥事が発覚したわけである。

今回私が最も驚いたのは、暴力を許さないという強い姿勢を示して来た貴乃花親方の弟子でもある貴公俊関が事件を起こしたことです。

日馬富士事件の際には一切無言を貫き通した貴乃花親方が、2018年1月31日貴公俊(たかよしとし)関が新十両昇進したときの記者会見ではその席に同席し、「未経験で入門してよく上がれた。見よう見まねでできる天性のものがある」と言いながら、満面の笑みで握手をした映像が記憶に新しいのですが一体どうしてしまったのでしょうか?

 

協会は不祥事のたびに外部有識者らを招いて研修などで法令順守を求めてきたが、こうした負の連鎖を断ち切れない。

貴公俊関が事件を起こした日、協会は問題を把握しながら貴乃花親方らから本格的な事情聴取すらできなかった。

なんという感覚であろうか?

あきれてものが言えない心境です。

ガバナンス(組織統制)ができていない現実を今回も露呈!。

公益社団法人である相撲協会に対する世間の厳しい目は益々厳しくなるのは必須!

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追記:貴乃花親方翌日3月19日インタビュー

19日の大阪場所朝稽古の直後、貴乃花親方はマスコミの囲み取材インタビューでこの事件について話をしました。

沈痛な表情で「親方の責任として申し訳ない」と謝罪し、貴公俊にたいしては9日目より謹慎させることを表明

記者からの「貴公俊関から状況について説明を受けたのか」の質問について「昨日2時間ほど詳しく事情を聞いた。本人は『心から反省している。やってしまったことに対して言葉がない』と言っている。

『暴力を振るったことに対し言い訳は絶対にない、一切暴力はいけない。暴力を振るったことは決して許されることはない』と話した。本日(19日)10時に相撲協会での臨時理事会で報告した後、必要であればマスコミに対し説明をいたします」と神妙に答えていました。

そして貴乃花親方は「地道に稽古する貴公俊であったので、本当に驚いている。とても深刻に受け止めている。驚いているだけではだめなので、改めて厳しく指導していく」と述べました。

 

相撲のことを真剣に考え、地道に改革を実行していこうという貴乃花親方にたいして、マスコミもそのことを応援していることもあって、取り囲んだ取材陣も困惑した取材となっていたと感じました。

殴られた付き人は貴公俊関より年上で、左のこめかみやほおをはらせた状態ですが、9日目の相撲にはしっかり出場するとのことです。

この状況を見ていた他の力士からは「思い切り殴っていた。皆が観ている前で、自分も気持ちが悪く感じた」と話しています。

貴乃花親方は日本相撲協会・危機管理部長で大阪場所担当の鏡山理事(元関脇・多賀竜)から事情聴取を受けました。

鏡山危機管理部長は、当事者2人を呼び事情聴取し、その事実は八角理事長(元横綱・北勝海)にも伝えられた。

会見した春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は「2、3発殴ったと(認めたと)のことだった。ある程度調べて、明日(対応を)話し合います」と説明。

協会では臨時理事会を開き、師匠の貴乃花親方を呼んで対応を協議する。

ケジメをつけさせるために、9日目から謹慎する貴公俊はこの日の夜に予定されていた後援者との会食も辞退しました。

追記:貴公俊関続報

この事件が起きた当日の状況について次のようなことが判明

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大相撲春場所中日の18日、東十両14枚目の貴公俊(20=貴乃花)が会場のエディオンアリーナ大阪で暴力問題を起こした。敗れた取組後、支度部屋で付け人の序二段力士の顔面を複数回殴ったという。日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が明かした。昨年10月には元横綱日馬富士関による十両貴ノ岩への暴行事件が発生。貴ノ岩の師匠の貴乃花親方(元横綱)は、日本相撲協会に対決姿勢を示していたが、今度は自身の部屋から加害者を出す事態となった。 【写真】力士に向けて張り出された、貴乃花親方の注意書き  多くの力士ら目撃者によると、取組後の貴公俊は荒れていた。双子の弟の十両貴源治とともに、貴乃花部屋では最年少力士だが、支度部屋に戻ると、暴言とともに年上の付け人の顔面にグーパンチ。付け人は左のこめかみやほおを腫らし、口から出血。ティッシュで口をぬぐっていたという。  尋常ではない様子を協会員から伝え聞いた、日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は、関係者が運転する車で帰りかけていた貴公俊を事務所に呼び出した。その場で本人が「2、3発殴った」と暴行を認めたという。  発端は付け人の不注意だった。今場所から新十両と不慣れなこともあるが、取組の出番の時間が誤って伝わり、土俵下の控えに慌てて駆け込んだ。十両の審判長を務めた境川審判部長代理(元小結両国)からその場で“遅刻”を注意された末、大翔鵬に敗れて3勝5敗。怒りの矛先はこの付け人に向けられ、暴力に発展した。  鏡山危機管理部長、春日野広報部長らによる聞き取りを終え、貴公俊は険しい表情で事務所を後にした。暴力を全面的に否定していた、師匠の貴乃花親方の顔に泥を塗り、指導力不足を指摘されても仕方のない事態となった。全協会員を対象に暴力の再発防止を目指し、2月に行われた研修会も無意味にし、相撲協会の顔にも泥を塗る愚行となった。  貴乃花親方は役員待遇委員で、本来なら十両の取組中は役員室に滞在する必要があるが、貴公俊の問題発生時は不在だった。日馬富士関から暴行を受けた貴ノ岩が今場所から復帰し、その担当医師らと連絡を取り合う必要があり常時滞在は困難という理由から、初日から欠勤を続け、15日から出勤しても滞在は最長3分足らず、最短では25秒。午後3時ごろの出勤もあった。前日7日目に協会から勤務態度に対する注意文を受け取り、この日は珍しく午前中から1時間余り滞在したが、その後の出来事で、即座に対応できなかった。鏡山部長が貴乃花親方に電話を入れ、後に折り返しがあったという。  今回の問題を受け、春日野部長は「(貴公俊)本人が出場を続けるかどうかは分からない」と話した。協会は今日19日に臨時理事会を開いて対応を協議。貴乃花親方や貴公俊らを呼んで事情聴取する可能性もあり、詳細を把握した上で注意などの処分を決めるという。 日刊スポーツ紙
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追記:2018年3.20貴公俊関顔面殴打事件理由

その後の報道によると貴公俊の暴行の理由が明らかになりました。

その理由とは、「付き人が貴公俊に取り組みのために入場するよう伝えるタイミングが遅れたため」だったようです。

この付き人の伝えるタイミングが遅れた為に、土俵下の控えに入るタイミングが遅れ、花道を走って入場したのです。

そしてその場で、境川審判委員(元小結両国)に注意された。
その後の取り組みにも対戦相手である大翔鵬に惨敗、そのときの「イライラ感」が尾をひいて支度部屋で付け人を2、3発殴ったという

その際の取り組み動画ありましたので紹介します。

この動画を見ると右下手前の呼出(よびだし)がしきりに後ろを気にして、何回か振り返り、人に何かを伝えているようが見れます。

その後急いで貴公俊が花道を走って入場して控えに座します。

その際、境川審判委員から注意されている様子もはっきりと映し出されています。

今思い返せば、2017年11月17日に日経新聞社は社説で「角界は暴力根絶へウミを出せ」と主張しています。

他のメディアでも一斉に「相撲界の信頼失墜」という言葉が躍っていました。

相撲協会が一連の暴行問題など不祥事に過敏になっている時期に、またまた暴行事件を起こしてしまったことは、付き人にも非はありますが、貴公俊関の責任が大きいのです。

しかし、当時の過酷な付き人の状況がミスを誘発したのではという可能性も少しずつ明らかになってきました。

付き人とは同じ部屋に在籍している幕下力士を指し、関取の汗を拭く、背中を流す、選択をするなど様々な仕事が多く、中でも最も重要な役割は関取に出番を知らせることです。

関取は取り組み前に支度部屋で集中力を高めており、付き人の知らせを受けて花道を通り控えに座って出番を待ちます。

事件が発生した日の取り組みでは3勝4敗している貴公俊関にとって大事な一番であった中での事件でした。

一般的には関取1人に対し最低でも付き人は2人必要とされ、貴乃花部屋では4人の関取に対し最低でも8人必要なのです。

しかし現在、貴乃花部屋には5人【貴輝鳳(たかきほう)貴大将(たかたいしょう)貴天秀(たかてんしゅう)貴健斗(たかけんと)貴西龍(たかせいりゅう)】おりますので、3人足らないのです。

その日の取り組み状況で考えると、貴の岩関の2番後に貴公俊、そしてその3番後に貴源治と立て続けに取り組みがあり、貴乃花部屋の付き人にとっては想像を超える忙しさであったようです。

こうしたことがミスを生んでしまった要因の一つであったことは容易に推測されます。

どんな理由があるにせよ暴力を加えた貴公俊の責任は大きいことを認識しつつ、こうした状況が引き金になってこの不幸な事件が発生してしまったことが大変残念です。

それは、相撲の現状に危機感を持ち、真摯にそして地道に改革を進めていこうとの思いが強い貴乃花親方に大きな影響(ダメージ)を与えかねないからです。

貴公俊プロフィール

まず貴公俊プロフィールとして掲げておきたいのは一卵性双生児であること。

弟の貴源治賢と兄の貴公俊剛がともに関取で、史上初の双子関取となりました。

弟の貴源治賢は2017年3月29日に、2017年5月場所で新十両昇進が決定。

兄の貴公俊剛は2018年1月31日に新十両昇進を決定。

では、兄の貴公俊 剛(たかよしとし つよし)のプロフィールをまとめました。

所属部屋 貴乃花部屋

名前:貴公俊剛(たかよしとし つよし)

本名:上山剛(かみやま つよし)

しこ名履歴  貴公俊

番付 十両十四枚目

生年月日 平成9年5月13日

出身地 栃木県小山市

身長 185.0cm

体重 151.4kg

得意技 右四つ・寄り

初土俵平成二十五年三月場所

新十両平成三十年三月

場所最高位十両十四枚目

番付推移

幕下二十五枚目

五月場所

幕下二十一枚目

七月場所

幕下十五枚目

九月場所

幕下十一枚目

十一月場所

幕下七枚目

一月場所

十両十四枚目

三月場所

大相撲への道

中学2年生の時にバスケットボールで弟と共に茨城県中学選抜として出場し全国3位となる輝かしい成績を残しています。

バスケの強豪校から推薦入学も来たのですが、父親が「日本人横綱になってほしい」との強い希望を受け入れて、父親への恩返しのため貴乃花部屋に体験入門し2013年に貴乃花部屋の入門し現在に至っています。

親思いの青年として貴乃花部屋に所属し、貴乃花から愛のある厳しい指導を受け、精神的にも鍛えられているはずの貴公俊関になにが起こったのでしょうか?

まとめ

まだ、事件の真相は詳細発表されていません。

相撲協会は一刻も早く速やかに真相を明らかにするべきです。

貴乃花親方の思いは察するに余りあります。

撲協会の真の改革を強い思いで成し遂げていこうという貴乃花親方の思いに、この事件が水を差してしまうことないよう、真相究明が求められます。

新しい情報が入りましたら追記していきます。