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酵素の働きを正確に理解してこそ、ダイエットは成功します。

ストレス社会の中で、不規則な生活になりがちなあなたへ。

コレではいけないと思い、ダイエットにチャレンジした経験があると思います。

結果は成功しましたか?

カロリー計算をしているのに、ちっとも痩せない!

運動をしているのに、ちっとも痩せない!

ダイエットにチャレンジした方が一度は味わう、頑張ったのに痩せなかったという無力感・・・「成功しなかったのは自分の努力が足りなかったのかしら...」!

努力したのに報われないどころか「逆に太った」なんて結果になったら、誰でもショックで落ち込んでしまいますよね。

大抵の人は、ダイエットに成功しなかった人を見ると「ダイエットを続ける根気が足りないから・・・」なんて口を揃えて笑いますが、努力している人にとって、それは大きな間違いです。

実は、足りなかったのは「努力」ではなく「酵素」なんです!ダイエットが成功しない原因は、ほぼ全てと言っていいほど「酵素不足にあったのです。

本文を読んで「酵素」がダイエットの決め手であることを理解し、無理ないダイエットが実践でき、さらには長寿になる健康な身体をつくりあげ、充実した生活を送れるようになりましょう。

酵素を正しく理解してはじめてダイエットは成功する

酵素についての知識を得た上で、本記事をお読みいただければ理解が深まります。

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酵素を正しく理解してはじめてダイエットは成功する、そのためにはまず肥満の原因を知ろう

肥満の原因をはっきり認識してこそダイエットは成功するのです! 

では、これから肥満の原因を調べていきましょう

肥満の原因①:脂肪の取り過ぎにあった。

皆さんは肥満になるのは甘さ(砂糖)を摂ることが原因と考える人が多いのではないでしょうか。

砂糖が好きで、脂肪を多く摂取しない人は、案外太っていないのです。

摂取された脂肪のエネルギーは1g当たり9Kcalで、糖質の4Kcalの2倍以上です。

高脂肪、エネルギ-濃厚食品はエネルギ-の過剰摂取を促進します。

ミシガン大学(アメリカ)のアダム・ドレウノスキー助教授が、行った実験で、甘さ(砂糖)よりも脂肪が肥満の原因であることが判明しました。

その実験とは、牛乳、クリーム、砂糖の量を少しずつ変えて脂肪を混ぜ合わせた20種の飲み物を作り、これらを飲んだ場合の体脂肪率の変化を調査しました。

40kgのスリムな人から100kgの肥満体の様々な女性に飲ませて好きな味を選ばせました。

結果は?

痩せている人が選んだのは甘さの強い飲み物、太った人が選んだのは砂糖よりも脂肪の量が多い胃飲み物でした。

つまり、肥満の原因は砂糖よりも脂肪であったことが判明しました。

カロリー摂取量と体重の関係は

「食べ過ぎ=太る」というのは常識ですが、本当にカロリー摂取量を減らしさえすれば痩せるのでしょうか?

答えはノーです。

1988年、アメリカのスタンフォード大学の研究チームは155人の男性の食事と体重の関係を調査を行いました。

その結果、体重・体脂肪率と脂肪摂取量に相関関係が見られ、脂肪を多く摂っているほど、脂肪太りでした

しかしカロリー摂取量と体脂肪率には関係性が見られなかったのです。

肥満と脂肪摂取量の関係は

1998年、同じくアメリカのハーバード大学を中心とした研究チームの研究では、「食事のカロリー摂取量と体脂肪率には関係はないが、脂肪摂取量と肥満度には明確な関係性が認められた」という報告をしています。

つまり、カロリー制限だけではダイエット効果がなく、脂肪量を制限しなくてはダイエットの意味がないということです。

脂分はすべて摂取してはいけないのでしょうか?

実は、油でも摂ってよい油と摂ってはいけない油があります

脂肪(油)といってもすべてがいけないわけではありません。

繊維で固まった便をスムーズに移動させて排出したりするには欠かせません。

脂肪(油)といってもすべてがいけないわけではありません。

繊維で固まった便をスムーズに移動させて排出したりするには欠かせません。

油は人間の細胞膜や脳を構成している成分の一部であり、油なくしては生きていけません。

摂ってはいけない油

  • トランス型脂肪酸

マーガリンやショートニングの原料がトランス型脂肪酸で、人間の体内で代謝されない人工的な食品です。

体の中の細胞膜に入り込むと、細胞の働きを狂わせ、ビタミンなどの栄養を食い荒らす悪玉脂肪です。

海外では使用が禁じられている国も数多く存在します。

  • 酸化した油脂

油脂は長時間空気と触れる、あるいは高温で加熱されると酸化が進みます。

こういった酸化した油を摂取すると、血中にLDLコレステロールが酸化した過酸化脂質(老化の原因となる活性酸素の一種)が発生し、動脈硬化の原因となります。

作り置きされた揚げ物、油で揚げたスナック菓子(ポテトチップスなど)も酸化していますので食べ過ぎるのは控えたいです。

  • 過剰なリノール酸

「植物性の油はヘルシー」といわれている植物性油には多く含まれているリノール酸の過剰摂取が近年問題になっています。

アレルギーやがん、心臓、免疫にんなどに関わる病気に影響を及ぼすことが明らかになってきています。

参考までに、リノール酸が原料となっている食物には、マーガリンやドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子に多く含まれています。

体によい油とは

では体によい油とは何でしょうか?

  • αーリノレン酸油
  • EPA・DHA
  • オレイン酸油

が体によい油と呼ばれていますが、こうした質の高い脂肪を含む食べ物は何でしょうか?

それは、

  • 天然の青魚: 最近DHAやEPAなど血液をさらさらにする不飽和脂肪酸がく多く含まれており、注目されていますね。
  • 亜麻仁油、エゴマ油、しそ油(αーリノレン酸が豊富)
  • アーモンド、クルミ、ピスタチオなどのナッツ類(αーリノレン酸、オレイン酸など健康によいものが多い)

健康的なダイエットは摂取してはいけない油(脂肪)を摂取しないことが重要であることがおわかりいただけたと思います。

肥満の原因②:甘いもの(砂糖)の取り過ぎにあった。

白砂糖(ショ糖)は、ブドウ糖と果糖が1つずつつながっている二糖類と言われる炭水化物です。

これらの白砂糖(ショ糖)は、小腸で消化酵素の一種であるシュクラーゼという酵素によってブドウ糖と果糖に分解され吸収されます。

しかし、二糖類と呼ばれる白砂糖(ショ糖)は、つながっていると消化酵素(シュクラーゼ)が働きかけてもなかなか切り離せません

そのために、消化酵素(シュクラーゼ)を大量消費してしまい、消化不良になってしまうことが多いのです。

消化されずに血液中に入り込んだショ糖は、ウイルスや悪玉菌のえさになります。胃の中に残ったショ糖はピロリ菌を増殖させます。

小腸内では悪玉菌のえさとなり、大腸では菌のバランスを崩し、悪玉菌優位の状態になってしまいます。

悪玉菌が増加すると活性酸素が増える原因とは

体を守るために白血球が悪玉菌を退治しようとしますが、その白血球からは活性酸素が武器として出現し体内の臓器はダメージを受けてしまい、様々な病気を引き起こす原因となります。

活性酸素とは:空気中の酸素は、体内に入って、「活性酸素」という物質に変身します。

この「活性酸素」が体をサビさせてしまう原因となるです。

活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵からの攻撃からカラダを守るために、白血球がつくりだす物質。活性酸素により、ひとつの細胞がサビると、その細胞は次々にまわりの細胞を酸化させていきます。

活性酸素により細胞がサビて行くと、内臓や皮膚、骨などのあらゆる組織にダメージを与えます。

カラダのサビは、老化やガンや生活習慣病などにつながると言われています。以前生活習慣病は、遺伝や家系などが主な原因と言われていましたが、研究が進むにつれ、生活習慣病の90%が活性酸素が原因ということがわかってきました辻安全食品株式会社HP

ダイエットを成功させるためには酵素を不足させないこと

どうして酵素が不足すると痩せにくくなる?

カロリー計算と運動をするのはダイエットの常識のように思われていますが、「燃焼カロリー>摂取カロリー」のみにこだわり過ぎるあまり、ビタミン・ミネラル・タンパク質が不足した食事制限をしていると、代謝が低下します。

ダイエット時に、倦怠感や元気がない状態になっている場合は代謝が低下しているサインなので注意しましょう。

また、生野菜や果物など酵素を摂取する機会のないダイエットも、栄養を摂っているつもりが酵素不足となり、痩せないばかりかリバウンドをしやすい身体のままダイエットを続ける事になります

ダイエットを成功させるために最も必要なのが「酵素」

ダイエットに最も必要なのが「代謝」です。

代謝とは生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称です

代謝は我々が健康に過ごすために、身体を正常に機能させるすべての活動に影響する非常に重要な活動(反応)です。

この非常に重要な代謝を正常に保つ役割をするのが酵素なのです。

酵素には、体内で作られる体内酵素と、生野菜や果物など、あらゆる生の食物から摂取できる外部酵素があります。

体内酵素には消化酵素と代謝酵素があり、この二つの機能が正常に働いていなければ、どんなに頑張ってもダイエットは成功しません

消化酵素

消化酵素は摂取した食物を消化する働きをする酵素です

ところが、消化酵素が不足した状態だと、この消化が上手に行われず、「消化不良」の状態になります。

食事制限をしているのに痩せないのは、消化酵素の不足による消化不良が原因なのです。

消化不良が起こると栄養素が吸収されないだけでなく、消化しきれなかった残留物が腸内腐敗菌を増殖させ、体内に毒素が充満します。

毒素が充満すると細胞の代謝が悪くなり、細胞が老廃物を排出できない「便秘」のような状態になってしまいます。

新陳代謝は更に悪くなり、免疫力も低下し、当然ながらより脂肪をため込みやすい身体が作られてしまう...という不毛なループを繰り返してしまいます。

消化酵素が不足しても、消化不良になっても、食べ物は次々に入ってきてしまいます。

消化酵素は常に限界突破で浪費されますので、体内酵素の殆どが消化酵素に割り当てられることになります

そうして引きずられるように被害を被るのが「代謝酵素」なんです。

代謝酵素

代謝酵素は吸収した栄養素をエネルギーに変換し、細胞を修復し、身体のバランスを整える重要な役割を持った酵素です。

代謝酵素が正常に働かなければ老廃物の排泄機能も低下しますし、内臓も正常に動かず、細胞の生まれ変わりも上手に機能しないので、便秘や肌トラブルをはじめとした数々の体調不良の原因となります。

結果的に代謝が低下すれば、当然ダイエット効果も薄れてしまいます。

ダイエットしなきゃと思い立つ時は、暴飲暴食などが祟って体重が増加したり、ずっと太っていてこのままじゃ病気になってしまうと思った時などですよね。

ダイエット時の体内酵素の状態はそれまでの食事の状態で決まるため、ダイエットをはじめようと思った時には既に慢性の酵素不足に陥っている場合がほとんどです。

最初から消化酵素も代謝酵素も不足した状態なので、痩せようと頑張っても効果があまり感じられない結果になってしまうのです。

ダイエットを成功させるために最も必要な「酵素」が不足する原因とは

 

高カロリー・高タンパク質の食事が、消化酵素に最も負担をかける原因になります。

肉・魚・卵・白砂糖などが該当し、それらを消化するために、より多くの消化酵素が消費されます。

だからといって、高カロリー・高タンパクなものを食べなければ良いと言う訳ではありません。

消化酵素に最も負担をかける原因は「食べ過ぎ」です

そのような食事を摂る時は、意識して生野菜や果物を摂取しましょう。

これらの食物(生野菜や果物)を食べると消化酵素をサポートするための外部酵素を摂取することができます。

タバコやアルコールの摂取、寝不足も体内酵素の生成を妨げ、無駄に消費してしまう原因となります。

20時〜午前4時は代謝機能が活発になる時間なので、この時間に就寝するのが理想的です。

休日など、前日夜更かしをしてお昼寝をしたい場合は、午前中にすると、酵素の働きを邪魔する事がありません。

「朝食をしっかり食べた方がいい」「生野菜は加熱して食べた方がいい」と聞いたことがあると思いますが、実はこれは大きな間違いだと言う事をご存知ですか?

加熱した野菜からは酵素を摂ることが出来ないため、野菜をしっかり摂っていても酵素不足になってしまいます。

朝食は摂らないといけないなどと言われていますが、10代の頃はお腹が空くために朝食が必要であっても、20代後半になってからの朝食は「百害あって一利なし」です。

その理由は、人間の身体は午前4時〜12時に「排泄リズム」に入りますので、この時間に食事を摂ると、排泄リズムを妨げるだけでなく、ほとんど消化不良の状態になってしまいます。

とはいえ、朝に何も摂らないのは貧血も招いてしまいますので、酵素の働きを阻害しないよう生野菜や果物をジュースにしたものやすり下ろしたもの、またはヨーグルトやスープなどを摂る様にするのが良いと言われています。

ご飯やパン、肉や魚などの加熱した固形物は避けるようにします。

ただ、野菜ジュースは作るのに手間がかかりますので、手軽に摂取するなら酵素ドリンクがオススメです。

もちろん、栄養素もしっかり摂取できます。

夕食は、夜8時までに摂るのが理想です。

この時間に摂った栄養素は酵素に変換されやすく、消化酵素も活発に働きますので、負担が少なく消化不良になる心配もありません。

いかがでしたでしょうか?

体内酵素が減少することで、消化・吸収・排泄のメカニズムが正常に働かず、いくら食事制限や運動をなどをしても痩せない原因になることがわかりましたね。

ダイエットを成功させるためには、生活改善&体質改善のための「酵素づくり」が一番の近道です!

酵素を正しく理解してはじめてダイエットは成功する、その酵素が及ぼす効果とは

酵素はダイエットにどのような影響を与えるのでしょうか?

あなたの体内に存在する脂肪は皮下脂肪と、内臓脂肪の2種類です。

外見上太った見えるのは、皮膚の下にある皮下脂肪です。

一方、見た目にはわからないのですが、内臓の隙間や腹筋の内側についたものは内臓脂肪です。

実はこの内臓脂肪がやっかいなもので、内臓脂肪は血管に入りやすく脂質異常症、高血圧、あるいは生活習慣病などの原因となって、健康に大きな影響を与えます。

内臓脂肪を落とすのが酵素なのです。

その酵素をたっぷりと摂ることで代謝酵素にまわすことで代謝が盛んに行われ脂肪は燃焼され、健康的に痩せられます。

また、酵素がたっぷり存在すると、動脈硬化などによる血栓を作らせない「血栓溶解酵素」が算出され、いざと言うときに活性の強いプラスミンという酵素に変わり、血栓を溶かしてくれます。

つまり、アンチェイジングを意識して健康的に痩せたければ、腸内環境を整えて酵素をたっぷりと摂り、代謝を上げることこそがダイエットにとって重要なのです

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まとめ

まとめますと

  • ダイエットにはカロリー摂取量を減らすのではなく、脂肪量を控えることが重要
  • 甘いものを摂ることが太る原因ではなく、甘いものの取り過ぎと脂肪量を摂ることが原因
  • 酵素は代謝を促進させて脂肪を燃焼させるばかりでなく、血栓を作らせない「血栓溶解酵素」や血栓を溶かす「プラスミン」という酵素を算出し健康に極めて有益である

いかがですか、酵素というものを理解すればするほど健康的なダイエットに欠かせない重要なものであることがご理解いただけたと思います。

酵素の健康効果を徹底解説!「生命の源」を発揮します

ストレス社会の中でますます健康志向が強まっています。

健康を保つには食生活が大事と言われていますが、どういうことでしょうか?

健康を維持するために非常に重要な「酵素」が関係しているようです。

そこで、今回その「酵素」について徹底解説いたします。

健康維持効果を発揮する酵素とはそもそも何?

 

健康ブームの中で、酵素ドリンク、酵素サプリなど酵素を含んだ様々な健康志向製品が発売されて、マスコミにも多く取り上げられています。

そんな酵素って一体何者なのでしょうか?

生きるために絶対になくてはならない酵素とは

炭水化物、タンパク質、脂肪の三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルが加わり、更に食物繊維が入り6大栄養素と呼ばれています。

しかしビタミンやミネラルよりも、私たちの生命を維持する上でもっと大切なものが酵素です。

ビタミンやミネラルには酵素が不可欠

身体に良いということで今、流行のビタミンやミネラルなどの栄養サプリメントを飲んでる方は大勢いらっしゃることでしょう。

しかし中には、今ひとつ効き目が現れないと感じている方も多いのではと思います。

この問題を解く鍵が酵素にあります。

ビタミンやミネラルをいくら摂っても、酵素がなければ身体の中で十分に機能しません

酵素あってのビタミン・ミネラルなので、酵素の働きを助けるという意味で「補酵素」と言われるようになっていることからも、いかに酵素が重要であることわかります。

酵素は単一機能

酵素の構造を簡単に言えば、ミネラルの周りにタンパク質が巻き付いたもので、その組み合わせは現在約3000種で、今後も新たに新しい酵素が発見されていきます。

このように多種多様な3000種にもわたる酵素がありますが、それぞれの酵素はそれぞれ一つの仕事しかできません

一つの例を挙げましょう。

消化酵素として有名なアミラーゼというものがあります。

これは唾液の中に含まれているもので、デンプンを分解する酵素です。

これはデンプンを分解しますがタンパク質を分解することはできません。

酵素は熱に弱い

先ほど説明したとおり酵素の構造はタンパク質がミネラルの周りに巻き付いているので、酵素自体は熱に弱いのです。

一般に酵素が耐えられる温度は50度くらいから、せいぜいから70度くらいまでです。

このことから加熱した食べ物に、酵素の機能は失われてしまっています

普段の食生活において、加熱したものばかりたべないように心がけねばなりません。

酵素が存在するのは発酵食品や新鮮な生の食べ物

 

日本にはみそ、納豆、糠付けなど多くの発酵食品があります。

これらの発酵食品にも、酵素が豊富に含まれています。

そして生の肉や魚、生野菜、果物などの新鮮な食物には多くの酵素が入っています。

この発酵食品や生の食物に含まれている酵素のことを食物酵素といいます。

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一口メモ:食物酵素
食物酵素の働きとしては、まず消化前の段階であらかじめ食べ物を消化しやすい状態にしてくれることがあげられます。

また、食物酵素は食品内のその他の栄養素に働きかけ様々な反応を起こし、栄養素を強化したり、新たな栄養素を作り出します

日常の例としてわかりやすく説明しましょう。

焼き魚に大根おろしをつけて食べますね。

大根おろしは、焼き魚と一緒に食べると食物酵素として消化を助けてくれます。

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健康維持効果を発揮する酵素は2種類(潜在酵素と食物酵素)に分かれます

その人間が固有に持っている、一生のうちで作れる一定量の酵素のことを体内酵素といいます。

それに対し、身体の外にある酵素があります。

それが食物酵素です

そして「食物酵素」は生の果物や野菜そして発酵食品に含まれ、血液を循環させて消化を促進します。

では、2種類の酵素のうちのひとつである体内酵素について説明しましょう。

体内酵素には消化酵素と代謝酵素があります

酵素をつくる能力は、一人一人遺伝子によって決まっていて限界があります。

各々の人間が固有に持っている、一生のうちで作れる一定量の酵素のことを体内酵素といいます。

体内に存在する体内酵素には、大きく分けると、「消化酵素」と「代謝酵素」の二つがあります。

ではそれぞれを説明しましょう。まず消化酵素です。

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  • 消化酵素

これは文字通り消化のための酵素で、私たちが毎日食べるご飯や野菜などの食べ物を消化分解し、吸収するための酵素です。

「消化酵素」は文字通り食べた物の消化を助け、消化器内で分泌される酵素で食欲を増進します。

中学の理科で消化酵素について学習した経験があると思います。

少し思い出してみましょう。

唾液の中に含まれているアミラーゼでんぷんを分解する酵素でしたね。

胃液に含まれているプロテアーゼは、タンパク質を分解する酵素です。

膵液の中にある、脂肪を分解するリパーゼなどがあります。

これらは、消化酵素です。

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  • 代謝酵素

「代謝酵素」は、吸収された栄養を体の細胞に届けて新陳代謝をよくし、体の悪い部分に作用して自然治癒力や免疫力を高める役割をしてくれます。

代謝酵素の機能

新陳代謝を高める:吸収された栄養をを体中の細胞に届けて、有効に働く手助けをする
デトックスを強化する:毒素を汗や尿の中に排出する
自然治癒力を高める:体の悪い部分を修復し、病気を治す
免疫力向上

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消化酵素の重要性

酵素が不足すると血液がどろどろになってしまいます。その仕組みについて消化酵素を例にとり説明します。

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唾液に中に含まれる消化酵素はデンプンをアミラーゼに分解します。

デンプンはブドウ糖が連鎖してつながれているイメージです。消化酵素(アミラーゼ)はこの数珠つなぎになっている武道との連鎖を一つ一つに分けていきます。

その一つになった玉がブドウ糖です。

しかしここで、消化酵素が不足すると未消化の糖がそのまま吸収されて血液の中を漂います

この未消化の糖は、血液をドロドロにして、赤血球どうしをくっつけてしまいます。

赤血球は直径が約7ミクロン。

一方毛細血管の直径は5ミクロンです。

赤血球は柔軟にできているので、通常は、自分よりも細い血管を通るときには変形して通れるのです。

消化酵素不足により赤血球同士がくっついた状態になると、細い血管を通ることができなくなります

身体の中を張り巡らされている血管の長さはおよそ10万キロメートルもあり、約90%は、毛細血管であると言われています。

赤血球が毛細血管の隅々まで行き渡らなくなってしまうので、結果として体中の細胞に血液が行き渡らなくなり、様々な病気を引き起こすようになってしまうのです。

しかし、そのドロドロして汚れた血液でも、酵素が十分にあれば、連なりがとけてサラサラした血液になるのです。

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例に挙げたデンプンだけでなく、タンパク質でも脂肪でも同じことが言えます。

では消化酵素の不足を引き起こす背景はなんでしょうか?

消化酵素の不足を引き起こす原因は、食べ過ぎや、加熱料理されたものを多く食べることにあります。

加熱調理された食べ物には、酵素がありませんので、身体がすべて、自前で消化するために酵素を作らなければなりません

しかし、食べ過ぎや、病気・加齢で酵素をつくる力が弱くなっている人にとっては、酵素を作るのが追いつかなくなり、食べたものが十分に分解されないまま、体の中に入ってきてしまうのです。

気をつけねばならないのは、本人は栄養を摂っているつもりで食べても、酵素が不足すると身体の中では異物となっている現象が起こってしまうことです。

消化酵素の重要性についておわかりいただけたと思いますがいかがでしょうか?

消化酵素と代謝酵素の関係

さて次は消化酵素と代謝酵素の関係をみていきます。

体内酵素は消化酵素と代謝酵素から成り立っており、生産される量には限界があることを説明しました。

つまり消化酵素ばかりを消費していると、代謝酵素のほうが不足してきます。

例をとって説明しましょう。

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焼き魚に大根おろしを添えた場合と添えない場合を比較します。

大根おろしは食物酵素です。

ここで酵素を作る能力が100の人がいます。

焼き魚を消化するには50の酵素が必要とされます。

大根おろしは食物酵素ですから消化を助けてくれ、その力を20とします。

すると大根おろしを一緒に食べると、焼き魚を消化するのに必要な50の酵素のうち、大根おろしにより助けられた20を差し引くと30の酵素が使用され、残りの70が代謝酵素に回されます

一方大根おろしを食べない場合は50の酵素が使用され、残りの50しか代謝酵素に回されません

代謝酵素は、免疫力や自然治癒力や新陳代謝の働きを受け持つ酵素です。

この例のように、大根おろしを食べない場合は、食べる場合と比べ、代謝酵素が不足してしまうのでウイルスなどが侵入してきたとき、防衛できなくなります。

風邪をひきやすくなったり、またひいたあと、治りが悪くなったりします。

さらには様々な病気にかかりやすくなってしまうのです。

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風邪をひいた時に、私たちは何を食べるでしょうか。

お粥ですね。

その理由には確かな根拠があります。

お粥は脂っこいものに比べて、消化しやすいからです。

消化のために酵素を余分に使わなくて済むので、余った酵素の力を代謝酵素に回せるのです。

このように消化を助けることによって、酵素の力を免疫力や自然治癒力を高める代謝酵素に回そうとするからだということです。

一つの自然治癒力とみることができるのです。

調子の悪いときこそ消化しやすい酵素がたっぷり入った食事を摂るようにすると良いということです。

健康維持に大切な酵素が不足してしまう生活とは?

健康維持効果を発揮する酵素不足を招く生活とは

 

「腹八分目は医者いらず」という言い伝えをお聞きになったことがあると思います。

腹六分目でちょうどよい

実はその続きで、「腹六分目で老い知らず」という言葉が続きます。

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ミジンコ、ハエ、ネズミ、マウスなどの小動物の寿命はえさの量によって違うという実験結果が出ています(ハウエル博士実験)

えさの量を制限せずに与えた場合と、腹六分目程度に制限した場合では後者の方が寿命が2倍になったというのです。

食べすぎることで、酵素を使いすぎると寿命が短くなってしまうのは人間の場合でも同じです。

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一方、腸には8割もの免疫が集中しており、腸の状態が悪くなると免疫力が低下し様々な不調に落ちいってしまいます。

そうなんです!、健康や若さの鍵をにぎるのが腸なんです!

腸を老化させないためには、腸を働かせすぎずに腸内環境を整えることが重要、つまり腹八分目(小食)が重要なのです。

過食、夜食は酵素の大きな無駄遣い

「夜だけど、小腹が空いたから食べちゃえ」

「今日は食べすぎた(飲み過ぎた)なぁ」

そうした経験、心当たりがありませんか?

過食すると、胃や腸の消化酵素が総動員されて、消化酵素が不足してしまいます。

本来は代謝に使われる酵素が消化に回され、代謝機能が弱まります。

すると、臓器機能が悪化し様々な病気や不調にみまわれます。

とりたい油とそうではない油とは

「あぶら」というと、『体に悪いと』か『太る』などのように悪いイメージがつきまといます。

しかし、悪いばかりではありません。

細胞膜の70%、脳の60%は脂肪です。

脂肪がないと細胞は存在できず、脳も機能しません。

従って、『油を出来るだけとらないようにする』ことはないのです。

食事から摂取した油は、そのまま細胞膜になったり、脂肪細胞になりますので、重要なのは摂取する油のよいもの、悪いものを知っておくことが重要です。

体によくない油とは

  • トランス型脂肪酸

マーガリンやショートニングの原料がトランス型脂肪酸で、人間の体内で代謝されない人工的な食品です。

体の中の細胞膜に入り込むと、細胞の働きを狂わせ、ビタミンなどの栄養を食い荒らす悪玉脂肪です。

海外では使用が禁じられている国も数多く存在します。

  • 酸化した油脂

油脂は長時間空気と触れる、あるいは高温で加熱されると酸化が進みます。

こういた酸化した油を摂取すると、血中にLDLコレステロールが酸化した過酸化脂質(老化の原因となる活性酸素の一種)が発生し、動脈硬化の原因となります。

作り置きされた揚げ物、油で揚げたスナック菓子(ポテトチップスなど)も酸化していますので食べ過ぎるのは控えたいです。

  • 過剰なリノール酸

「植物性の油はヘルシー」といわれている植物性油には多く含まれているリノール酸の過剰摂取が近年問題になっています。

アレルギーやがん、心臓、免疫にんなどに関わる病気に影響を及ぼすことが明らかになってきています。

参考までに、リノール酸が原料となっている食物には、マーガリンやドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子に多く含まれています。

体によい油とは

では体によい油とは何でしょうか?

  • αーリノレン酸油
  • EPA・DHA
  • オレイン酸油

が体によい油と呼ばれていますが、こうした質の高い脂肪を含む食べ物は何でしょうか?

それは

  • 天然の青魚: 最近DHAやEPAなど血液をさらさらにする不飽和脂肪酸がく多く含まれており、注目されていますね。
  • 亜麻仁油、エゴマ油、しそ油(αーリノレン酸が豊富)
  • アーモンド、クルミ、ピスタチオなどのナッツ類(αーリノレン酸、オレイン酸など健康によいものが多い)

こうしたことも頭の片隅に入れて日常の食生活を考えることも大切ですね。

まとめ

いかがでしたか?

我々の健康を維持するために、酵素がいかに重要な機能を果たしているかおわかりいただけたでしょうか?

お読みいただきありがとうございました。